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第22回日本電動車椅子サッカー選手権大会 奈良クラブビクトリーロードが優勝
2016年11月08日
一般社団法人日本電動車椅子サッカー協会主催による第22回日本電動車椅子サッカー選手権大会が、10月22日(土)・23日(日)、アミティ舞洲(大阪市)で行われました。
電動車椅子サッカーとは、電動車椅子の前にフットガードを取り付けて行うサッカーです。自立した歩行ができないなど比較的重度の障害を持った選手が多く、ジョイスティック型のコントローラーを手や顎などを使って電動車椅子を操ります。プレーヤーには性別による区分はなく、国内では、スピードは時速6km以下と定められており、直径約32.5cmのボールを使用、コントローラーを操作してのパスやドリブル、車椅子全体を使っての回転シュートなどを行います。
電動車椅子サッカーのクラブチーム日本一を決める今大会では、「北海道・関東」、「北陸」、「中部」、「関西」、「四国」、「九州」の各ブロック予選を勝ち抜いた15チームと開催ブロック枠1チームの計16チームが出場し、日頃の練習の成果を発揮し日本の頂点を目指しました。
スティックを巧みに操った、華麗なパスワークだけでなく、ときには電動車椅子に乗った選手同士が激しく体を寄せ合いレフェリーからイエローカードが出るようなシーンもみられました。
来年7月にはアメリカ フロリダ州キシミーで第3回FIPFA World Cupが開催されます。
日本代表チームの浅岡俊彰ヘッドコーチも視察に訪れ、今大会で活躍した選手も考慮した代表チームを編成し、世界の強豪国チームに挑みます。
大会は、2日間にわたる熱戦の末、決勝は”奈良クラブビクトリーロード”と”Red Eagles 兵庫”の関西対戦となり、奈良クラブビクトリーロードが接戦を制し10年ぶりの優勝を果たしました。
大会結果
優勝:
奈良クラブビクトリーロード(奈良)
準優勝:
Red Eagles 兵庫(兵庫)
第三位:
Nanchester United鹿児島(鹿児島)
大会MVP:
安井悠馬選手(奈良クラブビクトリーロード)
出場チーム:
北海道・関東1位:Yokohama Crackers(神奈川)
北海道・関東2位:レインボー・ソルジャー(東京)
北海道・関東3位:YOKOHAMA BayDream(神奈川)
北海道・関東4位:FINE(東京)
北陸1位:金沢ベストブラザーズ(石川)
中部1位:FCクラッシャーズ(長野)
中部2位:Wings(岐阜)
関西1位:奈良クラブビクトリーロード(奈良)
関西2位:Red Eagles 兵庫(兵庫)
関西3位:兵庫パープルスネークス(兵庫)
関西4位:プログレス奈良(奈良)
関西5位:SONIC~京都電動蹴球団(京都)
中国1位:ERST広島M.S.C(広島)
中国2位:廣島マインツ(広島)
四国1位:スクラッチ香川(香川)
九州1位:Nanchester United 鹿児島(鹿児島)
優勝チームインタビュー
大代裕之 監督
二連覇をしているレインボー・ソルジャーに準決勝で勝利し、決勝では同じ関西のRed Eagles 兵庫に勝利して優勝することができました。とてもうれしく思います。レインボー・ソルジャーには前回0-7で敗退したため何とか一矢報いたかったので、相手の得意な形でサッカーをさせないように、戦術を整えていきました。今後はチーム力の底上げをしていきたいと思っています。代表候補の山田選手、中井選手以外にも力を持った選手を育成していきたいと思っています。
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