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町田対湘南の”境川決戦”は打ち合いの末、町田に軍配。首位・名古屋、2位大分は揃って勝点を伸ばす【Fリーグ2020-2021 ディビジョン1】

2021年01月19日

町田対湘南の”境川決戦”は打ち合いの末、町田に軍配。首位・名古屋、2位大分は揃って勝点を伸ばす【Fリーグ2020-2021 ディビジョン1】

Fリーグ2020-2021 ディビジョン1の5試合が、1月15日から17日の3日間にわたり行われました。

“境川決戦”と称されるペスカドーラ町田と湘南ベルマーレの対戦は、波乱の展開を見せました。開始わずか1分4秒で室田祐希選手がループシュートを決めホームの町田が先制すると、その7秒後には湘南の本田真琉虎洲選手がゴールし、試合を振り出しに戻します。しかし3分、キックインから中村充選手が勝ち越しゴールを挙げた町田はその後もコンスタントに得点を重ね、第1ピリオド中盤には3点をリードします。伝統の一戦で負けられない湘南は本田選手のキックインに合わせたロドリゴ選手、右サイドからシュートを突き刺した高溝黎磨選手のゴールで1点差に迫りますが、19分に失点し、第1ピリオドを5対3で折り返しました。第2ピリオドでは一転、スコアが動かない展開に。2点を追う湘南は残り3分を切りロドリゴ選手をGKに置きパワープレーを仕掛けると、38分、本田選手のゴールで追加点を奪います。その後もゴールを狙い続けた湘南でしたが、追撃及ばず5対4で試合終了。今季の”境川決戦”は2戦とも1点差で町田が勝利しています。

また、この試合は先月19日に逝去した久光重貴選手が所属したチーム同士の対戦だったため、両チームの選手が喪章を着けてプレーし、試合前に黙祷を捧げて故人を偲びました。

首位の名古屋オーシャンズは、F1残留を目指すY.S.C.C.横浜と対戦。第1ピリオド残り2秒で平田 ネト アントニオ マサノリ選手が先制点を挙げると、第2ピリオドも攻撃の手を緩めず3点を追加。4対0で完封勝利を収めました。2位のバサジィ大分は、新型コロナウイルスの影響で約1カ月ぶりのリーグ戦となった立川・府中アスレティックFCをホームに迎え、得点力の高さを見せて7対2で大勝しています。

監督・選手コメント

金山友紀 選手(ペスカドーラ町田)
立ち上がりがよくない試合が多かった中、前週のシュライカー大阪戦でもそういった課題を選手同士で話しました。大阪戦では入りはよかったのですが得点を取れず、この試合では早い段階で得点できましたが直後に失点をしてしまいました。まだそういった課題はありますが、湘南との対戦ではいつも気持ちのぶつかり合う熱い戦いになるので、しっかり勝ち切ることができ、チームにとってプラスになったと思います。ここからイレギュラーな日程で試合が続きます。1週間で3試合あることをしっかり見据え、頑張っていきたいと思います。
(盟友である久光選手について)Fリーグができる前の時代から、日本のトップリーグを作り上げるために切磋琢磨してきた仲間です。10月に湘南ホームでの対戦で会い、彼は開幕戦の僕のゴールのことを話してくれました。いつも相手のことを気遣ってくれるのでパワーをもらっていましたし、僕もプレーをしながら彼に何か伝えられることがあるのではないかと常に思っていました。この試合もそういった思いで臨んだ部分もあり、特に今季はコロナ禍で試合が思うように進められない中、こうやってフットサルができることは当たり前ではないということを改めて感じています。彼の思いはいつも心の中にあります。これからもずっと、心の中で一緒に戦っていきたいと思います。

上原拓也 選手(湘南ベルマーレ)
勝てば順位が上がる、本当に勝ちたい試合で負けてしまいました。開始から相手に点を取られ、追いつくことはできましたがそこで点差を離されてしまったことが敗因でした。1失点1失点が重く、悔しさが残る試合になりました。(GKの)僕が何をできたのかということを、しっかり考えていきたいです。ただ、あのように離された中で仲間が点差を縮めてくれたことには、感謝しています。(一般投票で決める)境川決戦の年間MVPは、久光重貴選手でした。サポーターの皆さんが久光選手に投票してくれた結果なので、勝ってMVPを捧げられず悔しい気持ちでいっぱいです。

星翔太 選手(名古屋オーシャンズ)
数字上で失点は0なので最高の結果だとは思いますが、GKに助けられている部分が多くあります。僕自身、FPはもっとよくなれると思っているので、その部分を次の試合に向けてしっかり準備していきたいと思います。チームとしては、いつも目の前の試合に集中するということを話しています。緊急事態宣言が出たことにより試合がリモートマッチに変更になるなど、今は特殊な状況なので、チームとしても個人としても特にそのことを大切にしています。リーグ戦は残り1カ月ですが、次のボアルース長野戦、その次のバルドラール浦安戦、と目の前の練習、目の前の試合を大事にしながら過ごしていきたいと思います。

Fリーグ2020-2021 ディビジョン1

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