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日本一を懸けた戦いが開幕 第21回全日本フットサル選手権大会

2016年03月05日

日本一を懸けた戦いが開幕 第21回全日本フットサル選手権大会

フットサルの日本一を決める大会、第21回全日本フットサル選手権大会が3月4日(金)に開幕。4チーム6グループに分かれて1次ラウンドを戦い、各グループ1チームが、3月11日(金)に始まる決勝ラウンドへと進出します。初日から、Fリーグクラブと地域クラブが対決し、見ごたえのある攻防が繰り広げられました。

グループEの初戦、ヴォスクオーレ仙台(Fリーグ)と名古屋オーシャンズ サテライト(東海1)との対戦は白熱した一戦となりました。名古屋サテライトが互角の戦いを見せ、序盤から何度も相手ゴールに迫っていきます。それでも、守備からのカウンターを得意とする仙台も集中して凌ぎ切ると、18分に米山和樹選手のゴールで先制します。1-0で迎えた後半、30分に八木聖人選手が強烈なシュートを決めて名古屋サテライトが同点に追い付くと、続く36分にも八木選手が決めて逆転に成功します。しかし、意地を見せる仙台がパワープレーで猛攻を仕掛けると、39分に佐々木諒選手が同点ゴールを奪取。試合はそのまま終わりますが、Fリーグのクラブから地域クラブが勝点を挙げる試合が生まれました。

続くバルドラール浦安(Fリーグ)と広島エフ・ドゥ(中国)の一戦は、11分に小宮山友祐選手の得点で先制した浦安が終始主導権を握り、危なげない戦いで7-0の勝利を収めました。

グループFでは、日頃から練習試合などでも対戦経験があるバサジィ大分(Fリーグ)とR,D/ディノ(九州1)の“九州ダービー”が実現。大分がリードしながらもディノも食らい付き、2-1で後半を迎えますが、大分が一気にたたみ掛け、7-1で勝利しました。

デウソン神戸(Fリーグ)とボアルース長野(北信越)の対決も見応えがある試合となりました。初出場のボアルースは序盤から当たりの強いプレスを仕掛け、神戸に真っ向からぶつかっていきますが、15分にロドリゴ選手が均衡を破ると、前半にさらに1点を加え、神戸がリードして試合を折り返します。26分に神戸が追加点を挙げますが、ボアルースも直後に竹内謙太選手のゴールで反撃します。その後も最後まで集中した戦いで粘りを見せましたが、地力に勝る神戸に及ばず、試合は神戸の3-1で決着しました。

その他のグループの試合も白熱し、グループBではFリーグクラブを破る試合が生まれました。アグレミーナ浜松(Fリーグ)と対戦したミキハウスフットサルクラブ(関西2)は、激しい乱打戦の末に終了間際に決勝弾を奪い、7-6で劇的な勝利を収めました。

大会は3月5日(土)に2日目を迎え、決勝ラウンド進出を懸けてさらに戦いはヒートアップしていきます。

選手コメント

八木聖人 選手(名古屋オーシャンズ サテライト)
展開的には踏ん張れば勝てる内容だったので勝ちたかったのですが、引き分けで明日につながりました。個人的にはこれで名古屋オーシャンズ サテライトとして4回目の出場になり、今度こそ決勝ラウンドに進みたいと思って今大会に臨んでいます。僕はFリーグでも戦っていますし、このチームでは一番経験があるので、しっかりとプレーで支えたいですし、今日は2ゴールという結果につながって良かったです。僕らはチャレンジャーなので、明日も胸を借りるつもりで戦います。

冨廣洋平 選手(広島エフ・ドゥ)
相手はプレッシャーのない場面でミスをしませんが、僕たちはそういうところでミスを出してしまい、Fリーグとの差を痛感しました。Fリーグを経験した選手も多いですし、僕自身はFリーグで「戦う姿勢」や「走り切る」ということを学んだので、チームにもそれを伝えてきました。公式戦でFリーグクラブと戦える機会はこの大会しかないですし、応援してくれている人もいるので、そういう方たちのためにも負けられません。次も守備からカウンターという自分たちのスタイルで戦っていきます。

吉村一馬 選手(R,D/ディノ)
バサジィ大分とは練習試合を年に何回か組ませてもらっていますが、やはり場慣れしていますし、実力差も大きかったです。体力面での差も大きく点差を離されてしまいました。小さなプレーの差が積み重なり、大差につながってしまったのかなと。今日は少し元気がなかったのですが、本来は勢いやベンチワークを武器にするチームですし、明日は気を取り直して臨みます。勢いに乗れればチャンスはあると思っていますので、先制して、相手を本気にさせたいと思っています。

勝澤祐人 選手(ボアルース長野)
先週、地域チャンピオンズリーグを戦い、全国大会を肌で感じたことが今大会の良い入りにつながったと思います。自分たちは守備のチームなので、まずはディフェンスからという気持ちで臨みました。Fリーグとの差はありましたし、自分たちに何が足りないのかがよく分かった試合でした。僕たちのチームには専任監督がおらず、選手兼監督なので、チームワークの良さが持ち味です。今日の経験を生かして明日も戦いたいですし、北信越を代表して来ているチームという気持ちを持って、台風の目になりたいです。

大会1日目全試合ハイライトはこちら

第21回全日本フットサル選手権大会

1次ラウンド[2016年3月4日(金)~6日(日)]
静岡県/エコパアリーナ、大阪府/府民共済SUPERアリーナ、兵庫県/グリーンアリーナ神戸
( ※1次ラウンドは、全試合入場無料)

決勝ラウンド[2016年3月11日(金)~13日(日)]
東京都/国立代々木競技場第一体育館
決勝ラウンド チケット情報はこちら

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