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高円宮杯第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 開幕迫る

2016年12月16日

高円宮杯第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会 開幕迫る

U-15年代男子最強チームを決定する、「高円宮杯第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会」が12月17日(土)に開幕します。全国各地から集結した32チームが日本一の座を目指してしのぎを削ります。

今大会にも、Jリーグの育成組織、中体連に所属する部活動のチーム、そして街クラブと、多彩な顔ぶれが並びました。8月に全国中学校サッカー大会3連覇を飾った青森山田中学校(東北1)は、昨年の王者・セレッソ大阪U-15(関西3)と初戦でぶつかります。青森山田は前回大会、第26回大会とここ2年初戦を突破することができていません。FW粟津瑠来選手やMF藤原優大選手を含め攻撃意識の高い選手を擁する今大会は、1回戦の壁を破りたいところです。対するC大阪も第25回大会で青森山田に1-4で敗れているだけに、まずは大会のスタートから勢いをつけることが狙いです。

大阪の宿敵であるガンバ大阪ジュニアユース(関西1)は今シーズン、C大阪に勝点12差をつけて高円宮杯U-15サッカーリーグ2016関西(サンライズリーグ)を制しています。前回大会の決勝では延長戦にもつれ込む死闘の末、C大阪の前に屈しましたが、今年は大阪第1代表として出場。MF食野壮磨選手やFW塚元大選手など、昨年の準優勝という結果を知る選手たちもいます。悔しさを味わったメンバーが中学生活を締めくくる大会でどこまで奮起するか注目です。

清水エスパルスジュニアユース(東海1)も今年、着実に結果を残したチームの一つです。5月にJFAプレミアカップを制すと、8月には日本クラブユースサッカー選手権(U-15)大会で日本一に輝き、年間「2冠」を達成しました。8月の大会で5試合を1失点に抑えたように、今年のチームは従来の流麗な攻撃に加えて、堅い守りを兼備。山崎稜介選手や川本梨誉選手という攻撃センスあふれるメンバーに依存しないところも魅力です。

大阪勢対決となった前回大会を除くと、関東勢は第23回大会から4年続けてファイナルに駒を進めています。今大会に関東第1代表として出場するのは、東京ヴェルディジュニアユース。俊足FWの小林優斗選手をはじめ技術の高いメンバーが名を連ねており、初戦となるカターレ富山U-15(北信越3)戦から攻撃的なサッカーを見せることが期待されます。関東第2代表の横浜F・マリノスジュニアユースも、関東ユース(U-15)サッカーリーグ(1部)で東京Vを5-1で破った経験を誇る強豪チームです。前線で攻撃に違いをもたらす西川潤選手、184センチの長身DF和田昂士選手を中心に、攻守にバランスのとれた集団が上位進出を目指します。

このほかにも、クラブユースサッカー選手権で準優勝に輝いたJFAアカデミー福島U15(東海2)、ハードワークとチームワークを身上とするサガン鳥栖U-15(九州1)といったチームも出場。負ければ終わりの大会で、各チームが序盤から真剣勝負を繰り広げます。

高円宮杯第28回全日本ユース(U-15)サッカー選手権大会

2016年12月17日(土)~2016年12月28日(水)
1回戦~準々決勝:茨城県内会場
準決勝~決勝:味の素フィールド西が丘(東京都)
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