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フットサルGKキャンプにおいてリフレッシュ研修会を初開催
2018年03月23日
第1回フットサルGKキャンプが行われた3月20日(火)~21日(水・祝)の2日間、リフレッシュ研修会が茨城県鹿嶋市のカシマスポーツセンターで併催されました。
フットサルGK指導者の養成を目的に行われた研修会には、全国からGKの指導者をはじめ、フィールドの指導者やサッカーの指導者など24名が参加し、トレーニング見学や講義・実技を通じた研さんの場とされました。
初日の講義では、今回のGKキャンプの目的の共有とともに、映像を用いながらのレクチャーが行われました。トレーニングの見学では、トレーニングメニューの構成や、フットサル日本代表の内山慶太郎GKコーチ、府中アスレティックFCの山田マルコスGKコーチの選手へのコーチングなど、メモを取りながら熱心に見聞きしている様子が印象的でした。その後の実技では、実際に選手が行ったトレーニングの一部を指導者自らが実践し、身をもってGKの基礎技術を体験し、その指導のポイントを確認しました。2日目に行った講義では、前日の選手のトレーニング映像を用いて指導すべきポイントなどを振り返りました。
講師と受講者の双方の、指導者としての情熱が融合した研修会となり、日本のフットサルのGKの育成・強化に向けて非常に有意義な2日間となりました。
ダイレクターコメント
小森隆弘 フットサルサブテクニカルダイレクター
フットサルのゲームにおける、ゴールキーパーとフィールドプレーヤーの連携の重要度に比して、そのポジションの固有性を考慮したトレーニングやコーチングに関する情報のニーズは高く、強化の重要性も高まっています。そんな中でフットサルGKプロジェクトの一環として、次世代選手の強化、指導者の皆さんへの知識・情報の普及機会など複数の側面を同時に網羅する目的で、初めてのフットサルGKキャンプを実施しました。
内山・山田両GKコーチには2日間、相当の情熱とパワーを注いで頂き、そのおかげで選手には現実的なスキルに対する改善やタレントの発掘を、また受講された指導者の皆さんにはそこで行われた指導でのポイントの解説や実施体験、さらにそれぞれに異なる日常の指導環境において活かせるヒントや事例まで示して頂けました。もちろんこれらのことは参加いただいた選手、指導者の皆さんのパッションとの協働によって成立したものであるのは言うまでもなく、この場をお借りして敬意と感謝を申し上げたいと思います。
この形式のキャンプをまた来月大阪で実施する予定となっていますが、GKプロジェクトではそれ以降も実施方式の最適化を心がけながら、GK指導・トレーニングに関する情報を普及させ、全体の強化や発展に資する取り組みを計画し、実施していきたいと考えております。指導者の皆さんにおかれてはプレー経験の有無を問わず、GKというポジションについての知識を深め、日常に変化・進化をもたらすためのヒントやきっかけを得る時間になると確信しておりますので、ぜひ今後のチャンスを活用いただければと思います。
参加者コメント
フットサル指導者
若い世代のフットサルGKのトレーニングを見ることができ、日本のフットサルの目指す方向性について理解を深めることができました。また、実技を行うなかでオーガナイズの変更案も示していただいて、自チームでも取り組んでいくイメージが持てました。両GKコーチについては、トレーニングのベースの部分だけでなく、一人ひとりの技術的な部分へのコーチングや選手目線、指導者目線両方でのアドバイスがあり参考になる点が非常に多かったです。
フットサル指導者
現在、日本のトップがどういった方向で指導をしているのかを理解し整理することができました。それに対して自分の現場でどうメニューを組みトレーニングしていくかを考えることのできる場になりました。GKコーチの2人は共通のテーマがある中で、それぞれの指導者の色が出ていて、指導の仕方や声掛けを聞くことができ、自分自身の指導現場でも良いところを盗みながら、自分の色を出した指導ができたらと感じました。
フットサル指導者
フットサルGKの技術、トレーニング方法がテーマに沿って、導入から積み上げられた構成になっていて非常に分かりやすかったです。また、GKキャンプということで、レベルの高い選手に対して代表GKコーチが実際に指導している様子が同時に見られたのも非常に参考になりました。両GKコーチはなにを聞いても的確に回答していただき、知識の深さや選手への声かけも非常によくて参考になりました。