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キフフェス2019 開催レポート
2019年12月03日
「寄付月間~Giving December~」は、寄付を通じたよりよい社会づくりを願う様々な人々が毎年12月、全国一斉に行っているキャンペーンです。NPO、大学、企業、行政などあらゆる団体がこのキャンペーンに賛同し、それぞれの団体ごとに公式認定企画と呼ばれる独自の取り組みを行っています。
日本サッカー協会も、2016年からこの寄付月間の「賛同パートナー」として参画し、スタジアムでの啓発活動などを通じて、サッカーファミリーからの寄付文化醸成に貢献しています。この寄付月間のスタートである12月1日(日)に、寄付月間推進委員会による「キフフェス2019」を日本サッカーミュージアム内ヴァーチャルスタジアムで開催しました。
今年は、日本障がい者サッカー連盟による「キフティングチャレンジ」をはじめ、様々な寄付月間の公式認定企画等をその場で体験することができる「寄付の文化祭」のような場を企画し、全国の賛同パートナー団体の関係者のみならず、寄付について関心のある親子連れなど約120人が参加しました。
キフフェス2019には、寄付文化を拡げるユニークな取組みを紹介する8つのブースが設けられました。各ブースには、子どもが楽しく寄付に触れる工夫をしたものも多くありました。また、日本障がい者サッカー連盟のキフティングチャレンジには、子どもも含む多くの方々が参加し、リフティングが続いた回数×10円が挑戦者や応援者から集まりました。
その後、寄付月間5周年記念ビデオが上映され、制作した齋藤悠太さんから、「寄付するあなたを誇りに思う」というメッセージに込めた意図や想いが紹介されました。「寄付を受ける側ではなく、寄付をする側に着目した。誇りに思うことはたくさんあるけれども、その中のひとつに寄付するということがあれば。」と説明があると、参加者から大きな拍手があがりました。
寄付について考えるスペシャルトークには、Join for Kaigo代表の秋本可愛さん、コモンズ投信の渋澤健さん、寄付月間学生インターンの木暮里咲さんが登壇。寄付を通じた社会課題解決への想いと、今年の寄付月間への意気込みを語りました。
後半は、寄付について考える「寄付の教室」が行われ、参加者が紹介された3つの団体に1人3票まで投票しました。その結果、今年からJFAが協力している「子供の未来応援運動」の取り組みが最優秀団体として選ばれました。
参加者コメント
平田菜摘さん(内閣府 子どもの貧困対策担当参事官補佐)
会場の方々の、楽しみながら気軽に参加する姿が印象的でした。寄付を特別なことではなく、習慣としてとらえる社会に向けて、こうしたイベントを通じて、これからも貢献したいと思います。また、これを機に皆様に『子供の貧困』という課題にも目を向けていただけたら嬉しいです。
イベントに参加した岩澤俊之さん
寄付というと少しハードルが高い印象でしたが、キフフェスを体験してみて、気軽に取り組める様々な形の寄付があることがわかりました。サッカーのリフティングと寄付を組み合わせた、キフティングのプログラムでは会場が大いに盛り上がりました。一歩ずつ、出来ることから、未来に向けて社会をより良くするために、寄付を始めてみたいと思います。
寄付月間2019について
今年の寄付月間は、全国47の全ての都道府県で日本障がい者サッカー連盟や全日本大学サッカー連盟のものを含む151公式認定企画が行われます。また、今回から寄付月間アンバサダーの制度が設けられ、JFA社会貢献委員会の日比野克彦委員長をはじめ、全国47の全ての都道府県で寄付文化を拡げる新たな取り組みを行っています。
詳しくは、寄付月間公式サイトをご覧ください。