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チャイニーズ・タイペイの夏季合宿で、JFA派遣インストラクターが指導
2017年08月02日
7月14日(金)から台湾で開催されたチャイニーズ・タイペイ・アカデミー夏季合宿で、山口隆文JFA指導者養成ダイレクターが指導を行いました。この合宿にJFAからインストラクターを派遣するのは今年で8年目となります。
台湾の南に位置する嘉義市で一週間にわたって行われた合宿には、台湾各地の中学・高校から集まった男女の選手、指導者が参加しました。前半は実践と講義や各国際大会の分析を交えた指導者養成講座を実施し、後半は前半の学びを踏まえて選手への指導実践を行いました。
日本サッカー協会は、アジア全体のサッカーレベル向上を目指し、アジア各地への指導者派遣を積極的に行っています。
インストラクター・参加者コメント
山口隆文 指導者養成ダイレクター
台湾各地から集まった参加者は指導者・選手ともに様々なレベルであったため、プログラムに工夫を凝らしました。やる気に満ちあふれた参加者からは、「世界のサッカーの最新事情や世界と互角に戦うために日本・アジアに何が必要か学べて良かった」との声を多くいただきました。来年はさらに実りある合宿となるよう、関係各所と連携して改善していきます。
参加選手コメント
今回の練習には3つのポイントがありました。①へその向き、ボールをもらうときはパサーと攻撃方向が見れる位置であること。②攻撃時にボールをもらうタイミング、フォワードは良いタイミングでマークを外しボールを受けること。③守備の予測、アプローチです。これまで、私はあまり守備をしていませんでしたが、ビデオを見て、フォワードが相手のディフェンダーにアプローチすることにより大きなプレッシャーを与え、前線で奪えば決定的な攻撃展開ができること、よって前線でも守備の予測が必要だとわかりました。
参加指導者コメント
初めて、系統的に指導を受けました。一つ一つの動きや考え方で全く違う結果になること、また観ることとファーストタッチの重要性を学び、一人で練習しているときより何倍の効果がありました。もっと 多くの子どもたちにサッカーの楽しさを知ってもらいたいと思います。合宿を主催してくれた台湾運動体育大学女子サッカー部、そして山口インストラクターにお礼を申し上げます。また来年も参加したいです。
参加指導者コメント
講習会の序盤は緊張していて、できるかどうか心配でした。山口インストラクターから聞いた新しい考え方で頭の中がいっぱいで、要求されていることをピッチでやるので精一杯でした。攻撃ではパス・判断・サポート、守備ではボールホルダーの状況を見て積極的にアプローチする。こうした細かいことは忘れがちことですが、この知識を他人にも伝えたいです。ビデオ解説時には、山口インストラクターが日本と世界の差を示してくれました。日本は自分自身が不足していることを隠さず、教育することによって差を縮めていきます。台湾はどうでしょうか。アカデミーは多くの優秀なコーチが集まるところです。自分自身も台湾サッカーに貢献したいと思います。