静岡トレーニングキャンプ2日目は午前・午後と2部練習を実施しました。

午前中は昨日同様ハートレートモニター（心拍計）を使用して脈拍を測り、自らのコンディションを確認するトレーニングから開始しました。続いて特にスルーパスを意識して、ラストパスの質を高める目的でボールワークのトレーニングを実施。森山佳郎監督から何度も熱い激が飛びます。その後は4対3 、5対4、11対10と攻撃側が有利な状況で、どう崩すか、ラストパスの質、裏への抜け出し、一方で守備側はいかに予測して、最後まで体を張って守るか、ラインコントロール、1対1など皆が個々の課題を意識して取り組みました。

昼間のミーティングに佐藤洋平GKコーチから昨年「00ジャパン」が対戦したU-15韓国代表との試合や欧州サッカーのセットプレーの映像を用いてプレーの確認をし、午後のトレーニングに臨みました。

午後のトレーニングは昨日実施した筋力トレーニングから開始しました。小粥智浩コンディショニングコーチから「根性でただ回数を実施するのではなく、フォームを丁寧に確認しながら実施すること」とフォームが悪い選手は都度指摘を受けていました。その後はパス交換で質を改めて追求し、「00ジャパン」では恒例となっているゴール前の攻防トレーニングを繰り返し実施しました。攻撃側と守備側で競い合い、非常にインテンシティが高い攻防が見られました。最後には11対11の紅白戦を実施して、何度もプレーを止めてFKやCKのセットプレーポジショニングの確認を行い明日の試合に備えました。

夜にはFIFAクラブワールドカップジャパン2015でFCバルセロナが活躍した映像を見ながらこの2日間で学んだことを皆で共有し、2日目の活動を締めくくりました。明日は藤枝東高校、静岡学園高校との練習試合を予定しています。

*「00ジャパン」：2000年以降に生まれた選手たちで構成されたU-16日本代表チームの呼称

選手コメント

DF 桑原海人 選手（アビスパ福岡U-15）
前回の遠征は初めての招集なこともあり非常に緊張しましたが、今回の遠征ではチームの雰囲気やチームメートの特徴も理解してきたので、良いプレーも出せるようになってきています。ただ本日のトレーニングでは攻守の切り替えが遅い場面、クロス対応の後のDFラインの押し上げが遅い部分が課題に残りました。明日の試合でも攻撃できるチャンスは必ず何回も来ると思いますので、走力を活かし、積極的にサイドから攻め上がり得点に貢献できたらと思います。また前回の遠征では自陣ゴール前で不用意なファウルを許してしまったので、状況判断を素早くし落ち着いてプレーしたいと思います。

DF 藤井陽也 選手（名古屋グランパスU15）
初めて招集されて大変嬉しく思います。常に招集されるように自分の長所をトレーニングや試合で発揮したいと思います。普段のチームでは経験できない環境の中で、少しでも多く吸収し、強豪チーム相手にも臆せずプレーしたいです。本日のトレーニングではインターセプトをした後に、ボールを失ってしまったのが反省点です。但し、スタッフからの細かなアドバイスで改善できたことは良かったです。明日の試合では積極的にコーチングして、前線の選手を動かして、2試合とも勝てるようにしたいです。

DF 熊田柊人 選手（鹿島アントラーズジュニアユース）
今回の遠征ではチームメートやスタッフから教えてもらうことを少しでも吸収して、決して受け身にならず、自分の得意なクロスは積極的にチャレンジしていきたいです。1つのプレーを大事に、ファーストタッチから次のプレーまでの質を上げていけるようにこの遠征で学びたいと思います。食事面や筋力トレーニングなど、ピッチ外の部分も大事なことが改めて感じました。明日の試合はチームの為にプレーすること、何ができるのか考え、気持ちを強く持って激しく戦っていきたいと思います。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。