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2018 JFL・ナショナルコンペティション(NC)担当審判員合同研修会
2018年07月06日
6月30日(土)・7月1日(日)の2日間に分かれ、JFL・ナショナルコンペティション(以下.NC)担当審判員合同研修会が横浜市で開催されました。
前半部分ではJFL担当審判員・NC担当審判員合同で2018/19競技規則の改正についてポイントを確認しました。
後半部分ではJFL担当審判員は4名~5名のグループで事前に設定したテーマについて試合映像を用い、判定のポイントについてプレゼンテーションを行いました。プレゼンテーション後にはインストラクターから詳細な解説があり、各自理解を深めることができた様子でした。
NC担当審判員は2018シーズン前半の振り返りとともに後半に向けて課題等を共有し、活発な意見交換が行われました。
最後に今後にむけてインストラクターの講義を受け、充実した研修会となりました。
【実施内容】
・競技規則の改正
・Game Empathy
JFL
・審判員によるプレゼンテーション
・ヘディングの競り合いの見極め
・前期の振り返りと今後に向けて
NC
・前期の振り返りと今後に向けて
・自己評価と他者評価について
インストラクターコメント
武田進 1級インストラクター
今回の研修プログラムは、「①競技規則改正説明・Game Empathy ②グループによるプレゼンテーション ③ヘディングの競り合いの見極め ④前半戦の振り返りとまとめ」を行ないました。
太田氏より「Game Empathy」の考え方について説明を受けた審判員は、この考え方を新たな課題として受け止めていましたが、太田チーフインストラクターからは「JFL担当審判員のみんなは、より一層の基礎基本的なレフェリングを実践し、絶対に背伸びをしないで欲しい」と強調されていたことが印象に残りました。②の審判員によるプレゼンは、担当した試合で起きた事象を分析し「判定はどうか? どんな対応をしたら良いか? など」をテーマに積極的な意見交換を行い、それぞれの事象を皆で共有する良い機会となりました。この研修会が後半戦に活かされ、そして審判員の更なる成長に繋がることを期待しています。
中込均 1級インストラクター
二日間という短い期間でしたが、6月30日(土)には11名、7月1日(日)には9名に審判員が参加し、中身の濃い研修となりました。最初に太田インストラクターから「競技規則の改正について」「Game Empathyについて」、私からは夏の研修大会に向けて前半のゲームで気になった点や心構えを、大倉インストラクター・南インストラクターからは「自己評価と他者評価について」の講義を行いました。NC担当審判員ということで、2018シーズンの新一級審判員も含めて若手審判員の現在抱えている課題や、それを克服するための心構えなどについて確認し合う機会となりました。7月末からは各種大会で評価試合も始まります。今回の研修を活かしながら、更にレベルアップを図ってほしいと思います。
参加者コメント
花川雄一 1級審判員(和歌山県)
今回の研修ではまず、小川審判員会委員長よりビデオメッセージをいただき、審判活動を⾏う1級審判員としての自覚と責任をもって取り組むことの重要性について、改めて確認する機会をいただきました。太田チーフインストラクターからは、競技規則の改正部分についての説明・質疑が行われました。細かな部分も含めて一つひとつの改正点について確認し、理解を深めることができました。
研修会後半では、前期のJFLの試合での映像を各グループが持ち寄り、レフェリングの改善点や共有事項について発表・意見交換を行いました。また、武田インストラクターからは試合での競技者の競り合いについて、判定の精度を⾼めるために、どのような情報を得て、どのような考慮すべき点があるかなどを追及し深め合うことができました。上荒インストラクターからは副審をテーマにお話があり、副審として主審をどのように援助するかや、副審が持っている情報を伝えることやその⽅法・タイミングについて、改めて全員で確認しました。2018シーズンもいよいよ後期に突入します。各々が前期の研修や自己分析で深めたことを、実際の試合の場で⼗分活かすことができるよう、割り当てられている試合に向けて、最⼤限の準備をしていきたいと思います。
長谷川雅 1級審判員(東京都)
前半部分はJFL担当審判員と合同で競技規則改正について、太田インストラクターより講義を受けました。全体的には大きな解釈の変更はありませんでしたが、「オフサイドにおいて、プレーしたとするタイミングはボールを触ったところなのか、足から離れたところなのか」など、VARの運用を前提に改正されている点など、今日のサッカーの変遷を感じました。後半は、NC担当審判員で「夏に向けて~ポジショニングのメリットデメリット~」、「自己評価と他人からの評価」など、テクニカルな点やシーズン後半に向けての心得を仲間とともに確認しました。講義はもちろんですが、前後の時間や様々な場面で志を共にする仲間と近況を話したり、情報交換をしたりした時間も多くの刺激を受けるとても貴重な時間でした。最後に、研修に向けて準備をしてくださったJFAの皆さま、切磋琢磨できる仲間、日頃から私の審判活動をバックアップしてくださる職場の皆さんといつもわがままを許してくれる妻に感謝申し上げます。
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