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攻めの姿勢を打ち出す阪南大高と東福岡が激突 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 第11節
2017年09月01日
WEST第11節の注目試合 阪南大学高校 vs 東福岡高校
高円宮杯U-18プレミアリーグのWEST第11節を9月2日(土)、3日(日)に開催します。大阪のJ-GREEN堺 S1では2日(土)、阪南大学高校(大阪)と東福岡高校(福岡)が対戦します。
阪南大高は10試合を消化して、プレミアリーグ全体で唯一の未勝利チームと苦しい戦いが続いています。夏の期間は「インターハイ(全国高等学校総合体育大会サッカー競技大会)の準備がほとんどだった。遠征も一回行ったくらい」(濱田豪監督)でしたが、3年生主体だったチームに下級生を積極的に織り交ぜてシフトチェンジを図っている最中です。
一昨年の全国高校サッカー選手権覇者である東福岡は、ここまで6勝1分け3敗で3位につけています。攻撃陣は得点ランキング1位タイの5得点を挙げている福田湧矢選手(MF #10)を筆頭に、リーグ最多タイの23得点をマークしています。
ただ一方で、U-18日本代表の阿部海大選手(DF #4)を擁する守備陣の失点数は15点と今ひとつ安定感に欠けています。
東福岡の森重潤也監督は「失点を減らしていきたい。個で守れないのであれば、チーム全体として連係を保ちながら守備をすることも必要」と守備の立て直しをプレミアリーグ優勝への必須条件に挙げます。
インターハイは青森山田高校(青森)に敗れ、2回戦で敗退。しかし、森重監督が「青森山田に負けて力がまだまだ足りないと感じた。そういう意識はチーム全体として変わった」というようにこの敗戦がチームに新たな刺激となり、さらなる成長を促していきそうです。
阪南大高と対戦するにあたり、森重監督は相手を「手堅いチーム」と警戒。前回対戦時は2-0で東福岡が勝利を収めたものの、「なかなか決定機をつくれなかった上に、シュートの場面でも打たせてもらえなかった」と攻めあぐねた第2節を振り返ります。
守備面で東福岡を苦しめた阪南大高ですが、濱田監督は「プレミアリーグ後期は守りに入るということはしない。前半はガンガン前からプレッシャーをかけていく」と攻めの姿勢を打ち出します。両者ともに立ち上がりから先制点を巡って激しい攻防が繰り広げられそうです。
濱田監督は東福岡戦のポイントを「いろいろな意味で逃げないこと。相手の力強さに対しても、局面を戦うこと」とし、「勝てない相手ではないと思う」と語気を強めます。勇敢に相手に立ち向かい、今季初勝利をつかみ取ります。
監督・選手コメント
濱田豪 監督(阪南大学高校)
ここまで苦しい戦いが続いていますが、選手たちには敗戦に向き合うこと、格上に対して戦い方を設定していかないと、全国高校サッカー選手権でもいろいろな状況が想定されるので、そこで頑張りきれないのではないかという話をしています。東福岡は力強いですし、高体連ではトップレベルのチームだと思います。前回の対戦では力負けをした部分があり、純粋に比較したら相手のほうが能力は高いと感じました。ただし、決してノーチャンスだったわけではなかったので、とにかく先制点が取れるような戦いをしたいと思います。
DF #3 伊吹卓祐 選手(阪南大学高校)
僕たちのストロングポイントは、守備から攻撃に切り替わった時の速さです。守備をする時間が長い試合が多いですが、奪ったら相手の守備陣形が整う前に相手コートにボールを運ぶことを意識しています。東福岡は個人の能力が高いイメージを持っています。また、個人の能力だけでなく、ピッチを広く使った連動性の高い攻撃をしてきます。プレミアリーグ前期を通して、もっとボールを前に運ぶこと、ゴールを奪うところを磨かなければいけないと感じました。これらを全員が共有して責任感を持って戦い、残留に向けて勝点を積み重ねていきたいです。
森重潤也 監督(東福岡高校)
優勝を狙うにはまだ足りないところがあると感じています。当然いろいろな部分がありますが、一番必要なのは連携のところではないかと思っています。この夏、インターハイで青森山田に敗れ、もう一段レベルを上げないといけないと全員が感じているはずです。そういう中で結果が伴っていけば、プレミアの順位も一つずつ上がっていくと思います。
MF #10 福田湧矢 選手(東福岡高校)
自分たちのストロングポイントはサイド攻撃で、ワンツーや3人目の動きをうまく使いながらの攻撃には自信がありますが、さらに質を高めていかなくてはいけないと思います。そしてもっとクロスからの得点を増やし、プレミアリーグと全国高校サッカー選手権で優勝します。次節の対戦相手である阪南大高は、ショートカウンターのイメージがあります。不用意なパスミスとボールの失い方には注意したいです。
阪南大学高校 vs 東福岡高校
日時:9月2日(土) 18:00キックオフ
会場:J-GREEN堺 S1
アクセス:南海バス「J-GREEN堺南口」「J-GREEN堺クラブハウス前」下車、すぐ
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグWEST 次節 第11節 スケジュール
9月2日(土)
18:00 阪南大学高校 vs 東福岡高校(J-GREEN堺 S1)
18:00 ヴィッセル神戸U-18 vs サンフレッチェ広島F.Cユース(いぶきの森球技場)
9月3日(日)
10:00 アビスパ福岡U-18 vs 米子北高校(福岡フットボールセンター)
15:00 神戸弘陵学園高校 vs 大津高校(五色台運動公園『アスパ五色』メイングラウンド)
16:00 ガンバ大阪ユース vs セレッソ大阪U-18(OFA万博フットボールセンター)
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
全国を東西各10チームずつのブロックに分け、年間を通しホーム&アウェイ形式で合計18試合を戦い東西の王者を決定する。両者が相撃つチャンピオンシップで真のU-18年代王者を決定するという大会。
大会期間:2017年4月8日(土)~2017年12月10日(日)
日程・結果、順位表など大会情報はこちら
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