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SAMURAI BLUE森保監督、「今の我々の力を測るには最高の相手」 ~キリンチャレンジカップ2018ウルグアイ代表戦~
2018年10月16日
SAMURAI BLUE(日本代表)の森保一監督は10月15日(月)、キリンチャレンジカップ2018ウルグアイ代表戦を翌日に控えて試合会場の埼玉スタジアム2002で公式会見に臨み、FIFAランキング5位の強豪との対戦に「今の我々の力を測るには最高の相手。相手と同じ目線で戦ってほしい」と述べ、選手たちが臆せずにプレーしてチームの現在地を確認したいと語りました。
新体制発足からコスタリカ代表、パナマ代表を相手に2戦連続で3-0の完封勝利を挙げてきた日本代表ですが、3試合目で対戦するウルグアイ代表はFIFAワールドカップ出場13回の強者で、今夏のロシア大会でも8強入りしています。堅い守りから素早い切り替えで展開する鋭い速攻で知られ、来日メンバーにはFWエディソン・カバニ選手(パリ・サンジェルマン)らロシア大会で活躍したメンバー16人を擁しています。
日本は若手とロシア大会で戦った選手たちとの融合を図っている段階で、「2試合でより多くの選手と使いたい」としている森保監督は、4日前のパナマ戦から大幅にメンバーを入れ替えることを明言。DF吉田麻也選手(サウサンプトン)やDF長友佑都選手(ガラタサライSK)らワールドカップを戦った選手や、2016リオデジャネイロオリンピック代表のMF中島翔哉選手(ポルティモネンセSC)ら、前の試合で出場機会のなかった選手たちの出場を示唆しています。
森保監督は、ウルグアイ代表について「経験のあるチーム。ワールドカップから大幅な変更もなく、チームの成熟度も完成度もある。非常に手強いチームで厳しい戦いになる」と警戒しながらも、日本が目指すワールドカップでの8強入りを念頭に「我々もやれるという、相手と同じ目線で戦ってほしい。今の我々の力を測るには最高の相手」と話しています。
日本指揮官は「無失点にこだわってほしい」とし、「戦術的に浸透を図っているなかで、選手たちが個々の役割を迷いなく発揮して、互いの連係連動でコミュニケーションを取りながら試合の中で共通理解を高めてほしい」と、チームとしてのレベルアップに期待を寄せました。
チームはこの日、夕方から試合会場で冒頭15分以外を非公開にして公式練習を行いました。報道陣に公開された練習冒頭ではランニングやストレッチなどで体をほぐし、フィールドプレーヤーが二組に分かれて行ったボール回しでは、足首の負傷で前日は別調整だったMF伊東純也選手(柏レイソル)も加わって、チームメイトとともに警戒な動きを見せていました。その後非公開とされた部分では、戦術の確認に時間を割きました。
また、ウルグアイの選手たちも同日夕刻、スタジアムで公式練習に臨み、公開された冒頭15分の練習では、マーカーで作った細かいコースを通すパス交換やボール回しで汗を流しました。
ウルグアイは先日12日(金)の韓国代表戦を1-2で落としていますが、オスカル・タバレス監督は、「我々の最大の目標は2022年にカタールのワールドカップで良い結果を残すこと。そのために結果を求めるばかりでなく、若手を試している」と話し、「前回の試合からコンディションは良くなっている。明日はぜひとも良い試合をしたい」と述べています。
日本の選手たちからは、強豪との対戦を心待ちにしている声が聞かれ、MF南野拓実選手(ザルツブルク)は「相手は個の力も組織としても強いチーム。その中で自分に何ができるか。常にアクションを起こして、自分のスペースの周りを活性化させたい」と話しています。
今回キャプテンを務める吉田選手は、「耐える時間が長くなると思うが、ワールドカップで勝つことを考えると、こういうチームとどれだけ競り合えるかが大事になる。質の高いサッカーをしたい」と話し、若手について「すごく良いものを持っている。それを強豪相手に出してほしい」と語りました。
キリンチャレンジカップ2018ウルグアイ代表戦は、埼玉スタジアム2002にて16日(火)19:35キックオフの予定です。
監督・選手コメント
SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
