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第99回天皇杯 準決勝~神戸vs清水~ヴィッセル神戸、清水に3-1で勝利し初の決勝進出
2019年12月22日
ヴィッセル神戸が清水エスパルスとのJ1対決を3-1で制し、初の決勝進出を決めました。勝利の立役者は元スペイン代表のMFアンドレス・イニエスタ選手。先制ゴールを奪うなど攻撃の中心としてチームを引っ張り「幸せ。個人としてよりもチームとしていい働きをした」と喜びを口にしました。
先制点は前半13分。ペナルティーエリア外からイニエスタ選手が左足で放った鋭いシュートはゴール右隅に決まりました。立ち上がりの清水の攻勢をしのいだ後の貴重なゴールで流れを引き寄せると、33分には左サイドから酒井高徳選手が上げたクロスを田中順也選手が右足で押し込み、追加点を奪いました。
守りで光ったのはGK飯倉大樹選手でした。前半30分に清水のドウグラス選手の決定的なシュートを左手に当てて防ぐと、1点差の後半、69分にも味方のミスから招いたピンチでドウグラス選手のシュートを好セーブ。直後にイニエスタ選手のパスを受けた古橋亨梧選手が右足で決め、試合を決定づけました。
ワールドカップ(W杯)優勝経験もあるイニエスタ選手はシュート、パス、ドリブルとあらゆるプレーで本拠地ノエビアスタジアム神戸のファンを魅了しました。「1月1日(の決勝)に勝ち、皆さんに幸せを届けたい」と新しい国立競技場での大一番へ意気込みました。
監督・選手コメント
トルステン・フィンク 監督(ヴィッセル神戸)
今日は素晴らしいサッカーをしたわけではありません。勝つために十分やったという印象です。結果はクラブにも街にも良いことで、サポーターのためにもすごくうれしいです。みんなで決勝進出という目標が達成できて満足しています。ただパーフェクトな試合展開ではなかったので、修正して決勝に挑みたい。(ビッグセーブを披露したGK飯倉大樹選手は)経験が見れました。特に2-1から2-2にされるのではないかという状況の際、GKが先に横になってしまうところでしっかりとポジションを保ち、セーブしてくれました。今日は大樹に感謝しています。
MF #8 アンドレス・イニエスタ 選手(ヴィッセル神戸)
クラブにとって歴史的なタイトルを取るための一歩を踏めたこと、クラブ全体も個人としても喜んでいます。選手みんながモチベーション高く、(欠場した)ビジャ選手もその舞台(決勝戦)で試合を戦えるように願っています。難しい試合になることは分かっていますが、タイトルを取るために全力を尽くしたいです。こういう難しい試合は、チームにとっても新しい経験、そういう選手は多かったと思うし、チーム全体として良い働きができました。次に向けて頑張りたいです。
篠田善之 監督(清水エスパルス)
この敗戦は本当に悔しい負けでした。神戸のストロングを消しながらうまくできている時間はありましたが、失点を重ねてしまい難しいゲームになりました。(試合後に選手に対して)感謝の気持ちを最初に伝えました。今シーズンは本当に苦しいシーズンだった、と。どん底から這い上がるためにみんなついて来てくれましたし、スタッフのみんなも前向きに、常に選手と向き合ってやってくれました。悔しさを忘れてはいけませんし、どうすれば決勝に行けたのか考えないといけません。何が足りなくて、何が必要だったのか、もっともっと追及して日々努力しようと伝えました。
MF #6 竹内涼 選手(清水エスパルス)
僕たちのプランとしては0-0でいきたかったですし、相手の攻撃もそんなに怖く感じることはなかったので、良い守備から良い攻撃をすることを続けながらやれればと思っていました。(天皇杯は)どういう日程、どういう場所でも来てくれるサポーターに対して、良いプレーを見せて、勝たないといけないと思ってやってきました。最初の(ジュビロ磐田との)ダービーも、サガン鳥栖との試合もみんなで勝ち上がってきた。なので、最後にもう1回、サポーターに試合(決勝戦)を見せたかったです。
【1回戦】5月25日(土)、26日(日)
【2回戦】7月3日(水)、10日(水)
【3回戦】8月14日(水)
【ラウンド16(4回戦)】9月18日(水)、25(水)
【準々決勝】10月23日(水)
【準決勝】12月21日(土)
【決勝】2020年1月1日(水・祝)
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