12月13日(火)から18日(日)にかけて、大分県大分市の大分スポーツ公園において実施するJFAエリートプログラムU-13トレーニングキャンプが開催しました。JOC日韓競技力向上スポーツ交流事業として、韓国U-13代表を招き、6日間の活動期間中は、5回のトレーニングと2試合の親善試合を行う予定です。

初日となった13日(火)は、日本各地より選手が集合し、これまでのエリートプログラムでも設定されていた「動きながらプレーする」をテーマに、1時間半程度のトレーニングを行いました。

前回のエリートプログラムU-13より半数の選手が入れ替わり、序盤は硬さが目立ちましたが、トレーニングの中で徐々に打ち解けていく姿が印象的でした。

JFAエリートプログラムでは、「個の育成」と「選手の自立」に働きかけています。ナショナルトレセンU-13/U-14の活動とリンクしながら、能力の高い選手に対し良い環境と良い指導を与え、より高いレベルの中で切磋琢磨することで、さらに能力を引き上げることを目的としています。

コーチ・選手コメント

山橋貴史 JFAナショナルトレセンコーチ
今回で4回目の活動となるエリートキャンプは前回から半分の選手が入れ替わり、改めてこの年代の選手たちには可能性があると感じました。今回のキャンプでも新たな選手たちを含め、常に世界基準を意識したプレーを求めます。そして多くの選手たちを刺激することでこの年代全体のレベルアップにつなげたいです。攻撃では動きながらのパス、コントロールの質を高め、オフの選手の関わりの質を上げたと考えます。守備では積極的にボールを奪いに行く中で判断を伴い意図的にチームでボールを奪えるようにしたいと考えています。日韓交流ということでアジアのライバルである韓国と切磋琢磨できることを楽しめるようにしたいと思います。

吉田来綺 選手 FCリフォルマ（香川県）
所属チームではボランチとしてプレーしていますが、エリートプログラムでは以前も複数のポジションに挑戦しています。前回参加時はサイドバックでプレーした時に課題が残りました。今回もサイドバックでプレーする機会があれば攻撃参加することを意識してプレーしたいです。レベルの高い中でプレー出来るので、テクニックの質を上げて、どんな相手でも負けない選手に成長したいです。期間中は韓国代表との試合も予定しているので、アジアでの自分たちの立ち位置を知る良い機会になると思うので、精一杯戦いたいと思います。

下川陽輝 選手 セレッソ大阪U-15（大阪府）
常にエリートプログラムへ選出されることを目標に頑張っていたので、選出を知らされた時は嬉しかったです。自分はフォワードなので相手の隙をみて、常にゴールを意識したいです。また、チームでは止まってプレーすることが課題だと思っているので、初日のトレーニングで動きながらプレーすることを意識していきたいです。期間中には韓国代表との試合があるので自分のゴールで勝利したいです。

尾崎優成 選手 ヴィッセル神戸U-15（兵庫県）
前期のナショナルトレセンの時に、エリートプログラムの存在を知り、それを目標に頑張ってきました。初日は知らないメンバーも多く、緊張しましたが、直ぐに馴染むことができました。自分が得意とする背後に飛び出すプレーはエリートの中でも通用しましたが、ボールを持った時にまだまだ視野が狭いと感じました。韓国との試合では、自分の持ち味を発揮してチームの勝利に貢献したいです。

スケジュール

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。