キリンチャレンジカップ2試合を戦いましたが、今回さらに良い内容で、勝つことにこだわって戦うことを、チームとして意識して戦いたいです。ウルグアイはロシアのワールドカップでベスト8に入り、パナマやコスタリカに比べてさらに厳しい試合になることを覚悟して戦わなければなりませんが、今の我々の力を測るには最高の相手です。我々もワールドカップでベスト8以上に行こうと考えると、彼らと互角の試合をして勝っていかなければなりません。そういう気持ちで選手には戦ってほしいです。ウルグアイは相手のミスを突いて決める力を持っています。選手には、スタートで後手を踏まないように気を付けて、攻撃もシュートやチャンスの形まで完結して攻撃することを意識しようと伝えました。これまで招集した選手たちは、チームとしても連係連動してゴールに向かうプレーをしてくれているので、これをより良いものにしていければと思っています。
DF #2 三浦弦太 選手(ガンバ大阪)
こういう相手とやれる機会はなかなかありません。すごくレベルの高い相手ですが、楽しみながら、今の自分の力を全力でぶつけていければと思います。相手と距離を開けずに、アグレッシブな守備を積極的にやっていければと思っています。ワールドカップ組の選手とはコミュニケーションをしっかり取ってやりたいです。
DF #22 吉田麻也 選手(サウサンプトン)
我慢しなくてはいけない時間帯はあると思いますが、今回の合宿で人が動いてテンポよくボールを回すことをやってきたので、その形を少しでも出して良い攻撃を作り上げたいです。そのためには、前からハードワークして速い切り替えで高い位置でボールを奪って、いいボールを深いところに当てられるように、守備のコンパクトさが必要になります。難しい相手だと思いますが、カバニ選手らは素晴らしいFWで、個人的にも非常に楽しみです。
MF #6 遠藤航 選手(シントトロイデンVV)
埼玉スタジアムに帰って来ることができて、うれしいです。ボランチでのプレーを続けているので、感覚が良くなっています。今回はすごく強い相手ですが、こういう相手に対しても自分がハードワークした中で、前に出て行く回数、守備に貢献する回数を増やすことを意識してプレーしたいです。
MF #9 南野拓実 選手(ザルツブルク)
ウルグアイはどこのポジションの選手もレベルは高いと思うので、間違いなく、前の試合よりも質の高いプレーや連係が求められます。自分は体が大きくないので止まった状態でボールを受けるのは難しいので、動きながらスペースを見つけてボールを受けることを常に意識しています。チームメイトに信頼してもらえるように、結果を求める姿勢は変わらずに、チームを助けるプレーもやっていきたいです。
オスカル・タバレス ウルグアイ代表監督
日本サッカーの進化はだいぶ以前から見ています。日本はワールカップ6回連続出場という大きな成長を遂げ、日本のFWはスピードとテクニック、シュートに長けています。ワールドカップのベルギー戦は信じられない形で負けましたが、日本代表のサッカーに素晴らしいベースが出来てきていることを示しました。今回の対戦は、2019年のコパアメリカ、2022年のワールドカップに向けて準備している我々にとって貴重な機会です。良い試合をしたいと思います。
スケジュール
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吉田麻也 選手(サウサンプトン/イングランド)インタビュー
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遠藤航 選手(シントトロイデンVV/ベルギー)インタビュー
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南野拓実 選手(ザルツブルク/オーストリア)インタビュー
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伊東純也 選手(柏レイソル)インタビュー
2018年10月16日(火) 19:35キックオフ(予定)
埼玉/埼玉スタジアム2002
SAMURAI BLUE(日本代表)vs ウルグアイ代表
10月・11月のSAMURAI BLUE(日本代表)戦
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