JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > SWHレディース西宮がリベンジを果たし、5大会ぶり2度目の日本一に輝く! JFA 第17回全日本女子フットサル選手権大会

ニュース

SWHレディース西宮がリベンジを果たし、5大会ぶり2度目の日本一に輝く! JFA 第17回全日本女子フットサル選手権大会

2020年11月02日

SWHレディース西宮がリベンジを果たし、5大会ぶり2度目の日本一に輝く! JFA 第17回全日本女子フットサル選手権大会

JFA 第17回全日本女子フットサル選手権大会は11月1日(日)に大会最終日を迎え、3位決定戦と決勝戦の2試合を行い、2020年の女子フットサル日本一が決しました。

3位決定戦では、さいたまサイコロ(関東2/埼玉)とアルコ神戸(関西2/兵庫)が対戦しました。準々決勝の福井丸岡ラック(北信越/福井)戦、準決勝のSWHレディース西宮(関西1/兵庫)戦で堅守を見せたさいたまは、6分に左サイドから筏井りさ選手がシュートを決めてリードします。その後も、安定した守備を見せていましたが、15分にCKから若林エリ選手にヘディングで同点ゴールを決められると、その直後にも堤早希選手に逆転ゴールを許します。一気に試合をひっくり返した神戸は、第2ピリオドに入るとさらに勢いづきます。25分に関灘美那子選手のミドルシュートが決まると、高畠早奈恵選手のゴール、さらに山川里佳子選手の3試合連続となるゴールも決まり、5-1としました。さいたまはパワープレーを仕掛けましたが、逆に関灘選手に無人のゴールにシュートを決められて万事休す。第2ピリオドに得点を量産した神戸が、6-1で今大会の3位となりました。

前回大会と同じカードとなった決勝戦では、実力の拮抗した両チームが激しい火花を散らします。試合開始からバルドラール浦安ラス・ボニータス(関東1/千葉)が試合の主導権を握りますが、西宮も鋭いカウンターを仕掛けます。両チームのGK、杉山藍子選手、山本彩加選手の好守もあり、緊張感のある引き締まったゲームとなりました。

どちらも譲らないまま、スコアレスで第2ピリオドに入った試合を先に動かしたのは西宮でした。23分、キックインを得ると網城安奈選手が、江口未珂選手からの浮き球のパスをボレーシュートで合わせます。「エグ(江口選手)と目が合って、ちょっとボールが高かったのですが、『打つしかない』と思ってゴールに向けて蹴ったのが入ってくれました」と言う網城選手のシュートがゴールに決まり、均衡が崩れました。

先制点を許したことで、浦安には動揺が見えましたが、それでも追加点は許さずに、徐々にリズムを取り戻していきます。西宮のプレーする選手が固定されて疲労が蓄積していったことで運動量が減り、試合の主導権を握り返した浦安でしたが、パワープレーを仕掛けてもなかなか同点ゴールが奪えません。それでも、このまま試合終了かと思われた残り12秒、四井沙樹選手からのパスを受けた中井仁美選手がシュートを決めて、試合を振り出しに戻しました。

1-1で第2ピリオドを終え、試合は5分間の延長戦に突入します。延長戦でも互いに死力を尽くしてチャンスをつくり合いましたが、スコアは動かずにPK戦にもつれることになりました。迎えたPK戦でも両チーム5人全員が成功し、迎えた7人目。後攻の浦安のシュートを西宮のGK山本彩加選手が止めて、西宮が5大会ぶり2度目の優勝に輝きました。

監督・選手コメント

上久保仁貴 監督(SWHレディース西宮)
ようやくシルバーコレクターを返上することができました。純粋にうれしいです。やっぱりこの大会は特別ですし、本当の日本一を決めるという意味では欲しいタイトルだったので、取れてよかったです。ただ、昨年は0-1で負けていたので、しっかり1-0でゲームを終えたかったです。残り12秒で失点した時には、なぜタイムアウトを取らなかったのかと自分を責めました。「なんとかいけるだろう」「逃げ切れる」と思ったところが僕の未熟さ、甘いところですね。今大会でも満足いかないところもあったので、そうしたところを修正して、頑張っていきたいと思います。

網城安奈 選手(SWHレディース西宮)
準決勝のさいたま戦で先制して、そのあとに失点してPK戦になって決勝の浦安戦を迎えたので、疲れが残っていました。それでも1年前の負けが本当に強く心に残っていたので、この試合にかける思いは特別に強く試合に入れたのですが、相手もうまくてかなり走らされたので疲れました。今日と明日はしっかり休んで、今、日本女子フットサルリーグでも全勝なので、その勢いをもって初参入で初優勝という目標を達成するために、また優勝したいと思います。

中井仁美 選手(バルドラール浦安ラス・ボニータス)
同点ゴールの場面は、あまり覚えていないのですが、ヨッチ(四井選手)がパスを出してくれて、左足を振ったら入ったという感じでした。戦っていても、あまりやられている感じはなかったのですが、やれている感じもなく、悪くないけどすごく良い感じでもなく、どちらに転ぶか分かりませんでした。総合力で戦おうとしたなかで、みんな一生懸命やれたと思います。もう少し攻撃も守備も、チームとしての引き出しを増やしたいですし、負傷者が復帰をすれば総合力も上がると思うので、まずはしっかりみんなで休んで次に備えたいと思います。

筏井りさ 選手(さいたまサイコロ)
全日本選手権出場は、個人的には初めてでした。トーナメントということで、優勝できるチャンスもあったと思いますが、ここまで来ることができたのは実力以上のものが出たと思いますし、勝てなかったのは、実力不足だなと感じています。どのチームにも対策されるようになって、前に張るだけでは抑えられるので、ポジションを下げてゲームをつくったほうが他の選手が生きると思い、意識してプレーしていました。3位決定戦は大差で負けましたが、準決勝で西宮にあそこまで食い下がれたのは収穫です。細かいところの差が大きな差になることをあらためて感じました。それぞれの日々の意識とか、取り組みが大事になってくると思っています。

大会日程:2020年10月30日(金)~11月1日(日)
大会会場:北海道/よつ葉アリーナ十勝
大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー