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立川・府中、引退を表明したGK田中選手の先制点で快勝。名古屋は勝利で優勝に王手【Fリーグ2020-2021 ディビジョン1】

2021年01月26日

立川・府中、引退を表明したGK田中選手の先制点で快勝。名古屋は勝利で優勝に王手【Fリーグ2020-2021 ディビジョン1】

Fリーグ2020-2021 ディビジョン1の7試合が、1月20日(水)、23日(土)、24日(日)に各地で行われました。
ホーム最終戦を迎えた立川・府中アスレティックFCはY.S.C.C.横浜と対戦。この試合の数日前に、立川・府中のGK田中俊則選手が1月いっぱいでの引退を表明し、その田中選手がこの試合に先発GKとして出場しました。前週の試合でバサジィ大分に大敗した立川・府中と、F1残留を目指す横浜の対戦は、序盤から拮抗した展開を見せます。しかし12分、横浜のGK鈴木陽太選手がハーフウェーライン手前まで上がり放ったシュートを立川・府中のGK田中選手がキャッチし、自らライナー性のロングシュートを突き刺して先制に成功します。その2分後に1点を失い1対1の同点で第1ピリオドを折り返しますが、第2ピリオドでは立川・府中が試合巧者ぶりを発揮しました。30分には自陣から攻撃を組み立て、右サイドから上村充哉選手が勝ち越しゴール。つづく36分には高い位置でプレスを掛けボールを奪った酒井遼太郎選手が追加点を挙げ、横浜を突き放します。2点を追う横浜はパワープレーで反撃を狙いますが、終了間際にパワープレー返しで得点を挙げた立川・府中が4対1で横浜を下しました。
優勝の可能性を残す2位・ペスカドーラ町田と3位・バサジィ大分の対戦は、激しい打ち合いとなりました。町田のクレパウジ ヴィニシウス選手がFリーグ通算298ゴール目を挙げ、通算得点ランキング単独1位に躍り出る活躍を見せましたが、どちらも譲らない攻防戦は決着がつかず、5対5で試合終了。首位の名古屋オーシャンズはバルドラール浦安を下し、勝点を48に伸ばしました。この結果により、最短で今週30日(土)に名古屋の優勝が決定します。

監督・選手コメント

田中俊則 選手(立川・府中アスレティックFC)
先制点を挙げたことは「持ってるな」と思いました。ただ、試合は続いていたのでしっかりと切り替えました。その中で失点をしたことが悔やまれますが、最後までこのピッチでしっかり試合をやり切って楽しもう、という気持ちでプレーをしました。1月いっぱいで引退をするのであと1試合ですが、ちょうど31日が試合なので最終日までプレーができます。14年のFリーガー人生では怪我も多く、色々なことがありましたが、何よりも先輩や後輩、色々な人とご縁があったことが一番の思い出で財産です。選手でいられて本当によかったです。今、子どもと接する仕事をしています。これからは子どもたちがいい人生を歩めるように、当たり前のことではありますが友達や両親に感謝すること、選手経験で得たことを伝えていけるような人生を進んでいきたいと思います。

北野聖夜 選手(Y.S.C.C.横浜)
第1ピリオドでは先制はされましたがセットプレーから得点し、これまでの横浜とは違って追いつく形で終わることができました。ですが、第2ピリオドではちょっとしたズレから失点してしまい、自分たちの時間もなかなか作れずに立川・府中にゲームを支配され、前に出ていこうと思っても相手がピヴォを使うなど、うまく時間を消費されてしまいました。そういった局面での戦い方、自分たちが攻めている時に敵陣にいる時間を長くすることが必要だったと思います。対戦相手には、Fリーグ選抜の同期である新井裕生がいました。あまり同じ時間にピッチには立ちませんでしたが、彼は100%に近いくらいにボールを収めていました。周りともしっかり連係を取っていますし、あれだけピヴォに収まれば押し返すのも厳しいです。対戦相手ではありますが、すごく活躍しているな、と思いました。F選抜では同じセットで頼りっぱなしだったので、そういった差を感じました。F選抜出身選手の中でも僕は最下位のチームにいるので、もっと頑張っていかないといけないと思います。

Fリーグ2020-2021 ディビジョン1

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