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第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会 伊藤雅範フットサル日本女子代表監督が大会を展望
2017年01月07日
第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会が1月8日(日)、9日(月・祝)の2日間にわたって開催されます。今大会の開幕を目前に控え、日本女子フットサル代表の伊藤雅範監督に大会の展望、そして今後の育成年代の女子フットサルに期待することを聞きました。
――どのチームが今大会の優勝を争うと見ていますか。
伊藤 福井丸岡ラック(北信越/福井)と藤枝順心SCジュニアユースブルー(東海/静岡)によって優勝が争われるのでは、という気がしています。最注目はやはり丸岡の「スーパーガール第2世代」が、U-15年代最後の大会で優勝するかですね。2016年最後のフットサル日本女子代表候補合宿には、15歳の山川里佳子選手を初めて選出しました。そうしたことからも、優勝の本命に近いと思います。藤枝順心、十文字中学校(関東/東京)というサッカーのチームが、フットサルの重要性を理解して取り組んでいることも、とても有意義だといえます。この2チームにフィジカルで押し込まれると、丸岡も苦戦を強いられるのではないでしょうか。
――前回女王の丸岡は、やはり注目だと。
伊藤 大会自体がどうなるのかは本当に読みにくいです。ただ、丸岡は(U-18の)トップチームも、追い込まれたときのほうが強い印象があります。ですから、1試合目に引き分けても、第2試合以降の集中力が増すかもしれません。今大会の予想が難しい要因の一つに、女子サッカー界の強豪と言われるチームが出場することが挙げられます。これは前向きな要素で、藤枝順心や十文字中が優勝した場合、普段はサッカーに取り組んでいる選手たちが、よりフットサルに興味を持って、サッカーに役立たせるために、フットサルの世界に入ってきてくれるかもしれない。そういう期待感もあります。
フットサルをメインに練習している丸岡が、サッカーチームの挑戦を退けるのか。「フットサル対サッカー」という見方も面白いと思います。全日本ユース(U-18)フットサル大会では、そういう構図になることがありますが、それと同じことがU-15女子の世界にも出てきました。その始まりが今大会になるかもしれませんし、驚くようなチームが優勝する可能性は十分にあります。
――サプライズも起こり得るということですね。
伊藤 前回大会のときも、シュラインレディースFC(東北/青森)が決勝に勝ち進むことを予想していた人は少なかったと思います。彼女たちは、宮城で開催された日本女子フットサルリーグ2016プレ大会の開幕戦を見に来ていました。大人のチームに、どんどん「試合をさせてください」と申し込み、東北のいろいろなチームと試合をして経験を積んでいます。チームとして前回大会も経験していますし、藤枝順心と同居している1次ラウンドが本当に楽しみです。
――日本女子代表監督として、今後の女子育成年代に期待することは何ですか。
伊藤 この(U-15女子の)大会と同じくらいの規模でいいので、U-18年代の女子が対象となる大会も開催してほしいです。U-18男子の大会は、どんどんレベルアップしています。そこで女子も一緒に切磋琢磨することが良い試みなのではと、個人的には思っています。
第7回全日本女子ユース(U-15)フットサル大会
2017年1月8日(日)~2017年1月9日(月・祝)
三重県/三重県営サンアリーナ
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