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神戸、大津の追い上げを振り切り勝利! 首位で最終クールに突入 高円宮杯U-18プレミアリーグWEST 第15節
2017年10月10日
ピックアップマッチ
ヴィッセル神戸U-18 3-2(前半1-0、後半2-2) 大津高校
高円宮杯U-18プレミアリーグWESTは10月7日(土)から8日(月・祝)にかけて、第15節を開催し、首位のヴィッセル神戸U-18(兵庫)は7位の大津高校(熊本)と対戦しました。
野田知監督から「試合の入り方が大事」と指示を受けて、ピッチへと飛び出した神戸の選手たちでしたが、「気持ちの面で緩さがあったと思う。球際で戦えず、走り切れてなかった」(前川智敬選手/DF ♯2)ことが仇となり、攻守のリズムをつかめないまま、試合が進んでいきます。苦しみながらも、何とか持ち前のパス回しで試合の主導権を握ると、39分には左サイドから好機をつくり出します。山内翔選手(MF ♯27)のクロスから、「けがで主力がいない分、ゴールでチームをけん引できればいいと思っていた」と振り返る原尊選手(FW ♯10)がヘディングでゴールを狙いましたが、シュートは枠を捉えることができません。以降もサイドから見せ場をつくると、43分に左サイドでこぼれ球を拾った泉柊椰選手(FW ♯11)のパスを秋山駿選手(FW ♯9)が合わせて、神戸が先制しました。
後半からは、ゴール前に飛び出す選手の数が増えた神戸の攻撃が加速します。57分には、前川選手と船越大夢選手(MF ♯8)の連係による崩しから秋山選手が2点目をマークしました。しかし、福島隼斗選手が(MF ♯6)が「点を取られたが、負ける気はしなかった」と話したように、大津に気落ちした様子は見られません。59分に水野雄太選手(FW ♯10)のパスから、渡口光彦選手(MF ♯19)が追撃弾を奪うと、66分には大崎舜選手(FW ♯9)がヘディング弾を決めて、試合は振り出しとなりました。
この失点で再び目が覚めた神戸は、82分に泉選手が豪快なミドルシュートをたたき込み、再び勝ち越しに成功すると、そのままタイムアップを迎えます。「先週のガンバ大阪ユース(大阪)戦と今日の試合が踏ん張りどころだと思ってた」(野田監督)という重要な一戦を乗り切り、首位で最終クールを迎えることになりました。
監督・選手コメント
野田知 監督(ヴィッセル神戸U-18)
けがや出場停止で今日は攻撃の主力がおらず、厳しいメンバー構成を強いられました。前半は前線が孤立したり、サイドバックがフリーでボールを受けてもプレーの判断を悩む場面が目立ち、攻撃がうまくいきませんでした。そうした中でも、前半のうちに1点を取れたのは良かったのですが、後半にもっと点を取るチャンスがあり、決定力が足りず苦しんでしまったことは課題です。守備の面でも与えなくてもよい失点を与えたので、勝ちはしましたが内容的には決して満足してません。
FW #9 秋山駿 選手(ヴィッセル神戸U-18)
今シーズンはまだ結果を残せていなかったので、今日は絶対に点を取りたいと思っていました。なるべくゴール前でプレーしようと意識していて、前半は孤立する場面も多かったのですが、後半は高い位置でプレーする機会が増えて攻撃が良くなりました。1点目はボールが来た瞬間は、慌ててしまったのですが、何とか点を取れてからは緊張が解けて、頑張ることができました。今日は攻撃の主力が不在なので、スタメンの座が巡ってきた絶好のチャンス。ちゃんと結果を出せて良かったですし、これからもチームメイトと良い競争をしていきたいです。
平岡和徳 総監督(大津高校)
今日は負けてしまいましたが、才能のある選手たちと素晴らしいゲームができたと思います。守備の粘り強さを発揮してくれましたし、トレーニングで練習してきたクロスの折り返しから2点を取ることもできました。ただ、子どもたちは正直なので、時間をかけた分だけ変わっていくものです。諦めない才能や向上心は継続しないと伸ばせないので、今日良いゲームができたから終わりではなく、今日できたことに加えて、さらなる上乗せをしたいですし、成功の確率を高めていきたいです。
MF #6 福島隼斗 選手(大津高校)
連敗が続き、今日は勝たないといけない状況で、試合内容は良かったと思うのですが、結果に結びつけることができず残念でした。後半の最後の方は足が止まってしまい、3失点目のミドルシュートは体を寄せれば防げたと思うので悔しいです。また、普段から練習しているGKのカバーなどはできたのですが、もっと奪いに行く場面はしっかり奪いに行かないとダメだと感じました。来年もプレミアに残れば、上位に食い込める自信があるので、残り試合はしっかり結果を残したいです。
その他の試合結果
米子北高校 1-2(前半1-2、後半0-0) サンフレッチェ広島F.Cユース
セレッソ大阪U-18 1-3(前半0-1、後半1-2) 神戸弘陵学園高校
アビスパ福岡U-18 1-2(前半0-2、後半1-0) 阪南大学高校
東福岡高校 0-3(前半0-1、後半0-2) ガンバ大阪ユース
勝点2差で神戸を追いかけるサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)は試合の立ち上がりに奪った2得点で米子北高校(鳥取)に勝利。9位の神戸弘陵学園高校(兵庫)は、4位のセレッソ大阪U-18(大阪)から貴重な勝点3をもぎ取り、降格圏内から脱しました。阪南大学高校(大阪)をホームに迎えたアビスパ福岡U-18(福岡)は前半の失点が響き、1-2で敗戦。東福岡高校(福岡)とガンバ大阪ユース(大阪)の一戦は、原田烈志選手(FW ♯41)の先制点を皮切りに3点を奪ったG大阪が勝利しています。
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグWEST 次節 第16節 スケジュール
11月26日(日)
11:00 米子北高校 vs 東福岡高校(どらドラパーク米子陸上競技場)
11:00 サンフレッチェ広島F.Cユース vs アビスパ福岡U-18(吉田サッカー公園)
13:00 神戸弘陵学園高校 vs ヴィッセル神戸U-18(三木総合防災公園 陸上競技場)
未定 ガンバ大阪ユース vs 大津高校
スケジュール未定
阪南大学高校 vs セレッソ大阪U-18
高円宮杯U-18サッカーリーグ2017 プレミアリーグ
全国を東西各10チームずつのブロックに分け、年間を通しホーム&アウェイ形式で合計18試合を戦い東西の王者を決定する。両者が相撃つチャンピオンシップで真のU-18年代王者を決定する大会。
大会期間:2017年4月8日(土)~2017年12月10日(日)
日程・結果、順位表など大会情報はこちら
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