JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > ビーチサッカー日本代表、3度リードを奪われるも最終ピリオドで逆転 イングランド代表に勝利

ニュース

ビーチサッカー日本代表、3度リードを奪われるも最終ピリオドで逆転 イングランド代表に勝利

2018年07月09日

ビーチサッカー日本代表、3度リードを奪われるも最終ピリオドで逆転 イングランド代表に勝利

ビーチサッカー日本代表は7月8日(日)、兵庫県明石市大蔵海岸公園でビーチサッカーイングランド代表との国際親善試合に臨みました。

試合前には西日本を襲った記録的な大雨で亡くなった方々へ黙祷が捧げられました。直前にそれまで止んでいた雨もぱらつくようになった中、14時にキックオフを迎えました。

駆けつけた922人のファン・サポーターのためにも先制点を奪いたい日本でしたが、前日のトレーニングマッチと同様にイングランドに先手を取られてしまいます。4分、日本陣内でのFKの場面でアーロン・クラーク選手(#10)が絶妙なループシュートを決めました。

その後は日本が相手陣内でプレーする時間が増えていきます。11分には後藤崇介選手(#11)と茂怜羅オズ選手(#10)が立て続けにFKのチャンスを迎えましたが、いずれも相手GKの好セーブに阻まれてしまいます。それでも第1ピリオド終了間際に茂怜羅選手がFKを直接ねじ込んで同点とします。

追いついたのもつかの間、14分には再びクラーク選手にゴールを許し、追いかける展開に。20分にもクラーク選手が左足でコースを突いたシュートを放ちますが、これはGK河合雄介選手(#12)が弾いてピンチを逃れます。流れを取り戻した日本は、直後に松田康佑選手(#4)のパスに抜け出しフリーになった奥山正憲選手(#6)が冷静にゴールを決めて試合を振り出しに戻します。

2-2で迎えた第3ピリオドの立ち上がりにもイングランドの攻撃陣が襲いかかります。25分、スコット・ローソン選手(#6)に直接FKを決められ、ビハインドを負います。主催試合で負けられない日本は29分、後藤選手のFKで三度追いつくと、試合終盤にドラマが待っていました。33分、ゴール前でボールを受けた大場選手が後方から走り込んだ茂怜羅選手に浮き球のパスを送ります。スピードを緩めずに勢い良く放たれたボレーシュートが豪快にゴールネットに突き刺さり、日本がついに逆転します。残りの時間は慎重にボールを回して危なげなく試合を締めくくり、4-3で勝利を収めました。

監督・選手コメント

ラモス瑠偉 ビーチサッカー日本代表監督
勝利にこだわってきたので勝って良かったです。何よりも足を運んでいただいたサポーターのみなさんが喜んで帰ってくれたのではないかと思います。改めて皆さんの声援が大事だと感じました。ただし、もう少しいいプレーができたのではないかと思います。オーバーヘッドシュートやボレーシュートはたくさんありましたが、ビーチサッカーの面白さが伝わるようなさまざまなパターンのプレーを見られなかったのは物足りない部分です。先月はポルトガルへの遠征を行って、今回も反省しないといけない部分が出てきました。世代交代をしていくためには新しい選手も必要です。全てはこれからに懸かっていると思います。

FP #7 大場崇晃 選手(東京ヴェルディBS)
第1ピリオド、第2ピリオドで何本もいい形ができていましたが、そこで決めきれず、自分たちで難しいゲームにしてしまいました。チャンスで決めきることは自分の反省でもあり、そこを意識してやっていきたいです。(決勝点のアシストは)オズとはクラブでも一緒にプレーしているので、あの位置まで来ることは信じていました。2人の連携についてはいつもどおり。今回の活動では新しい選手が入ってきた中で非常にいいコミュニケーションが取れたり、充実した時間を過ごすことができました。大事なのは来年3月のアジア予選です。そこを目標にみんなが同じ方向を向けているので徐々にチームとして成熟してきていると思います。

FP #10 茂怜羅オズ 選手(東京ヴェルディBS)
もう少し楽な試合ができたのではないかと思います。相手にチャンスを多く与えて、アーロン・クラーク選手に決められてしまいました。昨日の練習試合も今日も試合の入り方をもう少し修正できれば自分たちで優位なゲーム運びができたはずです。結果は良かったと思いますが、チームとしても個人としてもレベルアップが必要だと感じました。ラモス監督が戻ってきて、今回で4回目の合宿でした。若い選手も入ってきているので、監督のやりたいことをまだ理解しきれていない選手もいます。戦術の部分を理解してもらえればチームがまとまってレベルアップが期待できると思います。

テリー・ボウズ ビーチサッカーイングランド代表監督兼選手
日本代表はFIFAビーチサッカーワールドカップの常連で、世界の中でもレベルの高いチームです。非常にテクニックがあって、ボールをうまく動かし、ワールドクラスの選手もいます。格上のチームとの試合はタフなものになりましたが、楽しんで臨むことができましたし、対戦できて光栄でした。昨日も日本というトップのチームを相手に1-2でいいゲームができたことは、私たちのビーチサッカーも前進していると感じました。負けてしまって残念な気持ちはありますが、パフォーマンスには満足しています。

スケジュール

ビーチサッカー国際親善試合 vs ビーチサッカーイングランド代表
7月7日(土) 2-1 練習試合 vs ビーチサッカーイングランド代表(大蔵海岸公園)
(国際親善試合第1戦は中止)
7月8日(日) 4-3 第2戦 vs ビーチサッカーイングランド代表(大蔵海岸公園)

※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。

国際親善試合

ビーチサッカー日本代表 vs ビーチサッカーイングランド代表
[第1戦] 2018/7/7(土) 14:00 キックオフ(予定) 12:30 開場(予定) ※中止
[第2戦] 2018/7/8(日) 14:00 キックオフ(予定) 12:30 開場(予定)
会場:兵庫/明石市大蔵海岸公園 [入場無料!]
大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー