ニュース
ビーチサッカー日本代表 僅差の試合を制し、2連勝で決戦の地に向かう~国際親善試合 対 ビーチサッカードイツ代表~
2017年04月17日
ビーチサッカー日本代表は4月16日(日)、沖縄県の西原きらきらビーチでビーチサッカードイツ代表との国際親善試合第2戦に臨みました。曇り空に覆われ過ごしやすい気温の中、キックオフを迎えました。
第1ピリオド終盤に均衡が破れた前日の一戦とは打って変わって、第2戦では序盤からスコアが激しく動きます。まずは2分に日本の最初のシュート。右サイドの小牧正幸選手(FP #6/ヴィアティン三重BS)からのクロスを後藤崇介選手(FP #11/東京ヴェルディBS)が胸でコントロールしてオーバーヘッドシュートを決めます。
わずか1分後にフリーキックで同点とされますが、ここから日本は攻撃力を発揮していきます。4分、左サイドに流れた茂怜羅オズ選手(FP #10/東京ヴェルディBS)が逆サイドに浮き球のパスを送り、小牧選手が右足でダイレクトボレー。5分、茂怜羅選手が自陣からリフティングでボールを動かし、ピッチ左から左足を一閃。豪快にゴールネットを揺らします。さらに6分には、照喜名辰吾選手(GK #1/琉球エリスリナ)からの鋭いパスをを赤熊卓也選手(FP #9/ドルソーレ北九州)がゴール前に折り返し、原口翔太郎選手(FP #3/東京ヴェルディBS)が頭で合わせます。その後、再びフリーキックを決められ1点を失うものの、わずか3分で3得点を奪った日本が4-2でリードして第1ピリオドを終えます。
互いにベンチで監督からの指示を受け迎えた第2ピリオドは膠着状態が続きます。日本は赤熊選手や大場崇晃選手(FP #8/東京ヴェルディBS)がオーバーヘッドでゴールを脅かしますが、追加点はならず。一方で守備では、相手のGKからのロングボールを多用する攻撃にうまく対応して無失点で切り抜けます。
最終ピリオドは、第1戦後に茂怜羅選手が「(第2戦は)もっと難しい試合になる」と予測していたとおり、緊張感のある展開となります。29分にサシャ・ヴァイラウヒ選手に3点目を奪われ、1点差とされるとゲームはさらにヒートアップ。互いが次の得点を狙う中で、山内悠誠選手(FP #4/琉球エリスリナ)が続けざまに相手GKのフィードをブロック。2度目に体に当てたボールはゴール方向に転がり、山内選手自らが右足で押し込んで貴重な追加点を挙げます。2点差を付けたまま試合は終了。ビーチサッカー日本代表はFIFAビーチサッカーワールドカップ前、国内最後の国際親善試合を2連勝で終えました。
試合後にはワールドカップに向けたビーチサッカー日本代表と、国際審判員として大会に参加する波多野祐一主審の壮行セレモニーが行われました。波多野主審は「全てのビーチサッカーファミリーへの感謝の気持ちを持って、一試合一試合、誠実に務めていきます」と挨拶。会場からは大きな拍手が起きました。
ビーチサッカー日本代表は、16日に決戦の地・バハマへの移動を開始し、28日(金)のビーチサッカーポーランド代表とのグループステージ第1戦に向けて最終調整に入ります。
監督・選手コメント
マルセロ・メンデス 監督(ビーチサッカー日本代表)
第1戦のほうが自分たちのやるべきことを出せたと感じていますが、一番大事なのは2試合に勝ってバハマに行けるということです。ワールドカップのためにこの2年間を過ごしてきたので、今はできるだけ早くバハマまで行って、ワールドカップへのムードを高めていきたいです。本大会前にトレーニングマッチが2試合(バハマ戦とスイス戦)が予定されているのでそこでしっかりと調整しながらいろいろな戦術を試していきたいと考えています。
FP #8 大場崇晃 選手(東京ヴェルディBS)
前日に勝ったこともあり、今日は少しメンタル面で課題が出た試合になりました。気が緩まないように意識して臨んだのですが、ドイツ代表も昨日以上に気持ちを入れてきたので、メンタルの差が出てしまったのだと思います。第2、第3ピリオドはバランスを取ろうとしすぎてうまく噛み合わず、悪い流れになってしまいました。ワールドカップでも今日のような展開はあり得るので、それに気づいて試合中に修正していけるようにならなくてはいけません。まだ本戦まで時間があるので、課題が出たことはポジティブに捉えて、修正していきたいです。
FP #11 後藤崇介 選手(東京ヴェルディBS)
