Ｆリーグ2020-2021 ディビジョン1の7試合が、2月13日、14日に行われました。
リーグ戦最終週を翌週に控え、駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で行われたホーム&アウェイ共同開催では、各試合で熱戦が繰り広げられました。

2試合を残し勝点を42まで伸ばしたバサジィ大分は、13日にバルドラール浦安と対戦しました。1巡目では3点をリードしながらも追いつかれ、引き分けで試合を終えた大分にとって、浦安は警戒すべき対戦相手。しかし、序盤から拮抗した展開が続くと、第1ピリオド中盤に浦安のセットプレーから長坂拓海選手に先制点を許し、1点を追う展開となります。大分はその直後、小門勇太選手との連係から森洸選手がゴールし同点に追いつき、セットプレーを得るとタイムアウトを取ります。ここで伊藤雅範監督が「自分たちに余裕があるような試合をせず、もっと走ってもっと戦え」と発破をかけます。タイムアウト明けにはフリーキックから森選手が勝ち越しゴールを挙げ、第1ピリオド終盤には瀧澤太将選手が左足でシュートを突き刺し流れを引き寄せた大分。第2ピリオドも勢いは止まらず開始わずか24秒で追加点を挙げ、その後もコンスタントに得点を重ねます。一方、退場者を出し、さらに厳しい状況となった浦安は、加藤竜馬選手をGKにパワープレーを開始。しかし、落ち着いた守備を見せる大分がパワープレー返しでも得点し、9-1で大勝を収めました。この結果、大分の2020-2021シーズン準優勝が決まりました。敗れた浦安は翌14日にシュライカー大阪と対戦しました。前日の大敗を払拭するような粘りを見せ、キャプテン・加藤竜馬選手のハットトリックもあり、4-3で勝利を収めています。

既に優勝を決めている名古屋オーシャンズは、今季唯一黒星を喫した湘南ベルマーレと対戦しました。戦前の予想通り、攻守の切り替えの激しい熱戦となり、4-４の引き分けで試合を終えました。両チームとも翌日も試合に臨み、連戦の疲労を感じさせないプレーで勝利を収めています。

いよいよリーグ戦最終週を迎える今季のＦリーグ ディビジョン1。2月20日(土)の19時にキックオフする「ペスカドーラ町田対立川・府中アスレティックFC」戦のABEMAでの生中継には、昨シーズン現役を引退した元プロサッカー選手、中村憲剛さんがゲスト解説として出演します。

監督・選手コメント

伊藤雅範 監督（バサジィ大分）
スコアほどの差があるゲームではありませんでした。小さな差が、最後に相手がパワープレーという勝負に出たところで大きな差につながったと思います。2位は最低限の結果だと思っています。まだ来週1試合あるので、しっかりと戦って全日本フットサル選手権につなげていきたいです。21日のシュライカー大阪戦では、普段は出場時間の少ない選手を起用して、勝利を目指したいと思います。

小宮山友祐 監督（バルドラール浦安）
（前日の大敗からの勝利は）最初から最後まで選手たちが戦う気持ちを全面に出してプレーしてくれた結果だと思います。大敗して自分たちの不甲斐なさを感じました。観客の方々や支えてくださっている方々にはプレーと結果でしか証明することができないと信じているので、勝利を収めることができて心からよかったと思っています。選手たちが本当にがんばってくれました。20日のボルクバレット北九州戦では、今シーズン、一戦一戦積み重ねてきたものを多くの方々の前で表現するということが我々の一番の目的です。なおかつ結果を求めるというところにフォーカスして、最終戦に向けて取り組んでいきたいと思います。

瀧澤太将 選手（バサジィ大分）
2ゴールとも苦手な左足ではありましたが、振りぬくことができてよかったです。チームは毎試合、勝利することを目標にしています。21日のリーグ最終戦、シュライカー大阪戦もしっかり戦い勝利を届けたいと思います。

加藤竜馬 選手（バルドラール浦安）
チームが苦しい状況の中、結果を出さないといけない立場なので、3点取ることができよかったと思います。前日に悔しい大敗をしましたが、2戦目で勝利したことで次につながる結果を残せたので、20日のボルクバレット北九州戦に向けてしっかりと取り組んでいきたいと思います。

Ｆリーグ2020-2021 ディビジョン1

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