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「内面が成長した中学時代」遠藤渓太選手(横浜F・マリノス)インタビュー後編 ~高円宮杯 JFA 第31回全日本U-15サッカー選手権大会~
2019年12月13日
U-15年代の日本一を決する高円宮杯 JFA 第31回全日本U-15サッカー選手権大会が12月21日(土)に開幕します。ここでは第23回大会に出場した横浜F・マリノスの遠藤渓太選手に自身のジュニアユース時代や来年に迫った東京オリンピックについて聞きました。
※このインタビューは11月25日(月)に実施しました。
――中学時代に一番成長したと思うのは。
遠藤 内面がすごく成長できたと思います。当たり前のことですが、挨拶などのマナーについても厳しく指導されました。学校が終わってからすぐに練習に行くというのも難しいもので、そういったことからもいろいろと学ぶことはできたと思います。
――精神面はプレーにも影響しますか。
遠藤 小学校の頃は結構やんちゃだったんですけど、ジュニアユースに入ったら、もっとやんちゃな人や、もっとすごい選手がたくさんいたんです。だから萎縮してしまっていたし、プレーも無難なものばかりで、何だか気持ち良くはなかったですね。みんな自分よりもうまいと思って、チームメートに気を使っていましたね。ちょっとリスペクトしすぎていた部分があって、自分のプレーに制限をかけてしまっていました。
――この大会には、どのようなメンタリティーで臨んだのでしょうか。
遠藤 ユースに昇格する選手もいましたが、高校でプレーする仲間もいたので、このチームで一緒にサッカーをするのは最後になるという認識はありました。自分でも、もしかしたら初戦であっても最後の試合になるかもしれないという感覚はあったのですが、それがあんなにもあっけなく訪れるとは思っていませんでした。
――“一発勝負”だからこそ学べたこともありましたか。
遠藤 やはり緊張感が違いましたね。プレッシャーを感じ過ぎていたかなとも思います。今になって考えれば、高校生の年代になっても同じような大会はあるんですけど、どうしても緊張してしまいますよね。
――そこから成長してU-19日本代表で初めて年代別の日本代表に入り、新たな学びもあったのではないでしょうか。
遠藤 そうですね。クラブの大会とはまた違った緊張感があります。国を背負って大会に参加しているのだから、国を代表しているというプレッシャーはやはりありました。だからこそプレーに“強さ”が求められていると分かっていたので、球際で逃げることなどできませんでした。他では味わったことがないプレッシャーでした。
――来年は東京オリンピックが開催されます。
遠藤 決して全てではないと思っていますが、オリンピックというものは、自分の中に強くあります。18人という狭い選出枠を強くは意識しません。きっと、選手は選ばれるべくして選ばれるものだと思います。その時まで自分がしてきたプレー全てが、そこでどう評価されるかだと思います。代表入りの判定基準に不可思議なものはないと思っているので、しっかりやれることをやっていれば大丈夫だと考えています。
――オリンピック後もサッカーは続きます。今後、どのような選手になっていきたいですか。
遠藤 しっかりとF・マリノスで結果を残して、海外でプレーできればいいなと思っています。そのためには、もっともっと努力と結果が必要だと思っています。だからこそ、勝負強い選手になりたいという気持ちが、一番先に立ちます。どこの世界でもそうだし、特に海外では評価されるのは結果だと思いますから。
――もしももう一度この大会に出るなら、何かしたいことはありますか。
遠藤 初戦負けした試合の最後の3失点目のシュートは僕の股下を抜かれたので、あの時に足を閉じればよかったなと思いますね。それくらいですかね(笑)。
大会期間:2019年12月21日(土)~12月28日(土)
会場:
1回戦~準々決勝
コーエィ前橋フットボールセンター(群馬県)、前橋総合運動公園群馬電工陸上競技・サッカー場(群馬県)、J-GREEN 堺(大阪府)
準決勝~決勝
味の素フィールド西が丘(東京都)
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