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JFAなでしこひろば 皐月フットボールクラブ(東京都)で開催
2017年03月24日
東京都品川区を拠点に活動している「皐月フットボールクラブ」が3月5日(日)、「JFAなでしこひろば」を開催しました。
品川区は2020年東京パラリンピックの競技種目であるブラインドサッカーの開催予定地でもあることから、今回、サッカーやフットサルを通して、子どもたちに障がい者との「共生」の意識を図るきっかけづくりとして、品川区少年サッカー連盟と共催、日本ろう者サッカー協会と連携し、聴者、ろう者の子どもたちが一緒になって楽しめる「手話deフットサル」を行いました。
当日は18人の女の子たちが集まり、日本ろう者サッカー協会理事の植松隼人コーチ主導のもと、ろう者サッカー日本代表候補選手たちのサポートで、「手話」を使ったボールゲームや伝言ゲームに挑戦しました。ほとんどの子どもたちにとって初めての経験で、皆、顔を輝かせてゲームに取り組んでいました。言葉をあまり使わず、「観る」ことが重要となるため、子どもたちにとって今後のサッカーにも活かせる練習となり、新しいコミュニケーションの手法を学ぶことができて、有意義な時間を過ごすことができたようでした。
主催者コメント
御姓達哉 皐月フットボールクラブ代表
「まだまだ認知や普及の推進が必要な女子サッカーと障がい者サッカーが、結びついて何かできないか?」というのが、この企画のはじまりでした。60人の定員で募集をしたところ、18人の女子小学生の参加となりました。スタッフはそれでも、「18人も参加してくれて本当にありがとう」という高いモチベーションで臨むことができました。初めての「手話」と「フットサル」の結びつきに、好奇心を抑えきれずハイテンションになる参加者や、意外と難しい「伝言ゲーム」に、戸惑いながらも一生懸命伝えようとする参加者がいたりと、新鮮な体験に遭遇し、皆、顔を輝かせていました。今後も女子サッカーと障がい者サッカーとのコラボレーションが、どんな化学変化を起こしてポジティブなメッセージを地域社会に送れるのか、楽しみにしています。
参加者コメント
石田実咲 さん
私はこの「手話deフットサル」を通じて、耳が不自由な方でも楽しくサッカーをすることができるということがわかりました。これまで障がいのある人がするサッカーは、ブラインドサッカーしか知りませんでした。でも、耳が不自由でもみんな協力して笑顔でやっていて、障がいの有無関係なくできるスポーツが世界にはあるんだなとあらためて学ぶことができました。また、初めて体験した手話はコーチの教え方がとても分かりやすく、みんなと楽しく体験することができてうれしかったです。
宮城瑠羅 さん
耳が不自由な人と初めてサッカーやフットサルをやって感じたことは、私は声をかけあって試合をやるけど、耳が聞こえなくても、口の動きや手話で会話しているのがすごいと思いました。いろいろな手話を教えてもらって楽しかったです。
JFAなでしこひろば
女の子から、お姉さんやお母さん、おばあちゃんまですべての女性がサッカーをもっと気軽に楽しんでいただける場所です。日本サッカー協会が認定した各地域の団体や施設の皆様によって運営されています。
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