なでしこジャパン（日本女子代表）の高倉麻子監督は3月30日(木)、JFAハウス（東京都文京区）で記者会見を行い、4月9日(日)に開催されるキリンチャレンジカップ2017～熊本地震復興支援マッチ がんばるばい熊本～に臨むメンバー23人を発表しました。

長谷川唯選手や籾木結花選手（ともに日テレ・ベレーザ）といった新戦力が躍動したFPFアルガルベカップ2017に続き、指揮官は今回新たに4人を選出。最終ラインの全てのポジションでプレーでき、スピードが魅力の石井咲希選手（バニーズ京都SC）、「技術に優れ、中盤でバランスを取ることができる」（高倉監督）という隅田凜選手（日テレ・ベレーザ）、個人で打開する力を備え、「女子ではなかなかいないタイプ」と高倉監督が称する大矢歩選手（愛媛FCレディース）、そして、昨年のFIFA U-20女子ワールドカップで大会得点王に輝いた上野真実選手（愛媛FCレディース）が初招集されました。

なでしこジャパンは今月上旬にポルトガルで行われたFPFアルガルベカップに参戦、高倉監督が就任してから初の国際大会を2勝2敗の6位という成績で終えました。この大会から間隔を空けずに開催されるキリンチャレンジカップを控え、高倉監督は「（国際大会）5試合目という感覚を持ちながら戦いたい」とコメント。「（アルガルベカップでは）守備面の連動、相手に寄せるスピードも含め、出し切ることができなかった。そこは引き続きチャレンジしながら、攻撃面では積極的にゴールに向かう姿勢を見せられれば。熊本で勇気のあるプレーをお見せすることができればと思う」と続けました。

なでしこジャパンは4月3日(月)にキリンチャレンジカップに向けたキャンプを開始し、4月9日(日)に熊本県民総合運動公園陸上競技場でコスタリカ女子代表と対戦します。

監督コメント

高倉麻子 なでしこジャパン（日本女子代表）監督
熊本で試合が行えることを、非常にうれしく思います。熊本でご尽力くださっている方にこの場を借りて御礼申し上げます。

今月上旬に参加したアルガルベカップでは、選手の可能性を探りながら、さまざまな組み合わせ、ポジションで試しました。しかし、想像したような試合展開にならず非常に残念な結果に終わりました。みんな、悔しい思いをして日本に帰ってきたと思います。ただ、チームとして試合を重ねていけば、集中力が増し、勝ち方も分かってくると感じています。選手たちには、失敗を恐れず、勇気のあるプレーを見せてほしい。選手一人一人が個性を発揮しながら、勇気のあるゲームができればと思います。

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