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開幕に向けて会見を実施 天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会
2021年05月20日
天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会が、開幕します。5月19日(水)にはオンラインにて会見が行われました。
昨年度の大会は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、大幅なレギュレーションの変更を余儀なくされました。開幕も9月にずれ込みましたが、今年は5月22日(土)、23日(日)に1回戦が行われ、大会の幕が上がります。
大会はノックアウト方式で行われ、5月9日(日)までに出そろった都道府県代表チームとアマチュアシードのヴェルスパ大分、さらにJ2の4クラブが1回戦を戦います。6月9日(水)と同16日(水)に行われる2回戦までに、前回大会では上位チームしか出場できなかったJ1とJ2の全チームが登場します。7月上旬に3回戦、8月半ばにラウンド16を行い、再び準々決勝以降の組み合わせ抽選を行います。
会見では、田嶋幸三会長が挨拶。47都道府県の予選が無事に運営されたことに感謝しつつ、「安全に安心してサッカーのプレーと応援ができる環境をつくっていきたい」と、多くの制限がある中での円滑な大会運営を約束しました。
前回大会で初優勝を果たし、5月16日(日)に優勝杯の返還式を行った川崎フロンターレの谷口彰悟キャプテンと、その決勝を最後に引退した中村憲剛さんもオンラインで参加。初めて決勝に進んだ第96回大会で、鹿島アントラーズに負けた反省を生かして現在の強いチームが生まれたと振り返り、「一戦一戦大事に戦いながら、頑張っていきたいと思う」(谷口選手)と、連覇への意気込みを語りました。
負ければ終わりのトーナメント形式で、1回戦から熱いゲームが続きます。選手たちの奮闘に、ぜひご注目ください。
コメント
田嶋幸三 会長
天皇杯の歴史が私たちJFAの歴史と言っても過言ではありません。今年は101回目の新たなスタートになると思っております。新型コロナウイルスの感染が継続している中で、しっかりした予選、大会運営をしてくださった47都道府県のサッカー協会、関係者、ボランティアの皆さんに感謝したいと思います。この大会が素晴らしい大会になるよう、全力でサポートし、運営していきます。皆さんと一緒に素晴らしい大会にしていきます。
須原清貴 天皇杯実施委員会委員長
今回も1回戦から注目カードがそろいました。天皇杯の醍醐味でもあるカテゴリーの異なるチーム同士の対戦もありますが、地域リーグ所属同士や大学生同士の対戦でも、舞台が変わって異なる緊張感が出てくるのが天皇杯の面白さです。この厳しい環境でもスポーツ活動を継続できるのは、支えてくださる関係者や最前線で日々奮闘している医療従事者、各地域でクラブやチームを応援くださるファン・サポーターの方々のおかげです。皆さんの安全・安心を最優先し、しっかりした予防対策を講じながら、今大会のスローガンでもある「新時代」を築いていきます。
谷口彰悟 選手(川崎フロンターレ)
全カテゴリーが集う大会はすごく面白いし、真の日本一を決めるのが天皇杯だと思っているので、毎回楽しみな気持ちで戦ってきました。サッカーをしている人にとって、元日の決勝は憧れだと思います。あの決勝を味わうと、もう一度勝ち進みたいという気持ちになります。これまで達成したクラブに肩を並べられるように、国内3冠を成し遂げたいとの気持ちも強くあります。そのために一戦一戦を大事に、総力戦で戦いながら、決勝を戦って優勝杯を掲げたいと思っています。
中村憲剛 さん(川崎フロンターレ リレーションズ オーガナイザー)
天皇杯はすごく歴史がある大会で、小さい頃からテレビでずっと見ていました。自分がJリーグ選手になって参加する側になり、すごく新鮮な気持ちで臨みましたし、プロの経験を重ねるにつれ、大会の重みや格式の高さを感じていました。今年の元日には天皇杯を獲得して選手を終わることができました。引退する最後の試合で優勝を経験できる選手はそう多くないと思うので、最高でした。だからクラブの後輩たちには感謝していますし、リーグ戦とは別物となる歩みを、谷口キャプテンを先頭に歩んでいってほしいと思います。
【1回戦】5月22日(土)、23日(日)[予備日:5月24日(月)]
【2回戦】6月9日(水)、16日(水)
【3回戦】7月7日(水)[予備日:7月14日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】8月18日(水)[予備日:10月13日(水)]