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高円宮杯U-15 第27回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 茨城で開幕、初戦から好ゲームが続出
2015年12月20日
高円宮杯U-15 第27回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会が12月19日(土)に茨城県内の各会場で開幕しました。
ピックアップマッチ 1
京都サンガF.C. U-15 1-3(前半1-1、後半0-2) 横浜F・マリノスジュニアユース
ケーズデンキスタジアム水戸の第1試合には、京都サンガF.C. U-15(関西1)と横浜F・マリノスジュニアユース(関東3)が登場。京都が多くのU-15日本代表候補選手を擁し、横浜FMは今夏のクラブユース選手権の覇者ということもあり、ピッチでは序盤からハイレベルな攻防が繰り広げられました。
先手を打ったのは京都。3分、FKのこぼれ球に江川慶城選手が反応し、京都にリードをもたらします。早い時間の失点で「少し気持ちが折れかけた」(土佐陸翼選手)という横浜FMですが、時間の経過とともに落ち着きを取り戻し、反撃に出ます。26分には、 縦パスに抜け出した棚橋尭士選手が中丸流佳選手へとつなぎ、1-1の同点に追い付いて前半を折り返しました。
後半は、横浜FMが攻守のギアを上げ、一気に勝負を決めにかかります。62分、土佐選手が京都GKのクリアボールを拾うと、思い切りの良いミドルシュートを突き刺し、逆転に成功。その2分後には途中出場の西川潤選手が右サイドからのクロスに反応して、勝利を引き寄せる3点目を挙げました。 この後、京都の反撃を無失点に抑えた横浜FMが2回戦進出を決めています。
ピックアップマッチ 2
シーガル広島ジュニアユース 0-5(前半0-3、後半0-2) ガンバ大阪ジュニアユース
水戸市立サッカー・ラグビー場(ツインフィールド)の第2試合では、シーガル広島ジュニアユース(中国2)とガンバ大阪ジュニアユース(関西3)が顔を合わせました。
時折り強風が吹く中での一戦では、丁寧にパスをつなぐG大阪が序盤、優勢に試合を運んでいきます。9分、茨木諒佑選手が左サイドを突破してゴール中央に低いクロスを送ると、原田烈志選手が右足のハーフボレーで合わせて先制点をマーク。「あの1点で動きが軽くなった」(鴨川幸司監督)というG大阪はこの後、攻勢を強めていきます。14分、32分と足立翼選手が得点を重ね、3-0としてハーフタイムを迎えました。
「慌てることはない。できることをやろう」という垰本裕太郎監督のアドバイスを受けた広島は、後半から積極的に攻撃に出ました。二人、三人がボールに絡んで、ときには相手のお株を奪うようなサッカーを披露。中盤の山田周平選手とキャプテン前田和也を中心にゴールを狙っていきます。対するG大阪は体を張った守備でこれを防ぐと、速攻から追加点のチャンスを見出します。44分に食野壮磨選手、72分には久保勇大選手がゴールを挙げ、5-0の勝利で次のラウンドへと駒を進めました。
監督・選手コメント
坪倉進弥 監督(横浜F・マリノスジュニアユース)
初戦で強豪・京都と対戦することになるとは思っていませんでしたが、選手たちには夏にクラブユース選手権を制した自信があります。「受け身にならずに戦おう」とピッチに送りだしました。早い時間の失点は経験のうちと割り切っています。序盤にイレギュラーなことが起きた中で、その後冷静に対応できたことは今後の自信になりますし、選手たちも先制されて吹っ切れた様子でした。ここからがスタートのつもりで、2回戦以降のゲームに臨みたいと思います。
土佐陸翼 選手(横浜F・マリノスジュニアユース)
序盤に先制され、流れの悪い時間が続きましたが、中丸選手が同点ゴールを決めてからは流れが良くなりました。自分の得点シーンは相手のGKが飛び出してゴールが空いているのが見えたので。思い切って右足を振り抜きました。今日は強い相手だったので、シュートを打たれそうなときは、足を伸ばしてフリ―にさせないことを心がけました。前線の選手たちが懸命に相手を追い掛けてくれていたので自分も頑張ろうという気になりました。
鴨川幸司 監督(ガンバ大阪ジュニアユース)
相手の位置を見ながら、空いているスペースを突くいつもどおりのサッカーをしようと試合に臨みました。選手たちはわれわれの指示を待つことなく、自分たちで考えてプレーしていたと思います。早い時間に先制したことでその後もリラックスしてゲームを進めることができました。守備陣もよく集中して無失点に抑え、収穫の多い試合になりました。このまま勝ち上がり、緊張感のある試合でプレーすることによって、成長してほしいですね。
山田周平 選手(シーガル広島ジュニアユース)
チームの全員と一生懸命戦いました。できるかぎりのことはやったので、この経験を高校につなげていきたいです。G大阪にはクラブユース選手権で敗れているので(1-6)、今日は強い気持ちで臨みました。立ち上がりは硬かったけれど、攻撃を組み立てるところなど、夏に比べて良い内容のゲームができたと思います。それでも、満足はしていません。高校に進んでから体力面や技術を基本から見つめ直してもっと強い選手になりたいです。
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高円宮杯U-15 第27回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会
2015年12月19日(土)~12月28日(月)
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