日本サッカー協会（JFA）と都道府県サッカー協会は、2017年度（2017年4月～2018年3月）全国47都道府県で639回のJFAフェスティバルを開催し、85,383人が参加しました。観客数77,399人とスタッフ数11,967人を合わせると、174,749人のサッカーを愛する仲間=サッカーファミリーがフェスティバルを通してJFAとのつながりを作り、サッカーの楽しさに触れることができました。

このたび、「2017年度JFAフェスティバル実施報告書」を作成しましたので、ご報告いたします。

2017年度JFAフェスティバル実施報告書　全文

2017年度JFAフェスティバル実施報告書

2017年度JFAフェスティバル実施報告書　概要

JFAフェスティバルの趣旨

JFAは、「サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する」という理念を掲げています。「JFA2005年宣言」では、2050年までに、すべての人々と喜びを分かちあうために、サッカーを愛する仲間=サッカーファミリーが1000万人になるという目標を定めました。JFAは、サッカー・フットサルの活性化や普及推進を図るために、「JFAキッズサッカーフェスティバル」、「JFAレディースサッカーフェスティバル」、「JFAファミリーフットサルフェスティバル」、「JFAガールズサッカーフェスティバル」、「JFAフットボールデー」を全国各地で開催しています。

JFAグラスルーツ宣言

2014年5月15日、JFAは「JFAグラスルーツ宣言」を行いました。これまでJFAがカバーしてきたキッズサッカーや女子サッカーのみならず、障がい者サッカーを含む全ての領域を対象に、「だれもが、いつでも、どこでも」サッカーを楽しめる環境を広げていくことを目指して、「グラスルーツ推進」に取り組むこととなりました。JFAは、プロ・エリート選手のみならず、だれもが、いつでも、どこでもサッカーを楽しむ環境をつくるというメッセージを広く社会に伝え続けるため、特に日常的にサッカーの活動をしていない初心者・未経験者への機会づくりや、ダイバーシティ(多様性)・インクルージョン(包摂／社会的一体性)につながるフェスティバルの開催を目指し、各カテゴリーにおける活動継続や活性化につながる取り組みを日常的に行っている都道府県サッカー協会のみなさんとともに、広く社会に対して活動の意義や成果を示していきたいと考えています。

2017年度JFAフェスティバル実施報告書から

●2017年度では、全国47都道府県で639回のJFAフェスティバルを開催し、85,383人が参加しました。すなわち、1回のイベントで約133人が参加しています。

●参加者が最も多かったのは、2017年9月23日に佐賀県総合運動場で開催されたフェスティバルで、参加者数は2,148人でした。

●東京都サッカー協会は、FIFAグラスルーツフェスティバル形式でJFAキッズサッカーフェスティバルを行いました。ミニゲーム、シュート、ドリブルなどのステーションを回っていくことで、一人ひとりがスキルを習得し、これまでのサッカーの経験に関係なくだれもがサッカーを楽しむことができます。

●岐阜県サッカー協会は、２年前から11月3日を「岐阜県女子サッカーの日」とし、この日にJFAレディース／ガールズサッカーフェスティバルを行いました。午前の部と午後の部が設けられ、多くの女の子たちがサッカーを楽しみました。

●JFAファミリーフットサルフェスティバルでは、年代や体格差に関わらずあらゆる親子が同じピッチでプレーできるよう、様々なルールの工夫がなされています。静岡県で行われたJFAファミリーフットサルフェスティバルでは、家族同士がお互いにリスペクト精神を持って参加していました。

●京都府サッカー協会は、サッカーをみんなで「する、見る、支える、語る」日として制定している「サッカーファミリーの日」にJFAフットボールデーを開催しています。キッズからシニアまで多くのサッカーファミリーが集まり、サッカーに親しみ楽しんでいただいています。

●神奈川県サッカー協会は、障がい者サッカー体験のイベントを開催しました。全員が７つの障がい者サッカー体験とキックターゲットの８つのステーションに参加しました。イベント後には、各障がい者サッカー団体の選手が混ざってのミニゲームが行われました。

なおJFA公式Ｗebサイト「JFA.jp」では、各フェスティバルの開催レポートをご覧いただくことができます。

JFAフェスティバル

今後の開催予定については、各都道府県サッカー協会のホームページをご確認ください。

各都道府県サッカー協会のリンクはこちら