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アパマンショップPresents 平成27年度第64回全日本大学サッカー選手権大会が開幕
2015年12月09日
「アパマンショップPresents 平成27年度第64回全日本大学サッカー選手権大会」が12月8日(火)に開幕し、各地域の代表とプレーオフを勝ち抜いた3チームを含む16チームが1回戦を戦いました。
1回戦ピックアップマッチ
大阪体育大学 2-0(前半1-0、後半1-0) IPU・環太平洋大学
千葉県立柏の葉公園総合競技場では、関西地区第5代表の大阪体育大学と中国地区代表のIPU・環太平洋大学が対戦しました。一昨年の第62回大会では28年ぶり、初の単独優勝をはたした大阪体育大ですが、関西学生リーグは5位という不本意な結果で終わりました。この大会では、狙いとする「“攻めのディフェンス”の部分を、もう一度作りなおしてきた」、と坂本康博総監督は語ります。
一方のIPU・環太平洋大は3年連続3回目の出場となりますが、過去2回は初戦敗退。関西屈指のストライカーである澤上竜二選手をはじめ、フィジカルに優れた選手の多い大阪体育大に対し、「個の力で勝る選手が集まるわけではない。いかにチームの力で相手を崩すか」(桂秀樹監督)と、初戦に臨みます。
そんな桂監督の言葉どおり、試合は序盤からIPU・環太平洋大がボールをキープする展開となりました。しかし、なかなかシュートまで持ち込めない中、大阪体育大が先にチャンスをつかみます。29分、左サイドの久保田駿斗選手のクロスを、ゴール前で待っていた澤上選手が頭で合わせます。このシュートはバーに当たってゴールにはなりませんでしたが、跳ね返ったボールを澤上選手がすかさず右足で押し込み先制点をあげます。
ビハインドを負ったIPU・環太平洋大は、早めの選手交代で流れを引き寄せます。交代出場の春岡優宏選手、平松遼太郎選手が何度となくゴール前に抜け出しますが、大阪体育大のGK、野坂浩亮選手のファインセーブもあって得点にはいたりません。
大阪体育大も浅野雄也選手、中村優仁選手を投入して巻き返しを図ります。前線に浅野選手が入ったことで澤上選手が自由に動けるようになると、高い位置でチャンスを作る回数が増え、77分に左CKを獲得します。池上丈二選手のキックを、相手をうまくかわして頭で合わせたのは、これがこの試合2点目となる澤上選手。2-0とリードを広げた大阪体育大は、終盤の時間帯を危なげない展開で守りきって勝利を収め、3年ぶりの優勝に向けて一勝を手にしました。
監督・選手コメント
坂本康博 監督(大阪体育大)
内容的にはよくありませんでしたが、勝ったということが大きな成果だったと思います。リーグ戦では“攻めのディフェンス”がまったくできなかったのですが、今日は辛抱強くディフェンスをする兆しが見えました。次戦の対戦相手である慶應義塾大の試合は一度も見ていないのですが、ディフェンスをきっちり固めて速攻でくるチームとは聞いているので、かなりタイトな勝負になるのではないかと思います。
桂秀樹 監督(IPU・環太平洋大)
大阪体育大はクロスやセットプレーがストロングポイントだということは選手にも伝えて準備をしてきたのですが、思ったよりもプレッシャーが強かったのか、普段はしないようなミスが多く出てしまいました。ボールを大事にし、ビルドアップをして攻撃を仕掛けるという、自分たちのよさを出せた時間帯もありましたが、最後のところでゴールに結び付けられませんでした。
澤上竜二 選手(大阪体育大)
先制点の時間帯は、サイドの選手が何度か縦に突破していたのでクロスからの得点を狙っていました。2点目の駆け引きは、いつも練習でやっている形だったのでうまくいってよかったです。前半はうまくカウンターがはまらなかったのですが、後半の途中からは自分たちの形で奪って攻撃することができました。そうした部分を試合の中で修正できたのはよかったと思います。
アパマンショップPresents 平成27年度第64回全日本大学サッカー選手権大会
2015年12月8日(火)~2015年12月19日(土)
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