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ついにベスト4が激突!『#atarimaeni CUP サッカーができる当たり前に、ありがとう!』準決勝戦の見どころを紹介

2021年01月20日

ついにベスト4が激突!『#atarimaeni CUP サッカーができる当たり前に、ありがとう!』準決勝戦の見どころを紹介

2020年度最後の、そして唯一の大学サッカー全国大会『#atarimaeni CUP サッカーができる当たり前に、ありがとう!』の準決勝が、1月21日(木)に無観客で行われます。1月6日(水)に開幕したこの大会も、準決勝と決勝を残すのみとなりました。

ベスト4に残ったのはいずれも関東代表の4校。3回戦までは中1日の連戦でタフな試合が続きましたが、準決勝までは約10日間のインターバルが置かれました。休息期間を経て、決勝進出への決意を新たにした4チームと試合の見どころを紹介します。

法政大学(関東第7代表) 対 早稲田大学(関東第3代表)

関東大学1部リーグ所属チーム同士の対戦となります。今季リーグ戦での対戦成績は1勝1敗とイーブン。大会成績を見れば、早稲田大学がリーグ戦、カップ戦ともに2位と好成績を残しているのに対し、法政大学はリーグ戦4位、カップ戦では8位と下位に甘んじています。しかし、法大はリーグ戦終盤から尻上がりに調子を上げ、1ケ月前に行われたリーグ戦最終節では早稲田大学に完勝。早稲田大学の優勝の可能性を消滅させると同時に、最後の本大会出場権を手にしました。

法政大学の好調の要員は選手層の厚さです。もとから基礎技術の高い選手が多く、高木友也選手、関口正大選手といったサイドバックからの攻撃も強力な武器となっていましたが、出場メンバーによって調子が安定しないのが課題でした。しかしリーグ戦終盤から本大会にかけては下級生が飛躍的な成長を見せ、好調を維持。なかでも松井蓮之選手、飯島陸選手は途中出場でも得点に絡み、勝利に大きく貢献しています。素早い寄せとボランチを中心に組み立てられるパスワークで、堅固な守備を誇る早稲田大学のゴールを狙います。

今季はリーグ戦、カップ戦ともに2位に終わった早稲田大学。しかし本大会ではこれまで全試合無失点、かつ3点差以上の快勝で駒を進め“全国制覇”に向け視界は良好です。もともと守備には定評のある早稲田大学ですが、今季は1部リーグで最多得点を挙げるなど、攻撃力も兼ね備えるバランスのとれたチームになっています。なかでもラッキーボーイ的な活躍を見せているのが奥田陽琉選手。1年生ながらここまでの全試合で得点を挙げています。2回戦では、リーグ戦で10得点をマークした加藤拓己選手が開始早々に負傷交代。攻撃力の低下が懸念されましたが、梁賢柱選手、西堂久俊選手が前線で存在感を見せています。

互いに相手の戦い方をよく知るだけに、タイトで熱い戦いが期待されます。本大会10得点を挙げている早稲田大学が、2メートルの長身GK・中野小次郎選手が守る法政大学のゴールをいかにしてこじ開けるのか。法政大学は自慢のパスワークで早稲田大学の堅固なディフェンスラインをどう突破するのか。見どころの多い対戦となりそうです。

東海大学(関東第9代表) 対 順天堂大学(関東第6代表)

準決勝のもう1試合は、かつて数々の名勝負を繰り広げてきた古豪同士の対戦となりました。関東勢同士の対戦といっても、東海大学の現所属は神奈川県リーグ。1部リーグ所属の順天堂大学とはなかなか顔合わせの機会はありませんが、それだけに予想外の展開となることもあるでしょう。

今大会の“台風の目”となっているのが東海大学です。昨年度は2部リーグで下位に沈み神奈川県リーグに降格した東海大学ですが、年末の昇格決定戦で勝利し、来季の関東リーグ復帰が決まりました。その勢いのまま、本大会でも2回戦で昨年度の全国王者であり、関東の覇者・明治大学をPK戦で下す“ジャイアントキリング”を起こしています。東海大学はカップ戦でも1回戦で明治大学に勝利するなど、上位チームには抜群の強さを発揮しています。攻撃の中心は砂金大輝選手。東海大学の武器であるカウンターに転じたときのスピード、ボールを収めてからの判断力の確かさで東海大学を勝利に導いてきました。また左サイドバックの面矢行斗選手は攻撃参加ばかりではなく、ロングスローからもチャンスを演出します。PK戦に突入した明治大学戦では、途中交代のGK佐藤史騎選手が相手のPKをストップするなどの活躍を見せています。

対する順天堂大学はタレントが豊富で、チームで崩すことはもちろん、個人技でも打開できるチームです。攻撃の中心は、正確無比なキックを放つレフティー、杉山直宏選手。杉山選手が絡むセットプレーは順天堂大学の大きな武器です。試合によってはなかなか波に乗れず苦戦を強いられることもありますが、好調のきっかけになるのがU-19日本代表のFW大森真吾選手のゴール。前線でのキープ力、抜け出し、そして決定力は大学サッカーではトップクラスです。また本大会では小林里駆選手、小林夏生選手の1年生コンビの活躍も光ります。サイドバックまたはFWのどちらでも存在感を増す三國スティビアエブス選手は、後半の切り札で起用されることも。堅い守備で立ち向かうであろう東海大学を、持ち前の技術、攻撃力でいかに崩すか注目です。

東海大学は3回戦で早い時間にゴールを重ね、勝負を決めました。準決勝も立ち上がりに課題のある順天堂大学を早い時間に攻め込む可能性があります。しかし順天堂大学も本大会に入ってからは守備力が安定し、やすやすとゴールを奪わせません。テクニックのある選手が多い順天堂大学に対し、東海大学がどれだけのチャンスをつくり、確実に仕留めるか。あるいは順天堂大学がどれだけ東海大学を圧倒するのか。注目の一戦となりそうです。

『#atarimaeni CUP サッカーができる当たり前に、ありがとう!』の準決勝は1月21日(木)に行われ、第1試合が11時から、第2試合が13時30分から開始します。無観客試合となりますが、試合の模様はYouTube『全日本大学サッカー連盟公式チャンネル』でライブ配信予定です。

大会概要

大会期間:2021年1月6日(水)~2021年1月23日(土)

大会情報はこちら

全日本大学サッカー連盟公式Twitter(@jufa_soccer)では、当日試合速報を行います。
また、公式 Instagram(jufa_japan)でも大会情報を配信中です。

大会日程、試合結果などは全日本大学サッカー連盟公式サイトをご確認ください。

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