先制ゴールの場面では小牧選手から良いパスが出てきました。昨日はなかなかパスを出してもらえなかったので、今日は「思い切って出して」と話していたことが実を結びました。今後、バハマでもトレーニングはこれまでどおりしっかりとできると思っているので、食事面も含めてコンディショニングを重視してワールドカップに向かっていきたいです。ワールドカップではこれまでやってきたことを出すことができれば、勝利が見えてくると思っています。2年前と比べて今の自分はどれだけ世界との差があるかを確かめたいと思います。
セバスティアン・ウルリッヒ 監督(ビーチサッカードイツ代表)
今日は前日の試合よりもいい試合ができました。フライトの疲れや7時間の時差の影響があったので、選手たちが通常の状態に戻るまでに1試合を要しました。日本代表は非常にレベルの高いチームなので、ワールドカップに出場するにあたって私から特に言うことはありません。我々は昨夏、日本がワールドカップで対戦するポーランドに6-2で勝利しています。なので、日本が普段どおりの力を発揮できれば問題のない相手だと思います。
JFA-TV
4/16(日) 第2戦
スケジュール
4月10日(月) | PM | トレーニング |
---|---|---|
4月11日(火) | AM/PM | トレーニング |
4月12日(水) | AM/PM | トレーニング |
4月13日(木) | AM/PM | トレーニング |
4月14日(金) | 14:00 | 公式トレーニング |
4月15日(土) | 9-3 | 国際親善試合 第1戦 vs ドイツ(西原きらきらビーチ)JFA-TVライブ配信 |
4月16日(日) | 5-3 | 国際親善試合 第2戦 vs ドイツ(西原きらきらビーチ)JFA-TVライブ配信 |
4月18日(火) | TBC | トレーニング |
4月19日(水) | TBC | トレーニング |
4月20日(木) | TBC | トレーニング |
4月21日(金) | TBC | トレーニングマッチ vs バハマ |
4月22日(土) | TBC | トレーニング |
4月23日(日) | TBC | トレーニング |
4月24日(月) | TBC | トレーニングマッチ vs スイス |
4月25日(火) | TBC | トレーニング |
4月26日(水) | TBC | トレーニング |
FIFAビーチサッカーワールドカップバハマ2017 | ||
4月27日(木) | TBC | トレーニング |
4月28日(金) | 15:30 | グループステージ第1戦 vs ポーランド(National Beach Soccer Arena) |
4月29日(土) | TBC | トレーニング |
4月30日(日) | 15:30 | グループステージ第2戦 vs タヒチ(National Beach Soccer Arena) |
5月1日(月) | TBC | トレーニング |
5月2日(火) | 18:30 | グループステージ第3戦 vs ブラジル(National Beach Soccer Arena) |
5月3日(水) | TBC | トレーニング |
5月4日(木) | TBC | 準々決勝 |
5月5日(金) | TBC | トレーニング |
5月6日(土) | TBC | 準決勝 |
5月7日(日) | TBC | 決勝 |
※時間はすべて現地時間
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。
国際親善試合
第1戦 2017/4/15(土) 14:00 (予定)、第2戦 2017/4/16(日) 14:00 (予定)
ビーチサッカー日本代表 vs ビーチサッカードイツ代表
沖縄/西原きらきらビーチ
JFA-TVでライブ配信決定!
大会情報はこちら
FIFAビーチサッカーワールドカップバハマ2017
2017年4月27日(木)~5月7日(日)
大会情報はこちら
関連ニュース
最新ニュース
- 大会・試合 2024/11/05 SHIGE選手、かつぴーや選手、Ax選手、Takaki選手に決定 FIFAe World Cup 2024™サッカーe日本代表
- 日本代表 2024/11/05 U-17日本代表 メンバー・スケジュール クロアチア遠征(11.09-11.20 クロアチア/ポレッチ)
- グラスルーツ 2024/11/05 「2024 IFCPF CPサッカーワールドカップ」へ男女日本代表が出場!
- グラスルーツ 2024/11/05 JFAユニクロサッカーキッズ in 北海道 1月18日(土)開催 11月5日(火)から参加者募集開始
- 大会・試合 2024/11/05 FC.西武台が歓喜の頂点到達 JFA 第12回全日本O-40サッカー大会