AFCチャンピオンズリーグ（ACL）2018は2月20日(火)、各地でグループステージ第2節が行われ、グループEの柏レイソルはホームで天津権健（中国）と、グループFの川崎フロンターレはアウェイで蔚山現代（韓国）と対戦します。決戦に先立ち、19日(月)に試合会場で公式会見が行われ、両チームの監督、選手が試合に向けた意気込みを語りました。

前節アウェイで全北現代に2-3で敗れた柏は、下平隆弘監督、伊東純也選手ともにホームでの初戦に勝利する強い気持ちを述べました。対する天津は、柏と同様、プレーオフに勝利して本戦出場を決め、ACL初出場を果たしたチーム。元ブラジル代表のFWパト選手や元ベルギー代表MFアクセル・ウィツェル選手をはじめとする天津の攻撃陣を封じ、ゴールをこじ開けることが柏の勝利の鍵となります。

一方、アウェイで韓国の蔚山現代と戦う川崎フロンターレは、鬼木達監督と小林悠選手が登壇。鬼木監督は「（昨年までサガン鳥栖でプレーしていた）豊田陽平選手をはじめとする前線の選手たちを警戒している。しっかりと作戦を練って勝点3を目指したい」とアウェイでの一戦に懸ける意気込みを述べました。

監督・選手コメント

下平隆宏 監督（柏レイソル）
天津権健は、タレントが揃っていて、個々のクオリティが高いチームだと思っています。日本に来て、いい戦いをしてくるのではないかと予想していますが、我々もしっかりそれに対して準備をしたいです。アジアでの戦いは戦術的な部分ももちろんありますが、メンタルも勝負には大きく作用すると考えています。ホームゲームですし、絶対に負けられないという気持ちを前面に出して戦いたいと思います。

伊東純也 選手（柏レイソル）
右サイドで攻撃の起点となって、チャンスを多く作りたいです。前節はアウェイで悔しい負け方をしてしまったので、明日は自分たちのサッカーをして勝ちたいと思います。

パウロ・ソウザ 監督（天津権健）
韓国での負けはアンラッキーなもので、柏レイソルはとても素晴らしい試合をしました。ボールを持っている時も持っていないときでも非常に動きがよく、下平監督の下、戦術もよく練られていたと思います。明日は難しい試合になると思いますが、我々は1週間、この試合のために準備してきました。どのように選手を配置するか、良い判断をして、ダイナミックで素晴らしいゲームをお見せできると思います。

アクセル・ウィツェル 選手（天津権健）
初めてここに来たことを嬉しく思います。昨年自分の国で日本代表と対戦し、日本の選手は強いことも知っているので、明日は難しい試合になると思いますが、勝利を目指して最善を尽くします。

鬼木達 監督（川崎フロンターレ）
蔚山に関しては、前線にいい選手がいるので、しっかり押さえなければなりません。特に我々はアウェイなので、もちろん攻撃から入りますが、守備のところもしっかりやりたいと思います。もう一つ自分たちの攻撃については、徐々にコンビネーションのところに加えて、しっかりボールを握りながら相手の陣地に攻め込もうという姿勢もかなり出てきているので、そこは継続していくこと。あとはチャンスの数を前の試合より多く増やすこと。それに尽きると思っています。

小林悠 選手（川崎フロンターレ）
アウェイで難しい試合になると思いますが、勝点3を取りにいきたいと思います。

豊田陽平 選手（蔚山現代）
日本のチームと韓国の地で試合をするのはすごく新鮮というか経験がないので、非常に楽しみにしています。蔚山では日本と多々違うことがありますが、それに慣れてその中で自分の良さをしっかり出してアピールしなければいけない。違いを表すのは難しく、入ってみてビックリするようなことは今もありますが、それの答えを出すというよりも、理解をして順応することが大切だと思っています。

大会期間：2018年1月30日(火)～2018年11月10日(土)

2/20(火) 19:30キックオフ
グループE　柏レイソル (日本) vs 天津権健 (中国)
TV放送：日テレNEWS24（19:15-21:30）

2/20(火) 19:00キックオフ
グループF　蔚山現代 (韓国) vs 川崎フロンターレ (日本)
TV放送：日テレジータス（18:45-21:00）

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