9月20日(木)に開幕するAFC U-16選手権マレーシア2018に出場するU-16日本代表が茨城県水戸市で直前合宿をスタートしました。AFC U-16選手権は来年のU-17ワールドカップの出場権が懸かっており、今年始めに立ち上がったU-16日本代表ではその出場権獲得を最大の目標としてきました。これまで森山佳郎監督のもと多くの経験を積み上げてきたチームがアジアチャンピオンを目指す約1ヶ月間の戦いが始まりました。

10日(月)の昼に水戸駅に集合した選手たちは早速オープニングミーティングを行い、スタッフからはアジアチャンピオンになる意味、ワールドカップに出場することの「何ものにも代えがたい価値」が改めて伝えられました。その後、水戸市内でチームはトレーニングを開始。前日に所属チームで試合に出場していた選手も多かったため、小粥コンディショニングコーチを中心にリカバリーに努めました。また、トレーニング前には選手一人一人が大会に向けた抱負を大きな声で発表するなど、活気ある雰囲気の下でトレーニングが行われました。

ホテルの夕食後には再度ミーティングを実施。前回のヨルダン遠征の反省点を振り返るとともに「前半最初の1秒目から相手を圧倒する」というチームのスローガンを確認しました。

U-16日本代表は、13日(木)に水戸ホーリーホックユース、鹿島アントラーズユースの2チームとトレーニングマッチを実施した後、14日(金)に大会の開催地マレーシアへ向かいます。20日(木)のU-16タイ代表との初戦に向けて、少しずつ本格的なトレーニングを開始していきます。

選手コメント

GK #12 佐々木雅士 選手（柏レイソルU-18）
AFC U-16選手権のメンバーに選出されて嬉しく思います。今日は集合後にミーティングをしてチームの土台となるという気持ちを確認することができました。トレーニング前には選手一人一人の想い、意志を大声で伝え合ったことでチームとして団結できたと思います。明日からはニ部練となるのでコンディションを整えることと、アジアを制覇するという強い覚悟を持って練習に臨みたいと思います。

DF #22 田島詳基 選手（清水エスパルスユース）
初日から全員でコミュニケーションをとり、良い雰囲気で集合することができました。自分は怪我が多く、ここ1年間はU-16日本代表に選ばれませんでした。この場にいる中で1番呼ばれない期間が空き、悔しい思いをしてきました。それでも常にこのチームにまた選ばれることを目標にやって来たのでまた選ばれた事に責任もありますし、覚悟もあります。その気持ちを今回の大会にぶつけたいと思っています。ここに来られなかった人の分まで、チーム全員でAFC U-16選手権を戦いぬき、優勝、そしてワールドカップの切符を掴み取りたいです。

MF #7 山内翔 選手（ヴィッセル神戸U-18）
この度、U-16日本代表として選ばれたことを誇りに思います。日本代表に招集されたのは6月のインターナショナルドリームカップ以来で久々に帰ってくることができて嬉しかったです。早速今日練習がありましたが、チーム全員が決意表明をしたり、すごく良い雰囲気で終えることができました。チーム力や全員で戦うことは、AFC選手権を突破してワールドカップ出場するのに必ず必要になるので、全員で突破に向けてやっていこうと思います。

FW #19 青木友佑 選手（FC東京U-18）
今回のこの遠征に選ばれとても嬉しく思っています。初日のトレーニングではリラックスした雰囲気の中でのトレーニングが出来ました。その中でも一人一人が主体性を持ちしっかりとトレーニングが出来たと思います。全員でコミュニケーションを取り合い、団結力もさらに深めることが出来ました。ワールドカップの切符をかけた戦いは甘いものではなく難しいことばかりかもしれませんが、仲間で助け合い、今回の遠征に選ばれなかった選手たちの想いも背負って全力で戦っていこうと思います。

スケジュール

※時間はすべて現地時間です。
※スケジュールは、チームのコンディションや天候等により急きょ変更する場合があります。