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AFCコーチエデュケーションカンファレンスにJFAから木村氏、川俣氏が出席
2019年04月28日
アジアサッカー連盟(AFC)に加盟する45の協会から技術委員長や指導者養成責任者が参加するAFCコーチエデュケーションカンファレンスが4月16日(火)から18日(木)までクアラルンプールで開催され、日本サッカー協会からは指導者養成サブダイレクターの木村康彦・川俣則幸の両氏が出席。第3回となったこのカンファレンスは“Making a difference”と題し、参加者74名を言語や地域によって11のグループに分け様々なディスカッションが行われました。また、ロシアワールドカップの分析から導かれたアジアのチームの課題や、指導者養成の成功例として中国の事例が紹介されるなど、今後それぞれの加盟協会で進めていくべき方向性を考えるための貴重な機会となりました。JFA技術委員やインストラクターはFIFAやAFCの様々な会議やセミナーに積極的に参加し、最新の情報を収集するとともに日本が進むべき方向性を日々検討して指導者養成事業や選手育成・強化のために活かしています。
出席者コメント
木村康彦 JFA指導者養成サブダイレクター
カンファレンスのテーマは“Making a difference”、違いを生み出すものは何なのかでした。それは選手の質であり、選手を育成する指導者の質を意味します。世界のサッカーは常に発展しており、その変化のスピードについていけるよう指導者は学び続けることが大切であると再確認しました。指導者が自ら学ぶ機会をつくり、サポートし、より質の高いプログラムを提供できるように、今後も努めていきたいと思います。
AFCは各加盟協会(MA)にAFCインストラクターを派遣してサポートする形式で、各MAがAFCの基準を満たす指導者養成ライセンスのプログラムを確立して、自国でコーチを育てるようにすることを目指しています。すでにUEFAの事例が示すようにコーチングコンベンションを開催することでアジアのコーチがレベルアップし、さらにアジア内でのコーチの交流が活発となり、アジアのサッカー発展に大きな影響を与えることは間違いありません。アジアで指導者養成をリードするJFAからのサポートを期待している国々もあり、指導者養成ライセンスの制度をつくり上げ、その国のインストラクターを育成できる人材が求められています。
川俣則幸 JFA指導者養成サブダイレクター
今回のカンファレンスの柱は、AFCコーチングコンベンションでした。各国のサッカーの発展を支える鍵の1つは指導者です。AFCのコーチングコンベンションでは、AFC加盟協会(MA)が、AFCの基準を満たす指導者養成コースを、それぞれ独自につくり運営し、指導者を養成する能力を身につけることが求められています。今回のカンファレンスで、各MAの現時点での、そして未来に向けた取り組みを知る事が出来ました。また、我々JFAは既にプロライセンスコースまでのコンベンション認定を受けています。アジアでは、一歩リードしていますが、世界のサッカー界を牽引するUEFA各国に追いつき追い越す為には、まだまだやらねばならないことが沢山あることも再確認できました。また、指導者養成のベースとして、受講者ファースト、そして受講者が自ら成長出来るようにサポートしていくことの重要性も改めて確認させて頂きました。ここで得た経験、知識、アイデアを持ち帰り、日本の指導者養成に活かして行ければと強く感じました。
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