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フットサル日本代表候補 フウガドールすみだに勝利し年内最後の活動を終える

2020年12月03日

フットサル日本代表候補 フウガドールすみだに勝利し年内最後の活動を終える

11月30日(月)より活動を開始したフットサル日本代表候補は、12月1日(火)に2部練習を行い、最終日の2日(水)にはFリーグ所属のフウガドールすみだとのトレーニングマッチを実施して年内最後のトレーニングキャンプを打ち上げました。

2部トレーニングを実施した2日目は、先月同様に代表チームの戦術やセットプレーの確認に多くの時間を割き、試合に向けて戦う準備をしっかりと行いました。選手たちは9月、10月のトレーニングマッチでクラブチームに敗戦したことを改めて全員で認識し、トレーニング中やトレーニング後にもAFCフットサル選手権をも見据えてどのような気持ちで翌日の試合に臨むかを互いに何度も口にしながらの集中した2セッションとなりました。

最終日は、代表選出経験のある森村孝志選手、中田秀人選手が所属するフウガドールすみだとのトレーニングマッチを行いました。ブルーノ監督はチームミーティングで「前回のキャンプからすごく強度の高く良いトレーニングができているので試合のピッチで体現してほしい。キックオフから試合終了までの40分間を全員が120%の力でやり続け相手を圧倒しよう」と選手達を鼓舞してピッチへ送り出しました。

トレーニングマッチはプレーイングタイム方式の1ピリオド20分の2本で実施されました。日本代表候補チームのスターティング5はキャプテンマークを巻いた星翔太選手、西谷良介選手、皆本晃選手、仁部屋和弘選手、矢澤大夢選手が名を連ねました。ブルーノ監督の言葉を体現するように、第1ピリオドは日本代表候補チームが相手ゴールに積極的に攻め込んでいきます。開始1分には皆本選手が左サイドを突破し、ファーストシュートを放ちますが、惜しくもボールは枠を捉えることができません。しかし、直後に高い位置で相手からボールを奪取し、味方のパスを受けた星選手が右サイドから強烈なシュートをねじ込み、幸先良く先制点を奪います。ブルーノ監督は第1セットの4名、第2セットの4名と選手たちを交代させながら相手に攻め込みましたが、7分、日本の強度の高い守備をかいくぐった相手に失点を許してします。同点とされてからも焦ることなく、第3セットの選手たちも果敢に相手ゴールへ向かいますが最後の部分で決めきれず1-1で第1ピリオドを終えます。

第2ピリオドで先に得点が欲しい日本代表候補チームは21分、西谷選手の個人技で相手を剥がし、ペナルティエリアで星選手へパスをつなぎ、渾身のシュートを放ちますが相手GKの好セーブで得点を奪うことができません。すると27分、相手に一瞬の隙を突かれカウンター攻撃で先日U-19フットサル日本代表候補に招集された甘利斗亜選手に逆転ゴールを決められてしまいます。1-2の状況となってからも慌てることなく、ベンチ含め選手達は声を掛け合って攻撃を組み立てていきます。すると32分、自陣でボールを持った星選手がドリブルで相手コートへ一気に攻め込み、GKとの1対1を制して同点ゴールを奪います。その後も両チームが攻め合い拮抗した試合展開になりますが、試合を動かしたのは日本代表候補チームでした。38分、相手の攻撃を防いだ瞬間、第2ピリオドからゴールを守る関口優志選手が相手コートのスペースを見逃さず鋭いスローを供給すると走り上がっていた安藤良平選手がボールを収め、そのまま相手ゴールに流し込み逆転弾を決めます。同点ゴールが欲しい相手チームによるパワープレーをしのぐ時間も耐えきり、最終スコア3-2で年内最後の活動を勝利で締めくくりました。

未曾有の世界情勢にフットサル日本代表も他カテゴリーと同様に大きな活動変更を余儀なくされましたが、ブルーノ監督の「常に自分たちに矢印を向けてコントロールできる部分にしっかりとコミットしよう」というメッセージのもと多くのサポートを受けながら活動を実施してきました。フットサル日本代表にとっては2大会ぶりのFIFAフットサルワールドカップ出場に向けて2021年も活動を継続していきます。

選手コメント

GK 矢澤大夢 選手(バサジィ大分)
今回の代表候補キャンプはトレーニングから全体が良い緊張感でハードワークできたと思います。3日目の拮抗した試合を物にできたのは、代表チームとしてとても自信になり、みな成長できたと思います。
ただ、試合を動かすのはいつもベテランの選手なので、僕も含め中堅から若手の選手が試合をコントロールする力を付けないといけないと思います。

FP 星翔太 選手(名古屋オーシャンズ)
年内最後の活動を多くの方々の協力のもと無事に終えることができました。今日のトレーニングマッチは厳しい内容でしたが、チーム全員で最後まで勝利を目指した結果が、試合の結果に繋がったと思います。ここまで積み重ねた良い部分、改善していかなければいけない部分が試合をするごとに明確になってきているので、そのことを忘れずにAFCフットサル選手権まで引き続き活動していきたいと思います。

FP 仁部屋和弘 選手(バサジィ大分)
トレーニングマッチを通じて、良い試合も悪い試合もチームで共有し、成長している事を感じています。今後もチームとしてどんな状況でも対応するための選択肢をさらに作っていけるように前進していきたいです。

FP 安藤良平 選手(名古屋オーシャンズ)
難しい試合を勝ちきれた事でチームが成長できる要素は間違いなくあります。試合の中でも一人一人が冷静に戦えていたと思いますし、相手の流れになっても我慢強く戦い、自分達の流れに戻す事が出来ました。細かい所を修正していく場面は沢山あります。また決めるべき場面で確実に仕留めていれば試合展開も変わったものになっていたと思うので、一人一人がレベルアップしていくための材料として引き続き自チームでトレーニングしていきたいと思います。

スケジュール

11月30日(月) PM トレーニング
12月1日(火) AM/PM トレーニング
12月2日(水) 3-2 トレーニングマッチ vs フウガドールすみだ

※スケジュールは、チームのコンディション等により急きょ変更する場合があります。
※全チームスタッフ、選手は集合時にSmartAmp法での検査を実施します。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一般の方におかれましてはトレーニングの見学は一切できません。
※選手やスタッフによるサイン、握手、写真撮影、プレゼント受け渡し等の対応も自粛させていただきます。
皆さまのご理解とご協力を、よろしくお願いいたします。

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