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大分が10得点で逆転勝利!北海道が上位の大阪に白星 ~Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第22節~
2019年10月15日
10月11日(金)、13日(日)、14日(月・祝)の3日間、Fリーグ2019/2020 ディビジョン1 第22節の4試合が行われました。
2位のバサジィ大分は、4位のペスカドーラ町田をホームに迎えました。まず試合を動かしたのはアウェイの町田。開始2分、カウンターの流れから室田祐希選手がミドルシュートを突き刺し、先制に成功します。1点を追う大分は、町田のキックインからのボールを奪い、田村龍太郎選手が同点弾を決めますが、前半終盤に町田に勝ち越し点を奪われ、1対2で前半を折り返します。迎えた後半、前半とは打って変わってホームの大分がリズムを掴むと、吉田圭吾選手がこぼれ球を押し込み再度同点に追いつき、24分には芝野創太選手のループシュートで逆転に成功。その後も大分の勢いは止まらず、レイチ選手が立て続けに2得点を奪うと、30分には田村選手が角度のないところからシュートを押し込み、リードを広げます。4点を追う苦しい展開となった町田は、10分以上を残し森岡薫選手をGKに置いてパワープレーを開始。しかし得点を奪うことができず、パワープレー返しで失点を重ねてしまいます。町田は後半無得点に終わり、芝野選手のハットトリックを含む10点を奪った大分が10対2で逆転勝利。2巡目最後の試合を終え、2位をキープしています。
かみすセントラルの2連戦で首位の名古屋オーシャンズと引き分け、2位のバサジィ大分に勝利したシュライカー大阪は、11位のエスポラーダ北海道と対戦しました。開始わずか9秒、好調のアルトゥール選手が先制点を奪い、幸先のいいスタートを切った大阪は7分に前鈍内マティアス エルナン選手、12分には田村友貴選手が得点を重ね、リードを広げます。しかし、12分に佐藤明生選手のゴールで1点を返し、1対3で後半を迎えた北海道が反撃を開始。立ち上がりに木村優太選手のゴールで1点差に迫ると、その後も大阪のミスを見逃さずオウンゴールを誘発するなど、得点を重ねます。パワープレーを仕掛けた大阪に対し、この攻撃をしっかりしのいだ北海道が3点ビハインドからの逆転勝利。10位のヴォスクオーレ仙台に1ポイント差と迫る、貴重な勝利を挙げました。
Fリーグはフットサル日本代表のAFCフットサル選手権2020トルクメニスタン2020予選出場により、中断期間に入ります。14日(月・祝)に予定されていたボアルース長野対立川・府中アスレティックFC戦は、台風の影響により延期。名古屋オーシャンズ対Fリーグ選抜は、中断明けの11月1日(金)に予定されています。中断期間明けからは3巡目に入り、プレーオフ出場争いがますます白熱することが予想されます。終盤戦を迎えるFリーグに、ぜひご注目ください。
その他の試合結果・日程はこちら(Fリーグ公式サイト)をご覧ください。
監督・選手コメント
伊藤雅範 監督(バサジィ大分)
スコアほどの差はなかったと思います。勝利を手繰り寄せられたのは、選手たちが前半を耐え、後半により熱量をかけて勝利を信じてくれたからだと思っています。
2巡目を終え、プレーオフ出場という目標に向かって、しっかりとプレーオフを狙えるポジションにいることに関しては、プラスの評価をしたいです。また、前節敗戦した対シュライカー大阪戦の40分間や、今節の前半のペスカドーラ町田のように、「このゲームに負けたら終わりだ」と相手が向かってくる試合で、それを受けるのではなく立ち向かっていく姿勢を3巡目もしっかり持っていけるようにしたいと思います。
課題を挙げるとすればまずひとつはコンディションニング。2つ目に個人の力。3つ目はメンタル面です。これからより、ストレスがかかる時期に入りますが、乗り越えていけたらと思います。
白方秀和 選手(バサジィ大分)
前半をリードされて折り返しましたが、うまく引き離すことができました。1失点目では自分のマークの緩さがありましたが、それ以外では体を寄せて、守備が効いていたと思います。後半の得点も守備からカウンターを仕掛け、人数をかけて攻撃ができことで相手との違いを出せました。ここまで得点を奪えるとは思っていませんでしたが、いい守備からのいい攻撃をこれからも続け、気を引き締めてがんばっていきたいと思います。
ペスカドーラ町田やシュライカー大阪とは、プレーオフで戦う可能性があります。リーグ戦でしっかり戦えないと、プレーオフで対戦する時に相手にネガティブなイメージを持ってしまいます。しっかり戦い、結果を出すことでプラスのイメージを持つことができますし、相手にも「大分はやりづらい」というイメージをつけることができます。3巡目も上位との対戦で結果を出して、強い大分のイメージを植えつけたいと思います。
ルイス・ベルナット 監督(ペスカドーラ町田)
前半は1人1人が強みを出せて、素晴らしい点が見えましたが、後半に入り流れが悪くなりました。ミスをしてはいけない部分でミスをし、諦めモードに入ってしまった選手も出てきて、町田らしくない流れでした。全体を通して、バサジィ大分に対して戦える実力は見せられましたが、少しのミスでもそれを重ねていくと悪い流れを引き寄せ、試合を大きく左右してしまいます。強いチームに対しては少しの油断が、この試合のように9点、10点という失点に繋がります。
大分はフィジカル面がとても強く、ピヴォが深い位置で攻撃の起点となっている印象です。今回の試合のように、対戦相手が100%の力を出し切れずに集中力を切らすと、徹底的に叩いてくる強さを持っています。信頼関係があり、仲間を信じて走り切るところが得点に繋がっていて、上位チームの団結力を感じます。こぼれ球を押し込んで得点することは、見ている方は運がよかったと感じるかもしれませんが、日ごろのトレーニングの証、チャンスを信じぬく精神を感じました。
悲しい結果で終わりましたが、遠方まで駆けつけ最後まで応援してくれたサポーターの皆さんには心から感謝しています。また、会場の熱狂を作り上げ、盛り上げてくれた大分の皆さんのおかげで素晴らしい環境でFリーグの試合ができたことを感謝しています。
Fリーグ2019/2020 ディビジョン1
開催期間:2019年5月25日(土)~2020年1月13日(月・祝) 全33節/198試合
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