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第16回全国シニア(50歳以上)サッカー大会が開幕

2017年06月25日

第16回全国シニア(50歳以上)サッカー大会が開幕

第16回全国シニア(50歳以上)サッカー大会が6月24日(土)、大阪府堺市で開幕。大会初日は16チームが4グループに分かれて行う1次ラウンドの第1節が行われ、熱戦が繰り広げられました。

初日を終えて、グループAの首位に立ったのは、創立10年目のFC前橋50(関東2/群馬)です。序盤こそ動きに固さが見られましたが、ペナルティーエリア前で得たFKを善如寺旬選手が直接決めて、前半のうちに先制すると、「1点を取って、動きが大分良くなった」(町田隆幸選手)後半は5点をマーク。終わってみれば、6-0という大差で、FCリョウ(北信越2/長野)に勝利しました。前橋と勝点で並び、得失点差で2位につけるのは地元代表のニコスFCシニア(開催地/大阪)。十和田キッカーズシニア50(東北1/青森)との初戦は前半を無得点で終えましたが、エンジンがかかった後半は2点を奪い、勝点3を手にしました。

グループBでは、アンシアーノ三重(東海/三重)が帯広五十雀サッカークラブ(北海道1)から前後半に2点ずつ奪い、4-0で快勝。もう一方のKUMAMOTO肥後シニア(九州2/熊本)とAzul神奈川FC(関東1/神奈川)の一戦は、前半に右サイドからのパスを受けた島崎修選手が左足シュートを突き刺し、熊本が先制すると、後半にも1点を追加し、2-0で試合を終えました。

グループCは波乱が起きました。昨年度の王者、KYOTO MAYUMARO FC(関西/京都)に挑んだ山梨マスターズ・レジェンド(関東3/山梨)は、「昨年、優勝しているKYOTOさんが相手なので、高いモチベーションで試合に挑めた」(山村博選手)と立ち上がりから積極的なプレーを披露し、前半から好機をつくります。すると、後半半ばに飯野敦選手がドリブルで中央を抜け出し、GKとの1対1を決めます。これが決勝点となり、価値ある一勝を挙げました。アルフット安曇野シニア(北信越1/長野)と福岡とびうめシニアサッカークラブ(九州1/福岡)の一戦は後半に2点をマークした福岡が勝利し、首位で大会2日目を迎えます。

接戦が繰り広げられたのはグループDです。3年ぶりの出場となった広島フォーティーズ(中国/広島)は徳島FC(四国/徳島)から先制点を奪って、前半を折り返すと、後半開始早々にも左CKから菅輝選手がヘディング弾を決めて、2-0で勝利。初の決勝ラウンド進出を目指す鶴岡ドリームFC(東北2/山形)と室蘭シニア50サッカークラブ(北海道2)の試合は、鶴岡が前半のうちに先制しましたが、室蘭が後半に2得点を奪い、逆転勝ちを収めました。

大会2日目の6月25日(日)は、1次ラウンド第2節と第3節が行われます。各グループの首位が大会最終日に行われる決勝ラウンドに進みます。

選手コメント

町田隆幸 選手(FC前橋50)
相手の隙を逃がさなかった先制点を始め、思った通りの試合ができて良かったと思います。この年齢になっても、皆で一つのボールを追いかけるのは本当に楽しいです。試合後が楽しいのもシニアサッカーの楽しみで、美味しいお酒を飲むためにも結果を残したいという気持ちで皆が一生懸命取り組んでいます。2年前は決勝まで行きましたが、ミスが続いたせいで、大量失点で負けてしまいました。今回はミスを無くして、全員が一丸となって優勝を目指して頑張ります。

田中芳和 選手(KUMAMOTO肥後シニア)
全国大会という言葉の響きに戸惑う選手もいますが、ここまで来たのだから、まずは楽しむことを心がけて試合に挑みました。緊張しないために、ベンチでも笑わせる工夫をしたおかげで、良い雰囲気で試合に挑めたことが勝因になったと思います。このチームには高校、大学で全国大会を経験している選手が何人もいますが、こうして久々に全国の舞台を味わえるのは格別です。また、この歳になっても日本一を狙えるというのも、とても刺激的で、優勝を狙っています。

山村博 選手(山梨マスターズ・レジェンド)
初戦の緊張もありましたが、立ち上がりから高い集中力で試合に挑むことができました。ピンチもありましたが、我々の方がボールを持つ時間も長く、主導権も握れたので非常に良いゲームができたと思います。シニアサッカーは若い頃と比べて身体が動かなくなるので、一人で突破するのは難しくなりますが、その代わり皆で協力してボールを運ぶ楽しみがより強くなります。O-60などこの先の舞台もあるので、生涯スポーツとしてずっと楽しんでいきたいです。

福原博之 選手(徳島FC)
全体的に身体が重く、スタートに出遅れてしまったことが結果に表れてしまいました。それぞれ仕事の都合が合わず、ちゃんとメンバーがそろって練習や試合をする機会が少なかったことも試合内容に出てしまったようにも思います。悔しい結果に終わりましたが、試合が始まれば子どものように楽しんでしまうのがシニアサッカーの魅力です。体力もスピードも落ちて、身体はしんどいですけど大変な分、勝った時の喜びもひとしおです。なので、1次ラウンドの残り試合を全て勝って、決勝ラウンドに行きたいです。

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6/24(土) 大会初日ハイライト

 

第16回全国シニア(50歳以上)サッカー大会

2017年6月24日(土)~6月26日(月)
大阪府堺市(J-GREEN堺)

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