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第8回パワーチェアーフットボールブロック選抜大会 関東ブロックが優勝
2016年09月08日
一般社団法人日本電動車椅子サッカー協会主催の第8回パワーチェアーフットボールブロック選抜大会が、9月3日(土)と4日(日)にマエダハウジング東区スポーツセンター(広島県広島市)で行われました。地域ブロック代表が日本一を競うため、日本代表候補選手を含む選手たちが全国から集結し、国際ルール(時速10km以内)で日頃の練習の成果を存分に発揮しました。
パワーチェアーフットボールとは、電動車椅子サッカーの国際呼称です。国内ルールは時速6km以内であるのに対し、国際ルールは時速10km以内で、よりスピーディーで迫力あるプレーが観られます。2017年7月にアメリカのフロリダ州キシミーで開催される第3回FIPFA World Cupでの代表入りを目指す選手たちが、華麗かつ迫力のあるプレーで観客を沸かせました。当日は歓声に引き寄せられて体育館に入ってくる人も多く、サッカーをやっているという小学生は「こんなサッカーがあるんだ!」と興奮気味に観戦していました。
また、今大会はなでしこリーグのアンジュヴィオレ広島、ブラインドサッカーとアンプティサッカーのアフィーレ広島とコラボしたイベントや、バリアフリーなダンスユニットHIROXILEによるパフォーマンスもあり、大会を盛り上げました。一般社団法人 日本障がい者サッカー連盟の北澤豪会長も決勝戦を観戦、表彰式に参加しました。大会後の挨拶では、「非常に頭を使うサッカーで面白い」と初観戦の感想を語っていました。
次の全国大会は、10月22日(土)から23日(日)にアミティ舞洲(大阪府)で行われる第22回日本電動車椅子サッカー選手権大会。ここでは予選大会を勝ち抜いた15チームと開催地チームの計16チームでクラブチーム日本一の座を争います。国内ルール(時速6km以内)での大会で速度が遅い分、より緻密な作戦と連携で観客を魅了します。ぜひ観戦に足を運んでください。
第8回パワーチェアーフットボールブロック選抜大会 結果
優勝
関東ブロック選抜チーム
準優勝
中国ブロック選抜チーム
3位
九州ブロック選抜チーム
4位
中部ブロック選抜チーム
5位
関西ブロック選抜チーム
6位
北陸ブロック選抜チーム
大会MVP
北沢洋平選手(関東ブロック選抜チーム)
大会MVPコメント
北沢洋平 選手(関東ブロック選抜チーム)
大会最優秀選手賞という名誉ある賞をいただき、大変光栄に思います。私一人の力ではなくチームメイトや監督・コーチ、この競技に関わる全ての人達のおかげだと思っています。この場を借りて感謝の気持ちを伝えたいです。本当にありがとうございました。競技普及のために、また電動車椅子サッカーをさらに皆さんに好きになってもらえるように、選手として競技の面白さをプレーで伝えられるように頑張ります。
来賓コメント
北澤豪 一般社団法人 日本障がい者サッカー連盟(JIFF)会長
実際に電動車椅子サッカーを見て、クオリティの高さを感じました。日本代表では数センチのレベルで試合をしています。まさに決勝戦はその数センチレベルでパスを通すか通さないかという勝負をしていました。今後、日本国内で世界大会を行なうことが競技のさらなるレベルアップにつながりますし、それによって世の中の人たちに興味・関心を持ってもらえれば競技の広がりや発展につながると思います。さらには、それが個性の尊重にもつながると思います。スポーツをすることは平等に与えられた権利であるもの。みんながそれぞれの個性を活かしながら、平等にいられることは大事なことだと感じています。