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ガンバの連覇か、浦和の9年ぶり優勝か ~第95回天皇杯決勝へ~

2015年12月31日

ガンバの連覇か、浦和の9年ぶり優勝か ~第95回天皇杯決勝へ~

第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会は1月1日、東京の味の素スタジアムにて決勝戦を行い、連覇を目指すガンバ大阪と9大会ぶりの優勝を狙う浦和レッズの顔合わせになりました。

両者は11月28日のJリーグチャンピオンシップ準決勝でも対戦し、J1リーグ1stステージを優勝して年間勝ち点2位の浦和を、年間勝ち点3位のガンバが延長3-1で破っています。
その結果、チャンピオンシップ決勝に進出したガンバは来年AFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権を獲得。プレーオフからの出場となった浦和は、天皇杯優勝で第2代表としての出場を目指すことになりました(その後、ガンバとの決勝進出決定で、本戦からの出場権を確保しました)。

浦和のミハイロ・ペトロヴィッチ監督は、「チャンピオンシップでガンバに負けたのは痛かった。その痛みを消すのは天皇杯で勝つこと。優勝して、我々がやってきたことが間違っていないことを示して評価されたい」と意気込んでいます。
ここ5年間の両者の対戦を見ると1点差ゲームが多く、今季リーグ戦での対戦では、浦和のホームで戦った1stステージは浦和の1-0勝利、ガンバのホームとなった2ndステージではガンバの2-1勝利でした。

天皇杯では第90回(2010年)準々決勝(ガンバの延長2-1勝利)以来の対戦ですが、第86回(2006年)大会では決勝で対戦し、浦和が1-0で勝利して連覇を達成しました。
今大会、浦和は準決勝で第92回(2012年)大会覇者の柏レイソルに延長1-0で勝利して、決勝進出。その試合で負傷した司令塔のMF柏木陽介選手の出場は微妙な状態ですが、天皇杯3試合連続となる得点で決勝ゴールを決めたFW李忠成選手を始め、MF梅崎司選手、MF関根貴大選手らが好調で、最終ラインも日本代表DF槙野智章選手らがタフなプレーを見せています。また、FWズラタン選手が今年のリーグ戦とチャンピオンシップの3回のガンバとの対戦全てで得点を挙げています。

一方のガンバは、Jリーグチャンピオンシップを制して先日のFIFAクラブワールドカップでも3位に入ったサンフレッチェ広島と準決勝で対戦。3-0で破っての決勝進出です。
体調を崩していたDF藤春廣輝選手が復帰。FW宇佐美貴史選手が2試合連続2得点の活躍で、FW長沢駿選手も交代出場ながら2試合連続でゴールを決めており、チャンピオンシップ後のブレイクでリフレッシュして、好調ぶりを発揮しています。

浦和の個の力を警戒するガンバの長谷川健太監督は、「球際や攻守の切り替えなどが速いので、そういうベーシックなところで負けないことが大事になる。あとは気持ち。浦和より強い気持ちで戦いたい」と話しています。

宇佐美選手も、「決勝は勝たないと意味がない。最後にこのチームが笑顔で終われるようにしたい」と気を引き締めていました。
ガンバが勝てば2年連続で前身の松下電器時代を含めて通算5度目、浦和が勝てば9年ぶりで前身の三菱重工時代を含めて通算7度目の日本一のタイトルになります。
1月1日の決勝は、東京・味の素スタジアムにて14:15キックオフの予定です。

第95回天皇杯全日本サッカー選手権大会

2015/8/29(土)~2016/1/1(金・祝)
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