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青森山田が横浜FMを破り、開幕4連勝を達成! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2021第4節

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2021年04月26日

青森山田が横浜FMを破り、開幕4連勝を達成! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ2021第4節

高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2021 EASTの第4節が4月24日(土)、25日(日)に行われ、浦和駒場スタジアムなどで5試合が開催されました。

ピックアップマッチ

横浜F・マリノスユース 1-4(前半0-2、後半1-2)青森山田高校

セレッソ大阪のアカデミーなどを指導してきた大熊裕司新監督が今季から指揮を執る横浜F・マリノスユース(神奈川)は、ここまで1勝1分1敗と五分の戦績。トップチームのホームスタジアムである日産スタジアムに隣接する日産フィールド小机にて、ここまで3戦全勝の青森山田高校(青森)を迎え撃ちました。

しかし、大熊監督が「まず勢いを持って出てくる相手に対し、受け身で試合に入ってしまったことが大きな問題でした」と試合後に悔しんだように、序盤から激しい守備から素早くゴール前へと向かっていく青森山田に対し、横浜FMが攻守両面で後手に回る展開となりました。

青森山田は開始早々の6分にMF松木玖生選手(#10)が左足のミドルシュートを突き刺して先制点を奪うと、その後も相手を深い位置まで押し込むことで頻繁に得られるスローインの機会を活用し、DF多久島良紀選手(#3)のロングスローを有効に使ってチャンスをつくります。27分にはその多久島選手のロングスローからニアサイドの空中戦でDF三輪椋平選手(#4)が競り勝つと、ファーの松木選手が押し込んで2点目を奪い取ります。

横浜FMもGK木村凌也選手(#1)のビッグセーブなどで危うい時間帯をやり過ごすと、徐々に反撃を開始しましたが、最大の決定機でMF佐藤未来也選手(#15)のシュートがゴールポストを直撃してゴールは奪えません。逆に後半に入った57分、ゴール前のこぼれ球をMF田澤夢積選手(#16)に押し込まれ、0-3とリードを広げられてしまいます。

その中で63分、交代出場だったMF松村晃助選手(#27)がオウンゴールを誘発して横浜FMが1点を返しましたが、反撃もここまで。86分には逆に青森山田のMF本田真斗選手(#8)に追加点を許し、1-4で試合終了となりました。

青森山田の黒田剛監督は「前半は0-0でもいいという考え方で試合に入ったが、早い時間帯に点を取れたことが大きかった」とした上で、「チームコンセプトを徹底して戦ってくれた。特にディフェンス陣には、昨年先発で試合に出ていた選手がおらず、シーズン前は心配している部分もあったが、非常によくなっている」と選手たちの奮戦を讃えました。

一方、敗れた横浜FMの大熊監督は「選手たちはかなり成長しているとも感じているが、戦うところ、ゴール前での執着心といったサッカー選手としての基本的な部分がまだまだ欠けているとも感じている。リーグを戦う中でもっと改善していきたい」と語り、次の試合に向けて気持ちを切り替えていました。

監督・選手コメント

大熊裕司 監督(横浜F・マリノスユース)
やられるならこういう流れではないかと懸念していたとおりにやられてしまいました。前半の入りのところで相手の勢いに対して受けに回ってしまっていたと感じます。攻撃では良いところにボールが入ってもそこでミスが出てしまうことが多すぎましたし、ゴールに向かう姿勢そのものも不足していました。

MF #27 松村晃助 選手(横浜F・マリノスユース)
初めて試合に出ることができたので、(交代出場を告げられたときは)出られなかったときの悔しさをプレーに出してやろうと思っていました。前半からお互いにロングボールが多くなって間延びしているなと感じていたので、間で受けて、相手のプレッシャーに対して、タイミングを外したり緩急をつけたりできればと思っていました。

黒田剛 監督(青森山田高校)
シーズン前の準備段階からディフェンスの部分をずっと修正してきたのですが、その成果は出て来ていると感じています。フィジカルトレーニングには力を入れていますし、当たり負けはしないつもりですし、相手の攻撃を潰すところはできていたと思います。技術に関しては相手が上かもしれませんが、強さやスピード、メンタルも含めてトータルで相手を上回ることを意識しています。

MF #10 松木玖生 選手(青森山田高校)
セットプレーで相手を上回れるという分析結果をスタッフからもらっていたので、セットプレーで点を奪うところは試合前から意識していました。(リーグ戦4連勝だが)ここまでうまくいき過ぎていると感じているところもあるので、うまく自信にしながらも、過信にはならないようにしていきたいと思っています。

その他の試合結果

大宮アルディージャU18 1-0(前半1-0、後半0-0)FC東京U-18
浦和レッドダイヤモンズユース 0-3(前半0-1、後半0-2)清水エスパルスユース
市立船橋高校 0-1(前半0-0、後半0-1)横浜FCユース
柏レイソルU-18 1-1(前半0-1、後半1-0)流通経済大学付属柏高校

大宮アルディージャU18(埼玉)は前半アディショナルタイムに生まれたDF大井勇人選手(#3)のゴールでFC東京U-18(東京)を下しました。開幕から3連勝中の清水エスパルスユース(静岡)は28分にFW千葉寛汰選手(#9)のゴールで先制すると、その後もゴールを重ね、3-0で浦和レッドダイヤモンズユース(埼玉)を破りました。市立船橋高校(千葉)と横浜FCユース(神奈川)の一戦は、互いにスコアレスで迎えた試合終了間際にFW原大貴選手(#9)が得点を決め、横浜FCが勝利しました。柏レイソルU-18(千葉)と流通経済大学付属柏高校(千葉)による“柏ダービー”は、前半に流経大柏が先制するも、後半に柏が追いつき、勝点1を分け合う結果となりました。

大会期間:2021年4月3日(土)~2021年12月5日(日)

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