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2021年度 A級U-15コーチ養成講習会(1コース前期) 開催報告
2021年05月21日
5月10日(月)から15日(土)の日程で今年度のA級U-15養成講習会の1コース前期が静岡・時之栖裾野スポーツセンターで開催されました。緊急事態宣言が発出されている都府県に在住の受講生については、集合時に抗原検査を実施してから講習会に参加していただき、手指の消毒や検温はもちろん、食事や宿泊についても施設にご協力、ご対応していただき、新型コロナウイルス感染防止対策を講じた上で開催しました。
U-15年代選手の指導のスペシャリストの育成と、この年代のゲーム・トレーニング環境を充実させるために地域のリーダーとなる人材を養成することを目的とし、この年代に携わる指導者が全国から集まり、指導実践や講義の中でさまざまな意見や情報の交換、共有をすることができ、充実した5泊6日を過ごすことができました。
コメント
福本琢也 さん(つくばFC)
まずは、このコロナ禍でライセンス講習会を開催するために尽力していただいた方に感謝を申し上げます。とにかく、徹底した感染症対策で安心して6日間を過ごすことが出来ました。食事中の会話、部屋で集まってのミーティングなど普段のライセンス講習会で行っていたことが行えないという事はありました。しかしその分、講義であったり、指導実践の中での選手役としてお互いにコミュニケーションをとったり、実践後のディスカッションでは活発な意見交換があり、充実した内容となりました。指導実践では、多くの課題が出ました。中期に向けて、参加者全員レベルアップしてくるでしょう。切磋琢磨して、自チームはもちろん、地域のサッカーに還元していきたいです。
野原克洋 さん(大垣市立星和中学校)
「どんな選手を育てたいか」をインストラクターからの話を聞く中で、改めて自分の指導を見つめなおし、指導実践を行いました。2人1組で議論しながらトレーニングを考えることは大変でしたが、お互いの考えを聞く中で新たな気づきもあり、充実した時間が過ごせました。U15年代の育成ということに重点を置き、選手に与える基準、コーチングの言葉、オーガナイズなど考え直す視点がたくさん見つかりました。また、コロナウイルスの感染対策をしてこのコースを支えてくださったスタッフの方々には本当に感謝です。今回の実践を活かし、さらなるレベルアップに努めたいです。
込山和樹 さん(SOLTILO CHIBA FC U-15)
さまざまな地域の指導者が集まり前期6日間の講習がスタートしました。指導実践では、インストラクターや、実際にプレーした受講者の皆さんからアドバイスを頂き、それを整理する事で成長に繋げています。講義では、プレーヤーズファーストのゲーム環境作り、育成コンセプト、指導者の役割などさまざまな視点から学んでいます。間の学習を含めた1年間で自らの価値観を1度見直し、自己研鑽に努めたいと思います。
今後の日本サッカー発展に少しでも貢献することを目標に今後の講習会にも臨んでいきます。
平沼貴文 さん(大田区立志茂田中学校)
指導実践では、自らが選手役となり、互いにコーチングを体感しながら、ディスカッションを通じて多くの気づきと学びを得ることができました。ゲーム中の現象に対し、基準を提示し、原理原則に基づいて選手の判断を促し、意識に働きかけ、プレー改善をジャッジする。伝える力や分析する力の重要性を感じました。日本が世界を目指すにあたりU15年代の指導者としての「基準」を改めて提示していただいたように感じています。中期、後期に向けて、自分自身が日常から一層努力し続けていかなければと強く感じました。