今年7月の東京オリンピックに向けて活動しているU-23日本代表は1月8日(水)、AFC U23選手権タイ2020の初戦を翌日に控え、バンコク市内で最終調整を行いました。Thammasat Stadiumでは開幕会見が行われ、森保一監督が出席しました。

U-23カタール代表のフェリックス・サンチェス・バス監督、U-23サウジアラビア代表のサード・アル・シェフリ監督、U-23シリア代表のムハンナド・アル＝ファキール監督と共に登壇した森保一監督は、「アジアでトップレベルの大会に参加できることを非常に嬉しく思う」とコメントし、「強豪国と同じグループで、一戦一戦非常に難しく、厳しい試合になる。チームとして結果と成長を求めながらチャレンジしていきたい」と意気込みを語っています。

チームキャプテンについて聞かれると、GKの小島亨介選手（アルビレックス新潟）の名を挙げつつ、「試合に関しては全選手、試合に出られる確約はない。ゲームキャプテンについては試合を見て決めたい」と話しました。

グループステージの対戦相手となる3チームは、どの指揮官も「とても強いチームが揃った難しいグループ」と主張。「自分たちのベストを尽くすことでグループリーグを勝ち進みたい」と準々決勝進出への思いを口にしていました。

夜のトレーニングでは大会初戦を前に戦術面の最終確認を行いました。メディア公開された冒頭の練習では、フィールドプレーヤーはジョギングから8対2のボール回しに移行。最後はスラロームからのダッシュを繰り返し、体の感覚を確かめました。またGK陣はハイボールキャッチとパス交換を行いながら、その後のトレーニングに向けてコンディションを整えていました。

AFC U23選手権タイ2020はこの日開幕し、グループAの2試合が行われました。西野朗監督が率いる地元・タイはバーレーンに5-0で大勝を収め、イラク対オーストラリアは1-1のドローに終わっています。

U-23日本代表のグループステージ初戦、対サウジアラビア戦は9日(木)20:15（日本時間22:15）にThammasat Stadiumでキックオフ予定です。

監督・選手コメント

森保一 監督
この大会の初戦は非常に難しい戦いになると思います。選手たちは、ここまで最大限の準備をしていますので、少しでもリラックスし、試合に集中できるよう、自分の力を出し切れるよう働きかけていきたい。対戦相手をリスペクトしつつ、いかに自分たちの力を最大限出し切れるかというところになると思います。サウジアラビアとはアジア競技大会で対戦していますし、昨年のアジアカップではSAMURAI BLUE（日本代表）が対戦しています。個々の選手が上手く強さもあり、組織的にも戦える。アジアのトップチームですし、非常に難しい戦いになると思っています。

GK #12 大迫敬介 選手（サンフレッチェ広島）
明日の試合は難しい試合になると思いますけど、これまで積み上げてきた遠征での経験もあるので、そういったものを思い出しながらやれればと思います。やはり初戦はどれだけ波に乗っていけるかというのもありますし、落とすか落とさないかで後の流れにもつながると思います。まずはゲームの入りが大事になると思うので、チームとして良い入りができるようにしたいです。

DF #15 岡崎慎 選手（清水エスパルス）
初戦はいかに先に点が取れるか、いかに先に点を取らせないかだと思います。やっぱり、絶対に失点をゼロで終えられた方がいい。試合時間を重ねていくに連れてチームとして良くなっていくと思うので、そういった意味では最初の15分でどれだけ周りと合わせて、同じ方向を向いてやれるかが大事になると思います。

MF #14 森島司 選手（サンフレッチェ広島）
相手は映像でしか見ていないですが、速いイメージがあります。だからこそ、しっかり引くときは引いて、プレスに行くときはプレスに行き、前で（ボールを）取り切れないと厄介な相手かなと思います。本当に初戦は大事な試合だとみんなが自覚しています。ここでつまずいたら良くないと思いますし、最後にもカタールという強いチームが待っているので、しっかり初戦を勝っておかないといけないと思います。

スケジュール

※時間は現地時間です。
※スケジュールは都合により変更となる場合があります。

AFC U23選手権タイ2020

大会期間：2020/1/8(水)～2020/1/26(日)
会場：タイ／Thammasat Stadium、Rajamangala Stadium、Tinsulanon Stadium、Buriram Stadium

大会情報はこちら