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プレミア参入初年度の米子北高校が堅守無失点で勝利!高円宮杯U-18プレミアリーグWEST
2017年05月01日
高円宮杯U-18プレミアリーグWESTは4月29日(土)と30日(日)に第4節を開催し、神戸弘陵学園高校(兵庫)と米子北高校(鳥取)が対戦しました。
ここまで未勝利の神戸弘陵は、「今日はホームなので、絶対に勝ちたかった」(谷純一監督)と気合十分で試合に挑みましたが、序盤は守備の乱れを突いた米子北が好機をつくりました。2分には左サイドを崩し、高い位置でスローインを獲得すると、ペナルティーエリア手前から佐野海舟選手(MF #10)がシュート。DFに当たったこぼれ球を城市太志(FW #9)が狙いましたが、わずかに枠を捉えることができません。28分には、右サイドからのクロスに、ゴール前で葉間田累選手(FW #20)が反応しましたが、わずかに合わず。直後には、「人数がそろってないタイミングを狙われるのが怖かった」(中村真吾監督)と警戒していた神戸弘陵のカウンターを受けましたが、守備陣が懸命に戻り、ピンチを防ぎました。
神戸弘陵も29分に、チャンスを演出。右サイドから仕掛けた上月翔聖選手(MF #8)が技ありのミドルシュートを放ちましたが、佐藤壮太選手(GK #1)の好セーブに阻まれ、ゴールネットを揺らせません。両者1点が遠い中、試合が動いたのは、33分でした。米子北のクリアボールが右前方に入ると、このボールを拾った馬場琢未選手(FW #7)が勢いよくサイドを突破。ゴール前に入れたパスを葉間田選手が冷静に決めて、米子北が均衡を崩しました。
後半からは神戸弘陵が反撃を開始。後半のスタートからピッチに入った立岩玄輝選手(FW #14)のボールキープから見せ場をつくります。53分には上月選手がドリブルで右サイドを破り、ボールを立岩選手に預けると、ペナルティーエリア右からゴールを狙いましたが、シュートはGKの正面。以降も積極的に交代のカードを切りながら、得点チャンスを伺いましたが、歓喜の瞬間は訪れません。耐える時間が続いた米子北も59分に佐野選手がミドルシュートを狙うなど、2点目を奪いにいきましたが、スコアは動かず、1点差を保ったままタイムアップ。米子北が今季2勝目を奪うとともに、8位から5位へと順位を上げました。
監督・選手コメント
谷純一 監督(神戸弘陵学園高校)
試合開始からサイドの守備が機能せず、簡単なミスで失点してしまいました。試合前に気をつけようという声をかけていたポイントで、あのミスが無ければ良い状態で後半を迎えられたと思います。やられた感じがしたのはそこだけで、その後のチャンスを決めきれなかったことも悔まれます。後半は、前半同様に落ち着いて攻めれば良かったのですが、慌ててしまってチャンスをつくることができませんでした。次節からはチームとして、どう戦うべきかもっと徹底し、それを理解できる選手をピッチに出していきます。
MF #8 上月翔聖 選手(神戸弘陵学園高校)
同じ高体連の相手には負けないと選手同士で話していたのですが、悔しい結果になりました。相手の方が、チームで戦う意識が上回っていたように感じます。ここまで、勝点3を取れていないのは自分たちの実力が足りていないから。攻めながらも、チャンスを決めきれなかった点や、一つのミスで失点してしまったことが今日の課題です。次節は昇格組のアビスパ福岡U-18で、絶対に落とすことができません。しっかり課題を修正し、1週間みんなで高め合って、試合に挑みます。
中村真吾 監督(米子北高校)
今日の試合は前半に1点取れたことが、大きかったです。守備も攻撃陣がボールを奪われてからの切り替えが速く、相手に簡単に蹴らせなかったことは褒めてあげたい。ボールを持たれたら怖かった相手の8番(上月翔聖選手)に対しても、坂田二千翔(MF #8)が守備をよく頑張ってくれたと思います。ただ、それに対して守備陣が奪う準備ができていない場面が見られたことが課題なので、次節まで修正したいです。ここまで、全試合で前半を無失点で終えているのは選手の自信になっていると思います。
DF #2 三原貫汰 選手(米子北高校)
前半はゴールを奪えなくても、0-0で終えることができれば良いという考えでいたので、前半のうちに1点取れたことが大きかったです。相手は足の速い選手やドリブルが上手い選手がいたので、DF裏へのロングボールを跳ね返すことと、セカンドボールを拾うことを意識していました。1点取ってからも、無失点に抑えることができて良かったです。少しできない場面もあったので、次やる時までには修正したいです。ここまでは思ったよりも勝てていますが、負けた試合の内容がよくないので、ここからもっと良くしていきたいです。
その他の試合結果
大津高校 0-1(前半0-1、後半0-0) サンフレッチェ広島F.Cユース
ヴィッセル神戸U-18 延期 東福岡高校
アビスパ福岡U-18 0-2(前半0-0、後半0-2) セレッソ大阪U-18
ガンバ大阪ユース 1-1(前半1-1、後半0-0) 阪南大学高校
大津高校(熊本)と対戦したサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は、28分に奪った村山勘治選手(MF #18)のゴールを守り切って2連勝。ヴィッセル神戸U-18(兵庫)と東福岡高校(福岡)の一戦は、雷のため延期になりました。代替日程は後日お知らせします。アビスパ福岡U-18(福岡)とのアウェイゲームに挑んだセレッソ大阪U-18(大阪)は、試合終盤にマークした2ゴールでC大阪が勝利し、暫定で首位に立ちました。ここまで未勝利の阪南大学高校(大阪)とガンバ大阪ユース(大阪)の一戦は、両者譲らず勝点1を分け合う結果となりました。
プレミアリーグWEST第5節
5月6日(土)
11:00 神戸弘陵学園高校 vs アビスパ福岡U-18(三木総合防災公園 陸上競技場)
11:00 サンフレッチェ広島F.Cユース vs ガンバ大阪ユース(吉田サッカー公園)
14:00 東福岡高校 vs 大津高校(東福岡高校)
15:00 セレッソ大阪U-18 vs ヴィッセル神戸U-18(セレッソ大阪舞洲グラウンド)
5月7日(日)
11:00 米子北高校 vs 阪南大学高校(どらドラパーク米子陸上競技場)
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
2017/4/8(土)~2017/12/10(日)
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