U-18年代最高峰のリーグ戦「高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2018」が4月7日(土)、8日(日)に開幕します。クラブユースと高体連のチームが年間を通じて、しのぎを削る今大会は今年で開催8年目。精鋭20チームが、東西のチャンピオンをかけて、熱戦を繰り広げます。

EASTは昨季と同じ顔ぶれが優勝候補として挙げられます。前年王者として今季に挑むFC東京U-18は、躍進を支えた主力の多くが卒業。平川怜選手と久保建英選手も一足早く、トップチームに昇格し、一からのチームづくりを進めます。

梅田透吾選手と監物拓歩選手など守備に実力者をそろえる昨季2位の清水エスパルスユースと、檀崎竜孔選手とバスケス・バイロン選手のサイド攻撃が注目される昨季3位の青森山田高校もチャンピオンを目指す実力を備えたチームです。粘り強く勝利を目指す「アントラーズスピリッツ」がたたき込まれた鹿島アントラーズユースもプレーの質を高めながら、今季に向けた準備を進めています。

かつてJリーグでプレーした永井俊太監督が2年目を迎える柏レイソルU-18と、田中悠也選手や井上怜選手など攻守に実力者をそろえる市立船橋高校の千葉勢も今季にかける意気込みは十分。大桃伶音選手ら世代別代表の経験者を擁する浦和レッドダイヤモンズユースも下位に低迷した昨シーズンからの巻き返しを狙っています。

EASTの昇格組は流通経済大学附属柏高校と富山第一高校の復帰組に初参戦のジュビロ磐田U-18を加えた3チームです。富山第一の大塚一朗監督が昇格を決めた直後に「前回プレミアにいた頃は、どう残留するかをいつも考えていた」と苦笑いしていたように、厳しい戦いが待ち受けるのは想定済。それぞれのチームが、残留のための秘策を用意して開幕を迎えます。

今季のWESTで優勝候補との呼び声が多いのは、京都サンガF.C. U-18です。EASTで戦った昨季は、「スーパーハードワーク」をテーマにしたスタイルが機能し、6位でフィニッシュ。昨年11月に行われたJユースカップでは、日本一の称号を手にしました。FIFA U-17ワールドカップインド2017に出場した福岡慎平選手や上月壮一郎選手ら主力の多くが残る今年は、プレミア初優勝を狙います。

昨年、激しい優勝争いを展開したヴィッセル神戸U-18とサンフレッチェ広島F.Cユースも実力では負けていません。神戸は伝統のポゼッションサッカーから繰り出すサイド攻撃の切れ味は十分。広島も球際での戦いを厭わない激しいスタイルはリーグでも屈指です。實好礼忠監督の下、攻守ともにアグレッシブな戦いが浸透しているガンバ大阪ユースを含めた3チームは今年も上位争いを盛り上げそうです。東福岡高校とセレッソ大阪U-18も、3年生の奮闘次第で、昨年以上の成績が見えてきます。

米子北高校と阪南大学高校、アビスパ福岡U-18の3チームは残留争いに巻き込まれた昨季の二の足を踏まないために開幕からのスタートダッシュを狙っています。2年ぶりのプレミアに挑む名古屋グランパスU-18も早稲田大学をインカレ優勝に導いた経験を持つ古賀聡監督の下、チーム力に磨きをかけて、残留を目指します。

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ EAST 第1節

2018年4月7日(土)
11:00　流通経済大学付属柏高校 vs 清水エスパルスユース（味の素スタジアム 西競技場）
13:30　柏レイソルU-18 vs ジュビロ磐田U-18（味の素スタジアム 西競技場）

2018年4月8日(日)
10:30　市立船橋高校 vs 富山第一高校（味の素スタジアム 西競技場）
13:00　FC東京U-18 vs 青森山田高校（味の素スタジアム 西競技場）
15:30　浦和レッドダイヤモンズユース vs 鹿島アントラーズユース（味の素スタジアム 西競技場）

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ WEST 第1節

2018年4月7日(土)
11:00　セレッソ大阪U-18 vs アビスパ福岡U-18（ヤンマースタジアム長居）
13:30　ヴィッセル神戸U-18 vs サンフレッチェ広島F.Cユース（ヤンマースタジアム長居）

2018年4月8日(日)
10:30　ガンバ大阪ユース vs 名古屋グランパスU-18（ヤンマースタジアム長居）
13:00　阪南大学高校 vs 米子北高校（キンチョウスタジアム）
15:30　京都サンガF.C. U-18 vs 東福岡高校（キンチョウスタジアム）

大会期間：2018年4月7日(土)～2018年12月9日(日)

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