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J2、J3王者が登場する準々決勝は12月23日開催 天皇杯 JFA 第100回全日本サッカー選手権大会

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2020年12月22日

J2、J3王者が登場する準々決勝は12月23日開催 天皇杯 JFA 第100回全日本サッカー選手権大会

天皇杯 JFA 第100回全日本サッカー選手権大会は12月23日(水)、準々決勝2試合が行われます。

準々決勝からいよいよ、Jクラブが登場します。今大会は新型コロナウイルスの影響により、例年とは異なる形式で行われています。3回戦までは移動距離の短い近隣の都道府県代表同士の対戦となりました。4回戦を前に再抽選を行って組み合わせを決め、“地域代表”同士が激突。さらに5回戦2試合が行われ、J2とJ3の優勝チームと対戦するチームが決まりました。ここを勝ち抜けば、川崎フロンターレ(J1 1位)とガンバ大阪(J1 2位)との準決勝が待っています。

初めてのJ3優勝とJ2昇格を決めたブラウブリッツ秋田(J3 1位)と顔を合わせるのは、福山シティFC(広島)です。広島県リーグ1部の所属であるものの、地域リーグなどを戦っている「格上」を連破。天皇杯本大会初出場チームの快進撃が続いています。

4回戦では北信越リーグを戦う福井ユナイテッドFC(福井)を相手に、PKとCKからのゴールで34分までに2点をリード。後半も相手の倍近い11本のシュートを放ち、田口駿選手がこの試合2点目を決めて勝利を大きく引き寄せました。田口選手は、ここまで大会4得点。Jクラブ相手にも、攻撃をリードできるでしょうか。試合翌日は、小谷野拓夢監督の23歳の誕生日。チーム一丸となり、監督へうれしいバースデー&クリスマスプレゼントを届けたいところです。

一方の秋田は堅守からのカウンターを武器に、28戦負け知らずのままJ3優勝とJ2昇格に到達しました。さらに天皇杯4強に進出し、こちらもJ1歴代最速優勝を決めた川崎Fとの対戦で、記念すべきシーズンにさらに彩りを添えるつもりです。

前回大会8強のHonda FC(アマチュアシード)は5回戦でも巧みに勝利を引き寄せて、準々決勝へとたどり着きました。

アマチュアの雄は、ここまで全ての試合を1点差で制しています。5回戦では筑波大学(茨城)に先制を許しましたが、後半にぐっと流れを掴みました。フォーメーションを変更し、さらに後半開始から投入された2選手がともにゴールを挙げて期待に応える大活躍。井幡博康監督の勇退や、背番号10をつけるベテラン古橋達弥選手の引退も決まっており、有終の美を飾るべく、チームの結束力は増しています。

Honda FCと対戦するのは、徳島ヴォルティス(J2 1位)。初のJ2優勝を果たし、ファンのみならず選手たちが自分たちに向ける期待も高まっているはず。Honda FCは、前回大会3回戦で敗れた相手です。試合巧者同士の対決でしっかりリベンジを果たして、来年から同じ土俵で戦うG大阪との一戦へと勝ち進みたいところです。

大会は年末に入り、一気に加速度を増していきます。熱戦が続く天皇杯に、ぜひご注目ください。

【1回戦】9月16日(水)
【2回戦】9月23日(水)、30日(水)
【3回戦】10月28日(水)、11月11日(水)
【4回戦】12月13日(日)
【5回戦】12月20日(日)
【準々決勝】12月23日(水)
【準決勝】12月27日(日)
【決勝】2021年1月1日(金・祝)

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