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2019/20シーズン 第2回 Fリーグ担当審判員研修会
2019年11月12日
10月26日(土)~27日(日)の2日間、JFAハウスで第2回Fリーグ担当審判員研修会を開催しました。
座学では、審判の協力、手の不正使用などについてのディスカッション等を、そしてプラクティカルトレーニングでは視野の分担、関節の可動域を広げるフィジカルトレーニングを行いました。
インストラクターコメント
五十川和也 フットサル1級インストラクター
Fリーグ担当審判員研修会を10月26日(土)と27日(日)の2日間で開催しました。
JFAハウスで行われた研修会には計36名の審判員が参加し、下記の研修を行いました。
①「試合への気づき」 ・競技規則の理解・温度感を感じること・試合前の準備・コミュニケーション
②「プラクティカル」 ・視野分担 →もう一方の審判による視野確保・動体視力 →動いている状況での事象確認
③「審判の協力」 ・審判チームの感じること ・どのような協力が必要か・取り組むタイミング(いつ、どのように)
④「手の不正使用」 ・押さえる行為の見極め方 ・影響やタイミング
⑤「重要な場面での主審と副審の協力」
グループディスカッションでは、映像による幾つかの事象をテーマにチームワークにおける活発な討議がなされ、意識の統一を図りました。フィジカルトレーニングは、筋膜リリースからウォームアップへ入る前の関節稼動域の拡張にともなう肩、股関節へのストレッチ方法を行い、試合後におけるリカバリーを含めたケガ防止対策に向けた手順について講習しました。シーズン途中の研修会で、判定基準への確認およびボディケアへの意識を再認識してもらい、リーグ終盤戦に向けて厳しい試合展開が予想されるなかでも、ベストパフォーマンスが発揮できるように準備を整えた研修会でした。今後のみなさんのレフェリングに期待します。
参加者コメント
寺島日高 フットサル1級審判員
今回は、「審判員の協力」というテーマのもと研修が行われました。2人の審判が笛を吹くことのできるフットサルにおいて「主審と第2審判の認識が違った場合」、「際どい判定、負傷者、タッチジャッジ、競技者からのアピールが重なった場合」、「同一チームで外国籍の競技者がピッチに3人いた場合」など、実際にFリーグで起こった事象をもとにディスカッションを行いました。事象に対して一方の審判はどのような「認知・判断・実行」を行ったのか、他方の審判はどうだったのか。「試合前の打ち合わせを十分に行う。」「情報を迅速に伝える。」から一歩踏み込み、4人の審判員(主審、第2審判、第3審判、タイムキーパー)がどのタイミングで、どのような方法で、どの場所で情報共有を行うのが適切なのか、考え、共有することができました。
プラクティカルトレーニングでは、ハンドリングのシチュエーションに関し、主審、第2審判の見え方の違い、違反があった場所がペナルティーエリアの中か外か、動きながら判定する際の動体視力の変化などにフォーカスしたトレーニングを行いました。また、筋膜リリースの考え方に基づき、効果的なウォーミングアップ方法の共有を行いました。
Fリーグは、ディビジョン1、ディビジョン2ともに終盤に差し掛かり、プレーオフ進出、昇格、降格に関わる厳しい試合が続き、より大きなプレッシャーの中、より正確なレフェリングが求められます。今後もスピーディーでタフなフットサルの魅力を引き出し、Fリーグの価値を高められるように日々研鑽に努めていきます。
西野崇 フットサル1級審判員
今回の研修会では、『協力とタイミング』をテーマにあげて2日間の研修を行いました。内容としては、まず映像テストを行い担当審判員としての判定基準の幅をより近づけるために討議、質問を行いました。その後AFCクラブ選手権やFリーグの事象を分析し、グループディスカッションでテーマに沿って討議、審判員チームとして4人でより良い協力と適切なタイミングでの対応について認識合わせを行いました。判断や判定が合っていてもタイミングが良くないことにより、ゲームマネジメントがやりにくくなることもあるので、良いタイミングを意識する重要性を再認識できました。実技研修では、プレティカルトレーニングでハンドリングの事象を見極めるトレーニングを行い、事象を見極めるためのポジショニングと動き出しを繰り返し行うことで、より良い動き出しとより良いポジショニングに近づくように修正を行いました。また、トレーニングでは試合のアップ前の事前運動の取り入れとして、筋膜リリースを2人組で行い、体が柔軟になったことを感じられたので今後取り入れてやっていこうと感じました。最後になりますが、リーグ終盤に入り厳しい試合が続きますが万全な準備をして、今回の研修で学んだことを試合に生かし、魅力的な試合をマネジメントできるようにしていきたいと思います。
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