5月25日(土)に、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場（東京都世田谷区）で2019/2020シーズンのＦリーグが開幕しました。25日(土)、26日(日)の2日間、Ｆリーグ　ディビジョン1所属の12チームが一堂に会するセントラル方式で、熱戦を繰り広げました。

2019/2020シーズンのオープニングゴールは、フウガドールすみだのガリンシャ選手となりました。エスポラーダ北海道との対戦では終始ペースを握り、8分にチームの連係の良さを見せてゴール。ガリンシャ選手はその後もこぼれ球を押し込むなど2点を追加しハットトリックの活躍を見せ、すみだが6対0で快勝しました。

5月19日(日)のＦリーグオーシャンカップ2019 決勝から中5日での再戦となった名古屋オーシャンズ対湘南ベルマーレの対戦は、決勝で大敗した悔しさを胸にこの試合に臨んだ湘南が善戦し、前半を0対0で折り返します。しかし、試合巧者の名古屋が勝負強さを見せて2得点。防戦一方となった湘南は、後半のシュート数がわずか1本にとどまり、そのシュートをマルロン選手が決めて1点差に迫りましたが、追撃及ばず、2対1で名古屋が勝利を収めています。

立川・府中アスレティックFC対バサジィ大分も、Ｆリーグオーシャンカップ3回戦の再戦となりました。拮抗した試合展開となり、前半を1対1で折り返しますが、決定力で上回った大分が4対1で勝利。カップ戦で敗れた雪辱を果たし、開幕戦を勝利で飾りました。

昨季のリーグ戦では3回対戦し、いずれも決着がつかず引き分けに終わったシュライカー大阪対ペスカドーラ町田の対戦は、開幕戦でも接戦を繰り広げました。取られては取り返す展開の中、昨季Ｆリーグ選抜で実力を伸ばした齋藤日向選手が勝ち越し点を挙げると、その直後には加藤未渚実選手が第2PKを決めて4対2。今シーズン最初の対戦は、大阪に軍配が上がりました。

開幕セントラルを終えた各チームは、今週末から順次ホーム開幕戦を迎えます。31日(金)には、バルドラール浦安対立川・府中アスレティックFC、ヴォスクオーレ仙台対シュライカー大阪がナイターゲームで行われます。6月1日(土)には、"境川決戦"として毎年盛り上がりを見せる湘南ベルマーレ対ペスカドーラ町田が対戦。今季ディビジョン1に参入したボアルース長野は、2日(日)に早くも強豪の名古屋オーシャンズと対戦します。セントラルとは異なる雰囲気を持つ、各チームのホームゲームに注目です。

その他の試合結果・日程はこちら(Ｆリーグ公式サイト)をご覧ください。

監督コメント

奥村敬人 監督（湘南ベルマーレ）
たくさんのファン・サポーターに会場に来ていただき、素晴らしい雰囲気の中で試合をすることができて本当に幸せでした。前週に5日で4試合をこなし、負傷者が多数出て厳しい状況での開幕でした。オーシャンカップの決勝で大敗した名古屋が相手でしたが、この一週間、名古屋に勝つために選手たちは僕が立てた戦略を追求しながら練習してくれて、試合でも期待通りのプレーを随所で出してくれました。最後まで力を抜く選手もいなく、試合に出られない選手も含め、全員が声を出して戦い、地元の方々やサポーターの方々、湘南に関わる方々の心を打つような試合はできたのではないかと思います。ですが、結果は負けてしまい、監督の力不足だと思いますし、もっともっと監督が精進して選手たちを引っ張って高いレベルに引き上げないといけないと思います。
選手達もいい試合をしただけで満足せず、名古屋を超えて初めて違う世界を見ることができる、そういう悔しい思いを持ちながら残りの32試合、一丸となって戦いたいと思います。この試合でキャプテンマークを巻いた植松晃都は「これで日本代表に呼ばれないのか」と思うようなパフォーマンスでしたし、僕の期待通りの仕事をしてくれました。湘南から代表に関わる選手がもっと出て、フットサル界を湘南が引っ張るようなチーム、地域にしていきたいとさらに強く思いました。

比嘉リカルド 監督（シュライカー大阪）
昨シーズン、ペスカドーラ町田とは3回引き分けていて、先日のオーシャンカップでもPK戦で負けました。そういった悔しさを思い出し、開幕戦に臨みました。いつも町田戦はタフな試合になることが多いので、そういった認識をした上で試合に臨み、強気に試合を進めることができました。勝つことができ、嬉しいです。

Ｆリーグ2019/2020 ディビジョン1

開催期間：2019年5月25日(土)～2020年1月13日(月・祝)　全33節/198試合

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