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JFA プレミアカップ2017 5月3日に開幕
2017年04月20日
全国のU-15年代の強豪が一堂に会する「JFA プレミアカップ2017」が今年も5月3日(水・祝)にJ-GREEN堺(大阪府)で開幕します。3日間にわたって開催する本大会には、全国各地の12チームが出場。4チームずつ3グループに分かれて総当たり戦を行い、各グループ首位1チームと、グループ2位のうち成績上位となった1チームの計4チームが決勝ラウンドに進出。決勝ラウンドではノックアウト方式で順位を決します。ここでは前回大会を振り返ります。
1次ラウンドでは名古屋グランパスU15、鹿島アントラーズジュニアユース、清水エスパルスジュニアユースが各グループ1位となり、2勝を収めた北海道コンサドーレ札幌U-15を加えた4チームが決勝ラウンドに進出しました。準決勝第1試合は、攻撃陣が爆発した清水が札幌を4-0で破ります。第2試合では、鹿島が名古屋を1-0で振り切り、決勝進出を決めました。
1998年以来、2度目の優勝を目指す清水と初優勝を懸けた鹿島の決勝は、序盤からスコアが動きます。清水が9分に右サイドの林航輝選手からのクロスを山崎稜介選手が頭で合わせて幸先良く先制。しかし、その後は鹿島の固い守備に阻まれ追加点を挙げることができません。
一方の鹿島は、180センチの長身FW、玉木麗音選手にボールを集めますが、競り合った後のセカンドボールを相手に拾われてしまい、厚みのある攻撃が展開できません。後半に入ると徐々にプレスが機能し始めますが、ゴールを割れずに時間が経過していきます。しかし、44分に右からのクロスの跳ね返りを谷口翔太郎選手が奪い返し、ラストパスを受けた関口颯乃選手が右足でシュートを決め、土壇場で同点とします。
延長戦も一進一退の攻防が繰り広げられ、互いにゴールネットを揺らせず迎えた79分、右サイドを突破した清水の川本梨誉選手が中央へクロスを送り、山崎選手がニアサイドで合わせますが、このシュートはGKに弾かれます。しかし、こぼれ球を青島太一選手が押し込み、決勝点を挙げました。
1次ラウンドでは退場者を出しながらも勝利して頂点へと駆け上がった若きオレンジ軍団。岩下潤監督が「苦境を乗り越えられたことは、彼らにとって大きな財産になる」と話したように、3日間の熱戦で選手は心身ともにたくましく成長したチームが、並み居るライバルを退け、頂点に立ちました。
JFA プレミアカップ2017
2017/5/3(水・祝)~2017/5/5(金・祝)
J-GREEN堺/大阪府
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