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JFAビーチサッカー巡回クリニックを福井県坂井市で開催
2019年09月20日
9月16日(日)、福井県坂井市「三国サンセットビーチ」にて、JFAビーチサッカー巡回クリニックを開催しました。
インストラクターを務めたのは、現ビーチサッカー日本代表の牧野真二コーチと奥山正憲選手。地元のサッカー・フットサルチームに所属する中学生以上の男女約40名が参加しましたが、ほとんどの参加者がビーチサッカー初挑戦でした。
クリニックは午前・午後の2部構成で行いました。午前中は、ビーチサッカー特有の基本技術のトレーニングを行いました。慣れない砂の上でのボールコントロールに参加者は苦戦していましたが、牧野・奥山両インストラクターのユーモアを交えた指導と、潮風に吹かれながら裸足でプレーする解放感に、自然と笑顔の輪が広がりました。最後にオーバーヘッドキックに全員でチャレンジしましたが、奥山選手による華麗なデモンストレーションには一際大きな歓声が上がりました。
午後は、男女それぞれチームに分かれて交流戦を行い、インストラクターも中学生チームに加わりました。苦戦していた砂にも慣れ、参加者は午前に指導を受けた技術に積極的にチャレンジしました。オーバーヘッドキックでゴールを決める選手、インストラクターを翻弄してゴールを奪う選手もいて、会場は大いに盛り上がりました。
このクリニックは、一般社団法人福井県サッカー協会が主催する「ビーチサッカーフェスティバル in 三国」の一環として開催され、地元の坂井市サッカー協会、三国サンセットビーチ振興会の協力で実現しました。クリニックの合間には役員や関係者もピッチに出て裸足のサッカーを楽しみました。閉会式では、参加者から2人のインストラクターへの感謝の気持ちとともに、「ビーチサッカー大会に出てみたい」「女子の日本代表ができたらチャレンジしたい」など積極的なコメントが挙がりました。2人のインストラクターからは、「参加者の熱意と三国サンセットビーチの環境の素晴らしさに触れながら、福井でビーチサッカーが普及し、日本を代表する選手の誕生を期待する」というコメントが返されました。
最後は参加者全員で、今年11月にパラグアイで開催される「FIFAビーチサッカーワールドカップ」でのビーチサッカー日本代表の活躍を願い気勢を上げ、福井県で初めての巡回クリニックを締めくくりました。
参加者コメント
福田心悠 選手(福井丸岡RUCK U-15)
初めてビーチサッカーを体験しました。砂の上ではボールの動きが予測できず、コントロールが難しかったですが、そのことが新鮮で楽しかったです。牧野コーチは笑わせながら指導し自信を持たせてくれました。奥山選手の指導は丁寧で繊細でしたが、オーバーヘッドは豪快でした。ビーチサッカーにはこれからもチャレンジできたらいいなと思います。
森向日葵 選手(Awara Hanks)
スコップからのキックがとても難しかったです。サッカーやフットサルでは細かいステップでのドリブルが好きですが、砂の上では思うようにボールコントロールできず、じれったさも感じました。それでも初ビーチサッカーは、とてもとても楽しかったです。奥山選手のオーバーヘッドキックには感動しました。あのようなキックが自分もできたらと思います。今はまだビーチサッカーに女子日本代表がないということしでしたが、もし召集されるようなことがあればチャレンジしてみたいと思います。
山本啓斗 選手(福井工業大学サッカー部)
ビーチサッカー日本代表コーチ・選手と一緒にプレーし、その高いスキルに触れることができ嬉しく思います。それにも増して、熱く丁寧に技術指導してくださったインストラクターお2人の姿勢に感動しています。私たちは競技ビーチサッカーの経験はありませんが、大学の授業の一環として『わんぱくビーチサッカー大会』を主催し、子供たちに地元の豊かな自然の中でサッカーをする素晴らしさを伝える活動をしています。今回のクリニックではこの活動に活かせるヒントもたくさんいただけたと思っています。このような素晴らしい機会をつくってくださった関係者の皆さんに感謝いたします。