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SAMURAI BLUE、香港戦へ非公開で最終調整 ~EAFF E-1サッカー選手権2019~

2019年12月14日

SAMURAI BLUE、香港戦へ非公開で最終調整 ~EAFF E-1サッカー選手権2019~

SAMURAI BLUE(日本代表)は12月13日(金)、EAFF E-1サッカー選手権2019第2戦の香港代表戦を翌日に控えて、非公開で最終調整を行いました。
曇りがちで午後の薄日が差す中、市内のグラウンドに集まった選手たちは、公開された練習冒頭15分間にランニング、ストレッチ、ボール回しなどで体を動かしました。
一方、GK3選手はペナルティエリアの左右から来る浮き球やグラウンダーのボールと正面から打たれる近距離のキックを受けてアジリティを高め、その後、左右からのクロスをキャッチしてすぐにサイドの前方にフィードする動きなどを繰り返していました。
その後は非公開にして、戦術の確認を入念に行いました。
約1時間半の練習後、選手とチームの成長を考える森保監督は、香港との一戦に向け、「合わせる時間はなかなかないが、試合の中で少しでも成長して結果を出せるように、思い切って戦ってもらえれば」と、選手たちへの期待を口にしました。
日本と香港の顔合わせは、前回香港が出場した2010年大会以来で、その試合では日本が3-0で勝利を収めました。通算対戦成績は日本の10勝5分6敗です。
10日の初戦で中国に2-1で勝利した日本は現在4チーム中2位につけ、首位の韓国とは得失点差です。香港はその韓国に11日の第1戦で0-2で敗れ、4位です。中2日の香港に対して日本は中3日と準備期間が1日長く、また、FIFAランキングでも香港の139位に対して日本は28位です。
しかし、森保一監督は香港について、「攻撃の後の帰陣が早く、堅い守備と鋭いカウンター攻撃を持っている。セットプレーなどで相手の隙を狙ってくるので、隙を作らないようにしなければ」と警戒を緩めていません。

香港は、韓国戦では状況に応じて最終ラインに人をかけて5~6人で守りを固める姿勢を見せており、日本は相手の守備への揺さぶりでアイデアを求められる試合になりそうです。
MF相馬勇紀選手(鹿島アントラーズ)は、「動き出しのズレとかで行けそうなイメージは作れている」と話し、MF仲川輝人選手(横浜F・マリノス)も「うまく崩すのは難しいと思うので、シュートで終わるようにしたい。相手が出てきた時にうまくワン・ツーを使えれば」と語り、試合のイメージを膨らませています。
またFW小川航基選手(水戸ホーリーホック)も、「FWとしては狭いスペースでの戦いになると思うが、しっかり得点を決められるような動き出しを続けていきたい」と話していました。
香港戦は12月14日(土)、Busan Gudeok Stadiumにて19:30キックオフの予定です。
なお、同じ会場で同日15:55からは、現在首位に立つなでしこジャパン(日本女子代表)が中国女子代表と対戦し、SAMURAI BLUEとともに2連勝を目指します。

監督・選手コメント

SAMURAI BLUE(日本代表)森保一 監督
香港は非常に集中力が高くて粘り強く戦えるチームで、堅い守備と鋭いカウンターを持っています。選択肢の一つとしてサイドからの攻撃が有効になると思います。攻撃も守備もチームとしていいイメージを共有できるようにトレーニングをしました。勝利で第3戦へつなげられるように、選手たちには結果を求めてチームのために走って戦い、それぞれの特長を思い切って発揮してもらいたい。1試合目もいいトライができましたし、2試合目も、試合の中で少しでも成長して結果を出せるように、思い切って戦ってもらえればと思います。

DF #15 渡辺剛 選手(FC東京)
セットプレーからの得点は自分としてもほしいですし、チームがいい流れになるには得点が早めに欲しいので、決められたらいいと思っています。DFのところからペースを作って得点に繋げられれば一番ですし、いい守備から攻撃に繋げられれば、自ずといい攻撃になるので、そこは意識します。

MF #3 田中駿太 選手(大阪体育大)
3バックの真ん中は4バックの真ん中と感覚的には変わらないので、4バックの時の良い感覚を持ちながらやりたいと思っています。ボランチ頼りにならずに、DFがしっかり縦パスを入れることができれば攻撃のパターンが増えてくると思うので、そこは意識したいです。1人が行って1人がカバーという形をしっかり続けていければピンチもなくなると思っています。

MF #6 大島僚太 選手(川崎フロンターレ)
チームとしての狙いがいくつかあるので、そこを体現できる質をしっかり出したいです。韓国の得点がセットプレー2つだったことからも、香港はしっかりと守備をしてカウンターに勝機を見出しているチームだと思うので、リスク管理をして攻撃一辺倒にならずに、いろいろなアイデアを出しながらやれたらと思っています。

MF #10 仲川輝人 選手(横浜F・マリノス)
ポジションもやることも(自チームとは)違ってきますが、うまく相手のギャップにポジションを取って、3人目の動き出しを意識しながらやってみたいです。ワイドにボールが入ったときにアタッタキングサードに入れれば、そこは自分のポジションに近いので自分のプレーができます。間で受けてうまく前を向けるように、周りを見ながらプレーを選択したいです。

MF #16 相馬勇紀 選手(鹿島アントラーズ)
1戦目も結構話しながらできている部分があったので、攻守の切り換えの部分でしっかり行けたら、もっと押し込む時間が増えると思います。前でボールを取ることができれば相手ゴールも近いですし、取りきれば2次攻撃ができて失点のリスクも減るので、切り替えのところが大事だと思います。

FW #20 小川航基 選手(水戸ホーリーホック)
気持ちが高ぶり過ぎず、良い平常心、緊張感でいられていると思うので、一番いい結果が出せるような気持ちで明日をこのまま迎えたいと思います。今日の練習でポジションの近い選手や周りの選手に声をかけて良い形も出せていたので、本当に楽しみに感じています。やりにくさは全く感じていません。

スケジュール

 EAFF E-1サッカー選手権2019  
12月10日(火) 2-1 対 中国代表(Busan Gudeok Stadium)
12月11日(水) TBC トレーニング
12月12日(木) TBC トレーニング
12月13日(金) TBC トレーニング
12月14日(土) 19:30 対 香港代表(Busan Gudeok Stadium)
12月15日(日) TBC トレーニング
12月16日(月) TBC トレーニング
12月17日(火) TBC トレーニング
12月18日(水) 19:30 対 韓国代表(Busan Asiad Main Stadium)

※スケジュールは都合により変更となる場合があります。

EAFF E-1サッカー選手権2019 決勝大会

大会期間:2019年12月10日(火)~18日(水)
会場:韓国/Busan Gudeok Stadium、Busan Asiad Main Stadium
男子出場国:中国、日本、香港、韓国

大会情報はこちら

 

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