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高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 東福岡が京都に僅差の勝利

2016年06月27日

高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 東福岡が京都に僅差の勝利

ピックアップマッチ

京都サンガF.C. U-18 0-1(前半0-1、後半0-0)東福岡高校

高円宮杯U-18プレミアリーグのWEST第6節が6月25日(土)と26日(日)に開催され、26日には京都サンガF.C. U-18(京都)と東福岡高校(福岡)が対戦、曇り空の涼しい中でキックオフしました。

ホームの京都は、森岡隆三監督が「日本のU-18年代有数のビッグクラブ」と評する東福岡から勝利をつかもうと、綿密にスカウティングして挑みました。序盤、セットプレーからチャンスをつくりましたが、DFのブロックに阻まれます。

一方の東福岡は、中断期間にインターハイ出場を決めたものの、九州大会4連覇を逃したことへの悔しさから、気持ちを入れてこの一戦に臨んでいました。

「(相手に)パスを回させているという意識で、みんなで一つになって頑張った」と髙江麗央選手が振り返ったように、徐々に京都のポゼッションに対応。25分には中盤でのボール奪取から右サイドに展開すると、ゴール前で折り返しに反応した佐藤凌我選手が相手GKと競り、こぼれた球を髙江選手が押し込んで先制点を奪います。厚みのある攻撃でリードを奪った東福岡は、この後も1対1の守備で強さを発揮し、リードのまま前半を折り返しました。

前半とは対象的に、日が照った後半は厳しい暑さの中での戦いとなりました。相手陣内でプレーする時間が増えた京都はサイド攻撃などからチャンスをつくりますが、ゴールには結び付けられず。東福岡もハードワークを続け、体を張った守備を見せる中で、なかなか追加点を挙げることができません。それでも、東福岡は京都にチャンスを与えず、残り時間が少なくなってからはボールをキープして時間を使って逃げ切り、1-0で勝点3を手にしました。

監督・選手コメント

森岡隆三 監督(京都サンガF.C. U-18)
選手やスタッフの数が多い東福岡を破って、自信を手に入れたかったです。それでも後半はシュートを打たれていないと思いますし、ゲーム全体を通しての内容は悪くありませんでした。選手たちは練習で取り組んだことにトライし、攻守両面でポジティブなシーンが多かったです。あとは、よりチャンスをつくること、フィニッシュに持ち込む前の精度が課題です。プレミアリーグではここまで未勝利ですが、試合内容は確実によくなってきていると思います。

田中康介 選手(京都サンガF.C. U-18)
相手は夏冬と2冠している日本一のチームだからこそ、「倒してやろう」という意気込みで試合に挑みました。ボールのないところでの1対1の駆け引きもありましたが、Jリーグのユースチームとは違った粘り強さがあって、さすが日本一だと思いました。そこを個人で打開できないと上には行けない。次に対戦したときは絶対に勝ちたいです。ここまで勝てないのは初めてで、キャプテンとして責任を感じますが、1点取られた後にもっと声を出してチームの雰囲気を盛り上げていきたいと思っています。

森重潤也 監督(東福岡高校)
インターハイの県予選は70分の試合が多く、連戦の疲労もある中で(今回は)90分の試合を戦わなければならないということで、「自分に負けないように」と選手たちを送り出しました。1点をリードして前半を終え、後半にもう1点奪ってゲームを終わらせることが理想でしたが、しっかりと全員がハードワークして体を張って守備をしていました。そういう意味では、無失点に抑えたところは良かったと思います。

児玉慎太郎 選手(東福岡高校)
前半のうちに1点が入って自分たちのペースに持ち込むことができ、後半は良い形で臨めました。前半の1点を大事にできて良かったと思います。プレミアリーグは高校サッカーよりもハイレベルですし、簡単に相手に抜かれるシーンもあったので、守備面で集中してプレーしました。九州大会が終わってから今回の試合まで間がなく、ほぼ連戦だったのでみんな疲れはありました。それでも、九州大会の決勝で敗れ、ここで連敗したらチームとして良い流れに乗れないと、モチベーションを高く保つことができました。

その他の試合結果

サンフレッチェ広島F.Cユース 3-1(前半2-0、後半1-1)ガンバ大阪ユース
ヴィッセル神戸U-18 1-0(前半0-0、後半1-0)大分トリニータU-18
名古屋グランパスU18 3-4(前半2-1、後半1-3)大津高校
セレッソ大阪U-18 4-0(前半2-0、後半2-0)神戸弘陵学園高校

サンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は前半のうちに2得点を挙げるなど首位のガンバ大阪ユース(大阪)に3-1で勝利。G大阪は3位に後退しています。ヴィッセル神戸U-18(兵庫)は後半に永澤竜亮選手が決めた1点を守り切り、大分トリニータU-18(大分)から勝点3を奪取。名古屋グランパスU18(愛知)と対戦した大津高校(熊本)は後半に猛攻をしかけて4-3で接戦をものにしています。2位につけていたセレッソ大阪U-18(大阪)は、中島元彦選手の2得点などで神戸弘陵学園高校(兵庫)に4-0で快勝し、首位に浮上しました。

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