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ロービジョンフットサル日本代表、世界選手権へ向け5月25日に出発
2017年05月23日
国際視覚障がい者スポーツ連盟(IBSA)主催の「IBSA ロービジョンフットサル世界選手権 2017」が、5月26日(金)から6月4日(日)にかけてイタリアで開催され、ロービジョンフットサル日本代表が参加します。
ブラインドサッカー/フットサルでは、障がいの程度によって、ゴールキーパー以外は全盲(視覚障がい者スポーツのクラス分けの用語からB1クラスと呼ばれることもあり)の選手がプレーする「ブラインドサッカー/フットサル」と、弱視の選手(B2/B3クラスと呼ぶ場合も)によって行われる「ロービジョンフットサル」の2つのカテゴリーがあります。弱視者(ロービジョン)の見えにくさには、ぼやけ・欠け・にごりなど様々な症状があり、さらにそれらが掛け合わされて多様な見えにくさを生んでいます。ロービジョンフットサルではアイマスクを装着せず、ボールも通常のフットサルボールを用います。弱視者が弱視状態のまま、フットサルとほぼ変わらないルールでプレーします。見え方の異なる選手同士が互いを理解してプレーすることは難しい反面、上手くいった時の喜びも大きいと選手たちは口にします。
今回、ロービジョンフットサル日本代表は、前回大会に引き続いての出場となります。2013年2月に宮城県で行われた前回大会では、日本は出場4チーム中4位の成績。その後、齋藤友規監督が就任し、守備をベースとしたチーム強化に取り組み、2015年5月のIBSAワールドゲームズ(韓国・ソウル)では全5チームが出場するなか初勝利を韓国から挙げ、4位で終えました。今大会には、フランス、ウクライナ、スペイン、トルコ、イングランド、イタリア、ロシア、日本の8チームが参加予定で、日本は初のメダル獲得を目指して戦います。
代表チーム派遣に伴い、イタリア出発直前の羽田空港では日本代表選手・スタッフが参加する壮行会も行われます。
ロービジョンフットサル日本代表壮行会
日時:
2017年5月25日(木) 20:15~20:40(20:10受付開始)
会場:
羽田空港 国際線旅客ターミナル 3階 TIAT待合室≪富士≫
登壇者:
特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会 副理事長 塩嶋史郎
ロービジョンフットサル日本代表 齋藤友規監督
ロービジョンフットサル日本代表 岩田朋之主将を含む選手およびスタッフ13名
※どなたでもご参加いただけます(入場者多数の場合は、入場人数に制限を設ける場合がございます)。
大会の試合結果等詳細は、日本ブラインドサッカー協会ウェブサイトに掲載されます。
「IBSA ロービジョンフットサル世界選手権 2017」大会概要
大会名:
IBSA ロービジョンフットサル世界選手権 2017
英語表記:
IBSA FOOTBALL B2-B3 WORLD CHAMPIONSHIP 2017
日程:
2017年5月26日(金)~6月4日(日)
会場:
Municipal Gymnasium(Cagliari – Sardinia, Italy)
主催:
International Blind Sports Federation
Tigers Paralympic Sport A.S.D. Non Vedenti ONLUS
参加チーム:
フランス、ウクライナ、スペイン、トルコ、イングランド、イタリア、ロシア、日本
監督・選手コメント
齋藤友規 監督(ロービジョンフットサル日本代表)
今大会にはロービジョンフットサルの強豪国が数多く出場します。着実な強化を遂げている日本にとっては、ウクライナ、スペインをはじめとした世界トップレベルのチームとの対戦であっても堂々と戦い、日本の強さを印象づける大会にしたいと思います。そして、日本代表としての誇りと責任を胸に、上位進出を目指して戦います。
岩田朋之 選手(ロービジョンフットサル日本代表 キャプテン)
2015年のIBSAワールドゲームズでは韓国代表から世界大会初勝利をあげることができました。今大会ではその成果を継続・発展させ、ヨーロッパチームからの初勝利を目指したいと思います。選手個々の見えにくさという特性を駆使して、日本代表としてチーム一つとなって戦い抜きます。