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阪南大高と福岡は互いに決定機を生かせずドロー 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST
2017年06月26日
ピックアップマッチ
阪南大学高校(大阪) 0-0(前半0-0、後半0-0)アビスパ福岡U-18(福岡)
高円宮杯U-18プレミアリーグは6月24日(土)と25日(日)に第6節が行われました。プレミアリーグ初挑戦の阪南大学高校(大阪)は初勝利を目指してアビスパ福岡U-18(福岡)との一戦に臨みました。
小雨が降る中で始まった試合は、しばらくは互いに相手の出方をうかがう展開が続きます。しかし、開始10分が過ぎると、徐々に福岡が相手ゴールに迫ります。細かいパスワークで相手陣内に進入しますが、「ピッチがスリッピーでボールを失うことが怖いという気持ちがあった」と小倉裕介監督が選手たちの心情を表すように、最終局面で思いきりの良さが足りず、なかなかシュートまで持ち込むことができません。
すると、今度はホームの阪南大高が流れをつかみます。19分に福羅光希選手(FW #9)がドリブルから放った右足シュートはゴール上へ。直後に再び福羅選手がミドルシュートを狙いますが、これは相手GKに阻まれてしまいます。勢いに乗る阪南大高は30分に東野舜馬選手(MF #30)の低いCKからフリーになった小川大空選手(DF #5)が右足で合わせますが、右ポストに弾かれてしまいます。前半はこのままスコアレスで試合を折り返します。
福岡は後半開始から庄司一輝選手(FW #20)を投入。この選手起用が試合の流れを変えます。58分にその庄司選手を経由し、最後は岸仁哉選手(FW #11)がシュートを放ちますが阪南大高のGK太田航生選手(#21)の好守に阻まれます。69分にはピッチ中央付近からドリブルを開始した庄司選手が左サイドに流れながら相手をかわし、自ら左足を振り抜きますが、これはゴール右へ。80分には左サイドに流れた北島祐二選手(FW #14)がゴール前でフリーの平田怜選手(MF #9)にパスを通しますが、平田選手のシュートも枠を捉えられません。
阪南大高も試合終了間際の90+3分に和田育選手(FW #23)が右足で狙いますが、シュートはクロスバーのわずかに上を通過。互いに決定機をつくるも決め切れず、スコアレスドローで勝点1を分け合いました。
監督・選手コメント
濱田豪 監督(阪南大学高校)
前回の大津高戦以来のホームゲームでしたが、その試合でもシュートの意識が低く、決めきれず、安易なところでゴールを取られて、とどめを刺されました。今日も相手が決定機で外してくれただけのことで、流れは全く一緒でした。苦しくなるというのは今年の初めからわかっていたことですが、打開策がないままここまできてしまいました。これまで3年生を中心にメンバーを組んできましたが、1、2年生も編成に入れながらチームを進めていこうと思います。
MF #7 宮崎空翔 選手(阪南大学高校)
ハーフタイムには監督からシュートを打つタイミングの遅さを指摘されました。僕自身も打つタイミングがありましたが、一度切り返して相手に取られてしまいました。後半から前に人数を掛けたので、崩しはできたのですが、その後の相手のカウンターへの意識が低く、カウンターを食らうシーンが多くなりました。僕は試合途中にFWからボランチにポジション変更したので、そういうカウンターを防げるような選手にならなくてはいけないと思いました。
小倉祐介 監督(アビスパ福岡U-18)
攻守においてアグレッシブにタフに戦うというチームの良さは出せたと思いますが、結構チャンスがあった中で決めきれませんでした。後半にロングボールを使うようにしたのは狙いどおりでした。ただ、どうしても背後を狙おうと言うとそれだけになりがちで、つなごうと言うとつなぎだけになりがちです。両方を使えるようになることを目指しているのですが、少し単調になっている部分があるので、改善していかなければならないと思っています。
FW #20 庄司一輝 選手(アビスパ福岡U-18)
(69分のシュートシーンは)もう少し前に持ち込めればゴールできたと思うので、そこは課題として残りました。FWと連係して、どんどんシュートチャレンジを多くして、もっと多くボールに関われるようにしてチームに貢献できる選手になれればいいと思います。最近は大学生との練習試合も多くあったので、レベルアップできていると感じます。プレミアリーグではまだチームとして2得点しかできていないので、もっとゴールを量産していきたいです。
その他の試合結果
EAST
清水エスパルスユース 0-0(前半0-0、後半0-0) 鹿島アントラーズユース
大宮アルディージャユース 1-1(前半0-1、後半1-0) 市立船橋高校
FC東京U-18 3-1(前半1-1、後半2-0) 京都サンガF.C. U-18
青森山田高校 3-2(前半0-0、後半3-2) 横浜F・マリノスユース
浦和レッドダイヤモンズユース 2-2(前半0-0、後半2-2) 柏レイソルU-18
WEST
神戸弘陵学園高校 1-1(前半0-0、後半1-1) セレッソ大阪U-18
サンフレッチェ広島F.Cユース 2-0(前半2-0、後半0-0) 米子北高校
ガンバ大阪ユース 2-3(前半0-1、後半2-2) 東福岡高校
大津高校 1-4(前半1-2、後半0-2) ヴィッセル神戸U-18
EASTでは前節まで首位を走っていた清水エスパルスユース(静岡)は鹿島アントラーズユース(茨城)とスコアレスドロー。横浜F・マリノスユース(神奈川)から逆転勝利を収めた青森山田高校(青森)が5連勝を達成し、首位に立ちました。
WESTもトップが入れ替わりました。神戸弘陵学園高校(兵庫)と対戦したセレッソ大阪U-18(大阪)は82分に西村真祈選手(FW #43)のゴールで追いつき勝点1を手にしました。一方勝点差1でC大阪を追っていたヴィッセル神戸U-18(兵庫)は大量得点で大津高校(熊本)を下し、トップに躍り出ました。
プレミアリーグEAST 第7節 7月1日(土)・7月2日(日)
7月1日(土)
15:00 柏レイソルU-18 vs 市立船橋高校(日立柏総合グランド/人工芝)
15:00 横浜F・マリノスユース vs FC東京U-18(日産フィールド小机)
7月2日(日)
11:00 鹿島アントラーズユース vs 青森山田高校(県立カシマサッカースタジアム)
16:00 清水エスパルスユース vs 大宮アルディージャユース(清水ナショナルトレーニングセンター/J-STEP)
16:00 京都サンガF.C. U-18 vs 浦和レッドダイヤモンズユース(京都サンガF.C. 東城陽グラウンド)
プレミアリーグWEST 第7節 7月1日(土)
7月1日(土)
10:00 大津高校 vs ガンバ大阪ユース(大津町運動公園球技場)
11:00 アビスパ福岡U-18 vs サンフレッチェ広島F.Cユース(福岡フットボールセンター)
17:00 セレッソ大阪U-18 vs 阪南大学高校(セレッソ大阪舞洲グラウンド)
18:00 ヴィッセル神戸U-18 vs 神戸弘陵学園高校(いぶきの森球技場)
18:00 東福岡高校 vs 米子北高校(東福岡高校)
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
2017/4/8(土)~2017/12/10(日)
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